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2025-10-25 02:30:00
- 出社回帰の波が押し寄せるにつれて、オフィスでのドレスコードは変化している。
- 男性の服装は従来のスーツにネクタイから、ゆるく、よりカジュアルな服装に取って代わられている。
- 「スマートカジュアル」は多くのアメリカ企業で新たなドレスコードとなっている。
出社回帰の時代において、働く人たちは在宅勤務で培った快適さをそのままオフィスに持ち込もうとしている。
アイロンのかかったスーツとネクタイの時代は終わった。新しいオフィスの制服は、ルルレモン(Lululemon)のパンツと古着のブレザーの組み合わせかもしれない。
「アメリカ企業の大半は、服装指定を完全に失くすか、非常に緩やかなドレスコードに切り替えている」と、アリゾナ州スコッツデールの不動産エージェントで、TikTokで約27万人のフォロワーを持つスタイル系コンテンツクリエイターのブレイロン・ハンソン氏は述べた。「ほとんどの人は、仕事のために完全にフォーマルな服装をする必要がなくなっている」
この記事では、出社回帰時代において、男性のオフィスファッションがいかに快適さにシフトしてきたかを紹介する。
「かっちりしたスーツ」という古い基準は消え去った

例えば、ビジネスマンの古い写真やアメリカのテレビドラマ「マッドメン(Madmen)」のエピソードからは、かつて男性がオフィスに着ていくべき標準的な制服はウールやツイードで作られたきちんとしたスーツだった。
しかし、こうした服装のスタイル自体は、そのシルエットと洗練された美的感覚から、現代にも通用するかもしれないが、糊付けやドライクリーニング、アイロンがけといった手入れは、今日の人々の忙しさにはそぐわない可能性があるとハンソン氏は述べた。
「見た目は素晴らしい。非常にシャープだ」とハンソン氏は語る。「しかし、それを毎日やるのは今では気が狂っているように思える」
こうした伝統的なスタイルは動きにくいうえに、毎日続けるのは難しいと彼は付け加えた。
その代わりにポストコロナ時代には、洗練された快適さこそが重要なのだ

コロナ禍の間に多くの組織がリモートワークに移行したことで、オフィススタイルは在宅勤務用の部屋着が主流になっていた。
現在、一部の企業が従業員に出社回帰を促す中、彼らはオフィスでもその快適さを維持しようとしている。
「多くの男性がフォーマルなパンツではなく、ルルレモンのアンチ・ボール・クラッシング(ABC)パンツのような、軽量でストレッチ性のある素材をオフィス着に取り入れている」と、マーケティングマネージャーで、プラスサイズファッションのコンテンツクリエイターであり、TikTokで約20万人のフォロワーに向けて男性向けスタイルアドバイスを発信するカイル・プレッツラフ氏は述べた。
緩やかな定義の「スマートカジュアル」が新たなオフィスのドレスコードに

「スマートカジュアル」な制服は、プリーツパンツ、ゆったりしたニットポロシャツ、そして裸足で履けるローファーといったコーディネートのようだと、ニューヨークを拠点とするファッションコンテンツクリエイターのウィンストン・ジョーンズ氏は述べた。
「それは依然としてクラシックな男性のオフィスウェアの範疇にあるが、少しエッジや華やかさ、スパイスをプラスアルファとして加えているのだ」と、TikTokで22万人以上のフォロワーを持つジョーンズ氏はBusiness Insiderに語った。
ハンソン氏にとって、スマートカジュアルは上質な白いTシャツとワイドレッグパンツに、スニーカーや快適なローファーと合わせることを意味することもある。
「金曜日に限定されていたカジュアルな服装は毎日の常識になった」と彼は述べた。
スーツは、仕立てこそが王道である

スーツは依然として仕事用のワードローブにおいて重要な存在である。実際、スーツの快適さの追求が仕立ての発展を進め、男性が見た目も気分も最高だと感じられる、信頼できるクローゼットのラインナップを作っているとジョーンズ氏は述べた。
「仕立ては人々に快適さと一貫性の感覚を与える。特に、自由があまりにも多すぎて、それが逆に何か決断を下すことをためらわせてしまう場合にはなおさらだ」と彼は語った。
「良いスーツに最初の投資をすれば、毎日ちょっとした調整を加えるだけで何度も着回すことができる。だから決断疲れを解消してくれるのだ」とジョーンズ氏は付け加えた。
新しい、よりゆったりとしたシルエットもオフィス空間に入り込んでいる

