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2024-01-31 02:00:00
恒大集団は中国第2位の不動産デベロッパーだ。
ノエル・セリス/ゲッティイメージズ
- 深圳を拠点とする中国最大級の不動産デベロッパーである恒大集団は、3000億ドルの負債を抱えている。
- これは現在、世界のどの企業よりも大きな負債だ。
- もし恒大集団がデフォルト(債務不履行)に陥れば、その破綻は中国経済に衝撃を与えるとアナリストは懸念している。
香港の裁判所は2024年1月29日、かつて売上高で中国第2位の不動産デベロッパーだった恒大集団(エバーグランデ)に対し、清算を命じた。
同社は数百の銀行や金融会社からの3000億ドル(約44兆2000億円)の融資を受けていたが、2021年9月にそれが返済できなくなったことを明らかにしていた。今回の清算命令は、同社にとって2年にわたる危機の終結を意味する。
アナリストたちは、経営難に陥ったこの巨大不動産会社の破綻が、すでに失速している中国経済全体に衝撃を与え、外資系企業さえも不安定にさせる可能性があると長い間懸念していた。当時の専門家は、これを中国の「リーマン・ショック」と呼んだ。
中国の不動産業者として一時代を築いた恒大集団の規模を理解するために、統計情報や比較資料をまとめた。
1.恒大集団は中国で1300以上の不動産プロジェクトを手掛けている

中国東部の江蘇省で恒大集団が開発した集合住宅。
STR/ゲッティイメージズ
公式サイトによると、恒大集団は中国全土で1300以上のプロジェクトを手掛けている。その多くは、上の写真のように大規模な集合住宅だ。
2.恒大集団は3000億ドルの負債を抱えており、これは世界のどの企業よりも多い

北京で恒大集団が建設した集合住宅の入り口に掲げられた「恒大」の看板。2021年9月22日撮影。
アンドレア・ヴェルデッリ/ゲッティイメージズ
恒大集団が債務不履行に陥った2021年には、3000億ドルの負債があると見積もられていた。
これは、ベトナム(1440億ドル)、フィリピン(1180億ドル)、カンボジア(224億ドル)、ラオス(102億ドル)の負債をすべて合わせた額よりも大きい。
同社は当初、230億ドルの債務返済計画によって破綻を食い止めようとしたが、2023年9月に創業者のホイ・カ・ヤンが逮捕されたことでそれができなくなった。
現在、同社が清算すべき資産は2400億ドルに上るとみられているが、民間および政府部門に多くの債権者がいるため、どのようなプロセスで清算が行われるのかは明らかになっていない。
3.少なくとも1200万人の住宅所有者が、恒大集団が建設した物件に住んでいた

中国南部の広東省広州市で恒大集団が建設した集合住宅。
ノエル・セリス/ゲッティイメージズ
公式サイトによると、恒大集団は中国全土の280都市でプロジェクトを展開し、1200万人以上に住宅を提供してきたという。
つまり、ギリシャ(人口1040万人)、ポルトガル(1010万人)、キューバ(1130万人)、スウェーデン(1010万人)などの全国民よりも多くの人々が、恒大集団の物件に住んでいることになる。
4.恒大集団はマンハッタンの面積の倍以上の土地を管理している

広東省広州市で建設が進む「広州恒大サッカースタジアム」。
STR/-(ゲッティイメージズ経由)
2021年2月の発表によると、恒大集団は面積約680平方kmの土地で契約を結んでおり、そのうち130平方キロメートルを開発している。これに対し、マンハッタンの総面積は約60平方kmだ。
5.恒大集団は間接的に380万人の雇用に貢献した

2021年9月15日、中国南東部の深圳にある恒大集団本社ビルに集まる人々。この時同社は、前例のない困難に直面しているとしながらも、破綻しそうだという噂を否定した。
ノエル・セリス/-、ゲッティイメージズ経由
恒大集団の従業員数は約20万人だが、間接的に年間380万人の雇用を創出したという。
これは、ロサンゼルス市(2022年時点で人口 382万人)、あるいはコネチカット州(人口360万人)の全人口に相当する。
6.恒大集団の負債額は、中国のGDPの1.6%に相当する

中国東部、浙江省杭州市で恒大集団が手掛ける工事現場の様子。
Long Wei/Costfoto/Barcroft Media via Getty Images
中国の国内総生産(GDP)17兆9000億ドル(約2640兆円)の1.6%に相当する恒大集団の負債(3000億ドル)は、以下のどの国のGDPよりも大きい。フィンランド(2822億ドル)、ニュージーランド(2481億ドル)、カタール(2363億ドル)、ハンガリー(1773億ドル)。
恒大集団は2年前に住宅所有者から激しく非難され、信用を失った

中国中部の湖北省武漢で、恒大集団が建設中の集合住宅。2023年9月28日撮影。
STR/-(ゲッティイメージズ経由)
同社の破綻は、恒大集団から建設前のマンションを購入した人々にとって、より深刻な問題となっている。
同社は中国の大都市でわずかなプロジェクトを継続していたが、もはや行き詰まっていることは明らかだった。
多くの住宅が未完成のまま購入者に引き渡され、その建物の状態に関するソーシャルメディアへの投稿が、今でも頻繁に拡散されている。例えば、凹凸のタイルやガラスのない窓、扉のないキャビネットなど、室内の不完全な仕上げを見せる投稿だ。
特に話題となった投稿では、エレベーターホールが建設資材で埋め尽くされ、配線が天井から突き出し、エレベーターには階数を表示するディスプレイもないという湖南省の不動産が紹介されていた。
#中国恒大集団に香港高裁が清算命令写真とデータで見るその事業と負債の大きさ #Business #Insider #Japan

