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2025-03-24 02:00:00
- 音楽ライブは安定して成長しており、不況の間も持ちこたえることができている。
- ゴールドマン・サックスは、この業界が歴史的に見て不況に強い理由を5つ示した。
- 同行は、支出を切り詰めている場合でも、人々が音楽ライブを出かけていることを明らかにしている。
景気後退の話題が、ウォール街でますます広がっている。だが、たとえアメリカが本格的な不況に陥ったとしても、ある業界は安定して嵐を乗り切ることができる。それは、音楽ライブだ。
ゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)はそう述べ、音楽ライブをエンターテイメントの他の形態よりも「不況に強い」と評価した。
1990年から30年以上、音楽ライブ業界は景気後退期に平均7.3%の成長を見せ、エンターテイメントの他の分野をしのいでいることを同行は明らかにした。

さらに、1990年以降、ライブエンターテイメントへの支出は735%急騰している。これはエンターテイメントにおける他のあらゆる形態、例えば、ギャンブル、スポーツ、劇場などをしのいでいるとゴールドマン・サックスは政府支出データを分析して示した。
「歴史的に見て、音楽ライブ業界は経済が不安定な時期にも、比較的強い回復力を示している」とスティーブン・ラシュチク(Stephen Laszczyk)率いるストラテジスト・チームは3月17日、顧客へのメモに書いた。
ゴールドマン・サックスは、音楽ライブが特に不況に強い理由を5つ挙げている。
1. 確立された業界である
過去30年で、音楽ライブ市場はニッチからメインストリームへと成長し、不況時にも音楽業界を支えてきた。
カスタム・マーケット・インサイツ(Custom Market Insights)によると、音楽ライブの世界市場規模は2024年、約348億ドル(約5兆1800億円)に達しており、今後10年間で625億ドル(約9兆3000億円)まで成長すると予想されている。
「比較的小規模な基盤から成長したことと、長年にわたり発展してきた強力で長期的追い風が相まって、個人消費が落ち込んでいる時期の影響を受けない複利的な収益成長を後押しした」とゴールドマン・は述べた。
2. 大規模な二次市場が存在し、公式のチケット販売者への悪影響が少ない
コンサートのチケットには巨大なリセール市場が存在し、市場を個人消費の落ち込みから保護している。
2019年、チケット転売業者は音楽イベント大手のライブネーション(Live Nation)の公演で、13億ドル(約1934億900万円)の利益を上げたと推定されている。
「我々はこの利益のプールを、個人消費の落ち込みを吸収する緩衝材だと見ている。例えば、不況の場合、二次市場が限界需要に対する圧力の大部分を吸収し、音楽ライブ業界の基礎的な収益性を保護することが期待される」とゴールドマンのアナリストは述べている。
3. 音楽ライブがグローバルになっている
音楽ライブは、ヨーロッパや北アメリカを大きく超え、今やコンサートの世界需要の大部分をラテン・アメリカやアジアが占めるようになった。この広がりが、アメリカ経済があまり良くない時にも、業界を守っている。
4. 比較的価値あるものを提供している
チケットの価格は過去数十年、インフレ率を超えるペースで上がっているが、コンサートは依然として、他のライブエンターテイメントの形態と比べ、まだ比較的安い。
ライブネーションのトップ100のコンサートの平均価格は2022年、約106ドル(約1万5800円)前後だった。それでも、平均約258ドル[約3万8000円]だったナショナル・フットボール・リーグ(NFL)の試合のチケットや、ブロードウェイ(Broadway)のショーのチケットの平均約133ドル[約1万9800円]よりも安いとゴールドマンの分析は示している。

「コンサートの相対的な手頃さ(と価値)が、エンターテイメントの他の高価格形態に比べ、音楽ライブを不況に強いものにしていると我々は考えている」と同行は書いている。
5. 消費者は支出を切り詰めていても、音楽ライブを優先している
消費者はコンサート体験を諦められないようだ。たとえ、財布の紐を固くしなければならないプレッシャーがある時であっても。
支出を減らさなければならない時に、最初に音楽ライブ・イベントを控えると述べた人は、わずか6%だった。一方、ギャンブルは67%、スポーツ・イベントでは28%だったことが、2019年のライブネーションの調査で分かった。

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