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英ウェス・ストリーティング国防相、ロシア産ディーゼル輸入合意への反対を表明

ドナルド・トランプ米大統領がウラジーミル・プーチン露大統領との間でロシア産ディーゼル燃料の輸入合意に踏み切ったことを受け、英国のウェス・ストリーティング国防相は、英国政府はこの合意を支持しないと表明した。米国の政策転換とウクライナをめぐる米欧間の溝が鮮明になっている。…

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ドナルド・トランプ米大統領がウラジーミル・プーチン露大統領との間でロシア産ディーゼル燃料の輸入合意に踏み切ったことを受け、英国のウェス・ストリーティング国防相は、英国政府はこの合意を支持しないと表明した。米国の政策転換とウクライナをめぐる米欧間の溝が鮮明になっている。

トランプ大統領のロシア産ディーゼル輸入合意と米国の政策転換

ドナルド・トランプ米大統領は10月9日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領との間で、ロシアから大量のディーゼル燃料を輸入する合意に達したと発表した。これは、2022年のウクライナ侵攻以降、ロシア産エネルギーを世界市場から排除し続けてきた米国の方針を覆す政策転換となる。

トランプ大統領はホワイトハウスでの記者会見で、ロシアが「短期間のうちに」300万トンのディーゼル燃料を納入することになると述べ、これが「大きな取引だ」と強調してプーチン氏の名を挙げた。

米財務省は、2027年4月7日までの期限付きでロシア産石油制裁を一時的に解除する方針を示している。ロシア側もこの合意を公式に認め、米国や世界市場への石油・石油製品供給の用意があることを確認した。

英国防相ウェス・ストリーティングが示した反対姿勢と米英の外交的溝

ストリーティング国防相は、この合意が11月の選挙を控えた政治的圧力や生活費の高騰に対応する文脈で行われたものであると指摘しつつ、米国や同盟国はロシアへの圧力を強めて戦争を早期に短縮させ、ウクライナの自由を確保することに注力すべきだと主張した。

ウェス・ストリーティング国防相はSky Newsの放送で、「トランプ大統領とゼレンスキー大統領のやり取りに関して言えば、キエフとワシントンの間にこのような緊張が生じるのは今回が初めてではありません。この状況における我々のアプローチ、役割、責任は、友人たちを再び和解させるよう努めることです」と述べた。

一方でストリーティング氏は、ウクライナに対する米国の支援そのものが揺らいでいるわけではないと強調し、武器の供与や情報支援、外交的イニシアチブにおいて米国が果たしている役割は過小評価されるべきではないと付け加えている。

ゼレンスキー大統領の批判とトランプ大統領による新リーダー要求の発言

ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領は、この合意がモスクワに新たな軍事装備の資金調達を許し、戦争を継続させることになると批判した。

英ウェス・ストリーティング国防相、ロシア産ディーゼル輸入合意への反対を表明
写真:newarkadvertiser.co.uk

ゼレンスキー大統領は、トランプ大統領の合意はロシアの手に渡るものであり、戦闘を長引かせると強く非難した。

これに対しトランプ大統領は、ゼレンスキー氏がロシアとの戦争を終わらせるための合意をまとめることができていないとして、「新しい指導者を選ぶべき時だ」との見解を示した。ウクライナでは2022年の開戦以降、戒厳令の下で選挙が停止されている。

英ウェス・ストリーティング国防相、ロシア産ディーゼル輸入合意への反対を表明
写真:bbc.co.uk

トランプ大統領の発言に対し、保守党のケミ・ベイデノック党首は、ウクライナの未来を決める権利はウクライナ国民にのみあるとして、ロシアとの合意やウクライナ指導者に関するトランプ氏の発言を非難している。

また、ストリーティング英国防相は、どの指導者を選ぶかはウクライナ国民が決めるべき問題であるとしながらも、現在の危機において同国がゼレンスキー氏の能力や勇気、誠実さに支えられていることは幸運であると評価した。

燃料価格と専門家が指摘する実効性の限界

米国では高燃料価格がトランプ大統領や共和党にとって重荷となっており、今回の合意は燃料価格を引き下げる狙いがある。

執筆者について: nipponese

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