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米住宅ローン金利が約3年ぶり高水準に上昇し住宅市場が停滞

米国で住宅ローン金利が約3年ぶりの高水準に達し、住宅市場の停滞が鮮明になっています。住宅ローン大手フレディマックによると、30年固定金利は7.28%まで上昇しました。この金利上昇は購入者の購買力を低下させ、住宅購入の延期や借り換え需要の激減を招いています。…

米住宅ローン金利が約3年ぶり高水準に上昇し住宅市場が停滞

米国で住宅ローン金利が約3年ぶりの高水準に達し、住宅市場の停滞が鮮明になっています。住宅ローン大手フレディマックによると、30年固定金利は7.28%まで上昇しました。この金利上昇は購入者の購買力を低下させ、住宅購入の延期や借り換え需要の激減を招いています。

30年固定金利が7.28%へ急騰

2026年10月1日時点の報告によると、米国の平均的な長期住宅ローン金利は、過去数年間で最大規模の週次上昇を記録しました。フレディマックが発表したデータでは、ベンチマークとなる30年固定金利は前週の7.03%から7.28%へと跳ね上がりました。これは2023年11月下旬以来、約3年ぶりの高い水準です。1年前の金利は6.34%であり、この1年で借り入れコストは大幅に増加しています。

金利上昇の背景には、世界的な債券市場の売り圧力と、エネルギーコストの上昇に伴うインフレ懸念があります。特に、住宅ローン金利と連動性の高い10年物米国債利回りは、中東情勢の緊迫化による原油価格の上昇や財政赤字への懸念を背景に、2002年4月以来の水準となる5.34%に触れました。この金利上昇局面は6週連続で続いており、住宅購入を検討していた層にとって大きな逆風となっています。

米住宅ローン金利が約3年ぶり高水準に上昇し住宅市場が停滞
写真:finance.yahoo.com

住宅ローン申請件数の減少と借り換えの停滞

金利の高止まりは、すでに冷え込んでいた住宅市場にさらなる打撃を与えています。住宅ローン銀行協会(MBA)のデータによれば、住宅ローンの申請総数は前週比で4.2%減少しました。借り換え申請は前週比で8%減少し、1年前と比較すると56%も低い水準にあります。

金利がこれほど高い水準では、借り換えを検討する住宅所有者はほとんどいません。1年前と比べて金利が約1ポイント高い状況下で、借り換え申請は2025年以来の低水準となり、昨年の半分以下のペースに落ち込んでいます。 ジョエル・カン(MBAエコノミスト)

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また、住宅購入のための新規ローン申請も前週比で2%減少し、前年同期比で15%の落ち込みを見せています。カン氏は、連邦住宅局(FHA)の購入申請が6%減少するなど、あらゆるローンタイプで活動が鈍化していると指摘しました。

調整型住宅ローン(ARM)へのシフト

住宅購入のしやすさ(アフォーダビリティ)が悪化する中、一部の借り手は初期支払額を抑えるために、変動金利型の調整型住宅ローン(ARM)を選択しています。MBAの報告によると、ARMのシェアは先週10.3%で安定していました。パンデミック初期の金利記録更新時にはARMのシェアは3%未満でしたが、現在はより多くの借り手がリスクのある変動金利を選ばざるを得ない状況です。

米住宅ローン金利が約3年ぶり高水準に上昇し住宅市場が停滞
写真:realtor.com

一方で、フレディマックのチーフエコノミストであるサム・ケーター氏は、購入需要は比較的安定しており、買い手が変化する市場環境に適応している兆候だと述べています。しかし、Realtor.comのシニアエコノミストであるハンナ・ジョーンズ氏は、市場の厳しさを強調します。

9月の住宅データは、住宅価格の高さがもたらす圧力によって市場が完全に停滞していることを示しています。9月には全出品の20.8%が値下げを行っており、これは過去4年間で最大の割合です。 ハンナ・ジョーンズ(Realtor.com シニアエコノミスト)

米住宅ローン金利が約3年ぶり高水準に上昇し住宅市場が停滞
写真:abcnews.com

購入者への経済的影響と今後の見通し

今年2月下旬の低水準(5.98%)と比較すると、現在の金利上昇は約1.3パーセントポイントに達しています。この金利差は、40万ドルの住宅ローンを組む借り手にとって、月々の支払額を約276ドル押し上げる試算となります。この追加コストは、すでに高騰する住宅価格と相まって、一般家庭の購買力を制限しています。全米不動産協会(NAR)は、8月の既存住宅販売件数が前月比2%減の年率換算398万戸となり、過去1年以上で最も低い水準であることを報告しました。

上昇の勢いが弱まり始めている兆候かどうかを結論付けるのは時期尚早ですが、月曜日の長期金利の高値が9月30日の高値とほぼ一致したことは、いくぶん心強い材料です。これは一部のアナリストがモメンタムの変化を見極める際に注目する「ダブルトップ」の挙動です。 マシュー・グラハム(Mortgage News Daily チーフオペレーティングオフィサー)

執筆者について: nipponese

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