在宅勤務時のスウェットパンツやパジャマに着想を得たワイドレッグパンツが、男性のファッションとして流行している。
「ゆったりとしたパンツが大きなトレンドだ」とハンソン氏は述べた。「アバクロンビー(Abercrombie)などで買えるような超ゆるゆるのパンツではなく、動きやすくて体の動きに沿うパンツだ」
このトレンドは、女性ファッションにおけるワイドレッグパンツの台頭とも呼応している。労働市場に参入するZ世代たちが、ミレニアル世代特有のスキニージーンズから離れて行きつつあるのだ。
「女性たちがやっていることは、『それが次の流行になる』と思っている」とジョーンズ氏は語った。「男性の流行は女性に比べて1~2年遅れていると思う」
かつては考えられなかった短パンも、オフィス着の選択肢に

夏の気温の中、男性たちはこれまで考えられなかったことを検討し始めている。それは短パンを履いてオフィスに行くことだ。
しかし、彼らが目指すスタイルは非常に具体的である——5インチ(約12.7cm)の短すぎる股下は絶対ダメだ。
「人々はテーラードの短パンを楽しんでいる」とプレッツラフ氏は述べ、夏に適した仕事着のインスピレーション源として、ドゥーキー(Doechii)の2025年メットガラでのルックに言及した。
ジョーンズ氏は次のように付け加えた。「適切な丈で、ワードローブの他のアイテムと適切にコーディネートすれば、短パンがオフィスでより当たり前のものになっていくと思う」
ポップカルチャーからインスピレーションを得る人もいる

「ポップカルチャーで起きていることは、たいていオフィスでも話題になっている」とハンソン氏は述べた。
例えば、ペドロ・パスカルのようなファッションアイコンや、FXの「ザ・ベアー 料理人のレシピ」でのジェレミー・アレン・ホワイトの代表的な装いの影響で、パリッとした白いTシャツが今最も注目されるルックとして勢いを増している。
「彼らが多くの男性に、高価でフィット感の良いTシャツを紹介してくれたことには感謝している。特にオフィスにおいては、本当に洗練された上質なTシャツが良く似合うと思うからだ——おそらく高すぎる値段だとしても」とプレッツラフ氏は語った。「私はそれをパンツにタックインして、良い靴とベルトを合わせるのが大好きだ」
ネクタイの出番が少なくなる中、他のアクセサリーは台頭している

オフィスで快適に感じるための一つには、自分の個人的なスタイルを表現する自信を持つことだとプレッツラフ氏は述べた。
一部の職場のドレスコードが緩和されるにつれ、より多くの男性が、スカーフ、ベルト、メガネなどのアクセサリーを通じて、プライベートでの個性をオフィスコーディネートに取り入れることに勤しんでいる。
男性たちは「アクセサリーによって徐々に新しく、大胆なオフィスコーデの領域に踏み込もうとしている」とジョーンズ氏は語った。
「オフィスでメガネを着用して、さまざまな色や奇抜な形を取り入れることは、今後ずっとおすすめとされるだろう。なぜなら、それは人と接する場面で目に付きやすく、かっこいい服装やアクセサリーで打ち解けるきっかけを作りやすいからだ」と彼は述べた。
出社回帰とZ世代の労働市場に参入が、オフィスでの新しいファッションを高めるかもしれない

近年、文化の分野にも保守主義が勢いを増しているものの、男性のオフィスファッションがすぐにスリーピーススーツに戻ることはないだろう。
「そのような揺り戻しが起きたら狂気の沙汰だ」とハンソン氏は述べた。「以前は誰もがそう感じていたと思う——あれほど着飾って不快な思いをしたくないと」
そして、たとえ職場でもっとフォーマルな服装を求める動きが強くなっても、男性は個人的なスタイルを控えめに示すアクセサリーを取り入れ続けるかもしれないとジョーンズ氏は語った。
「おしゃれをしたいという気持ちは、必ずしも他人に感銘を与えるためではなく、さまざまな着こなしを取り入れることで、自分のストーリーを他の人に見てもらうためなのだ」と彼は述べた。
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