日本語版
最新ニュース
日本

神戸連続発砲事件、逮捕の元組長が住宅への発砲供述し県警が経緯調べる

神戸市中央区と兵庫区で2026年9月30日に発生した連続発砲事件で、殺人未遂容疑で逮捕された元暴力団組長の亀谷直人容疑者(79)が、2件目の現場となった住宅に向けて発砲したと供述していることが捜査関係者への取材で分かった。兵庫県警は同容疑者が車内で男性を撃った後、住宅の住人である会社役員も狙った可能性があるとみて経緯を調べている。 新神戸駅前での合流と車内での銃撃 読売新聞の報道によると、9月30日午後1時15分頃、神戸市中央区の路上で会社経営の赤田正行さん(58)が血を流して倒れ死亡しているのが見つかった。その約10分後の同30分頃には、南西約5キロ離れた兵庫区の会社役員宅付近で、別の男性(54)が脇腹付近に重傷を負っている。捜査関係者の調べに対し、亀谷容疑者は事件前にJR新神戸駅前で赤田さんと男性の2人と合流し、車で移動したと供述している。 中央区の現場付近で後部座席から助手席の赤田さんに向けて4回発砲して車から降ろした後、男性には兵庫区の会社役員宅までの運転を命じたという。到着後の車内で男性に1回発砲し、降車後には住宅に向けても発砲したと話している。神戸新聞社の取材では、亀谷容疑者の住居とされるマンションは新神戸駅から約400メートルの場所にあることが報じられている。 写真:神戸新聞 防犯カメラが捉えた住宅への突入と発砲 MBSニュースなどの報道によると、2件目の現場となった住宅の敷地内には、車庫のシャッターを突き破って乗用車が突っ込んだ。住宅の住人である会社役員(59)は各社の取材に対し、防犯カメラの映像について「車がゲートを押し破って入ってきて、運転席の方が逃げようとしたところを背後から撃ち、自分の家の玄関に向けて発射した」と証言している。兵庫県警はこの住宅から弾痕2か所を確認しており、住宅側にも銃撃が及んだとみて確認を進めている。 事件当時、会社役員は東京出張中で自宅には誰もいなかった。外出先から戻った妻が亀谷容疑者に接触し、従業員らを呼んで取り囲み警察官の到着を待ったという。会社役員は妻からの電話を通じてビデオ通話で亀谷容疑者と会話しており、「お会いしたかったんです」と話しかけられたと振り返っている。 写真:日テレNEWS NNN 小豆島の土地売買を巡るトラブルの有無 会社役員は読売新聞や神戸新聞社の取材に対し、死亡した赤田さんから今年5月頃に電話があり、「亀谷容疑者が小豆島の土地を買ってくれないかと言っている」と購入を持ちかけられたと明らかにした。会社役員は小豆島で砕石事業を手がけており、求められた土地は砕石場の隣地だったが、面識のない容疑者からの話であるため断ったと説明している。ビデオ通話の中でも亀谷容疑者は小豆島の土地について言及したが、会社役員は「支離滅裂でかみ合わないと感じた」と話している。 MBSニュースが伝えた元兵庫県警刑事部長の棚瀬誠氏の見立てによると、現時点で暴力団抗争に関する情報はないものの、拳銃の入手ルートや組織的関与の可能性についても警察が慎重に捜査する方針とされる。日テレNEWS NNNの報道では、数年前に暴力団関係者が県警本部を訪れて抗争終結を約束していた経緯があり、事実上の組織の実態や拳銃の出どころの解明が求められている。 今後の捜査の焦点と全容解明へ 兵庫県警は10月2日朝に亀谷容疑者を殺人未遂容疑で送検した。1件目の赤田さん殺害への関与についても容疑者がほのめかしていることから、県警は3人の具体的な関係性や、小豆島の土地売買を巡るトラブルが事件にどう影響したのかを含め、全容の解明を急ぐ方針である。

神戸連続発砲事件、逮捕の元組長が住宅への発砲供述し県警が経緯調べる

神戸市中央区と兵庫区で2026年9月30日に発生した連続発砲事件で、殺人未遂容疑で逮捕された元暴力団組長の亀谷直人容疑者(79)が、2件目の現場となった住宅に向けて発砲したと供述していることが捜査関係者への取材で分かった。兵庫県警は同容疑者が車内で男性を撃った後、住宅の住人である会社役員も狙った可能性があるとみて経緯を調べている。

新神戸駅前での合流と車内での銃撃

読売新聞の報道によると、9月30日午後1時15分頃、神戸市中央区の路上で会社経営の赤田正行さん(58)が血を流して倒れ死亡しているのが見つかった。その約10分後の同30分頃には、南西約5キロ離れた兵庫区の会社役員宅付近で、別の男性(54)が脇腹付近に重傷を負っている。捜査関係者の調べに対し、亀谷容疑者は事件前にJR新神戸駅前で赤田さんと男性の2人と合流し、車で移動したと供述している。

中央区の現場付近で後部座席から助手席の赤田さんに向けて4回発砲して車から降ろした後、男性には兵庫区の会社役員宅までの運転を命じたという。到着後の車内で男性に1回発砲し、降車後には住宅に向けても発砲したと話している。神戸新聞社の取材では、亀谷容疑者の住居とされるマンションは新神戸駅から約400メートルの場所にあることが報じられている。

神戸連続発砲事件、逮捕の元組長が住宅への発砲供述し県警が経緯調べる
写真:神戸新聞

防犯カメラが捉えた住宅への突入と発砲

MBSニュースなどの報道によると、2件目の現場となった住宅の敷地内には、車庫のシャッターを突き破って乗用車が突っ込んだ。住宅の住人である会社役員(59)は各社の取材に対し、防犯カメラの映像について「車がゲートを押し破って入ってきて、運転席の方が逃げようとしたところを背後から撃ち、自分の家の玄関に向けて発射した」と証言している。兵庫県警はこの住宅から弾痕2か所を確認しており、住宅側にも銃撃が及んだとみて確認を進めている。

事件当時、会社役員は東京出張中で自宅には誰もいなかった。外出先から戻った妻が亀谷容疑者に接触し、従業員らを呼んで取り囲み警察官の到着を待ったという。会社役員は妻からの電話を通じてビデオ通話で亀谷容疑者と会話しており、「お会いしたかったんです」と話しかけられたと振り返っている。

神戸連続発砲事件、逮捕の元組長が住宅への発砲供述し県警が経緯調べる
写真:日テレNEWS NNN

小豆島の土地売買を巡るトラブルの有無

会社役員は読売新聞や神戸新聞社の取材に対し、死亡した赤田さんから今年5月頃に電話があり、「亀谷容疑者が小豆島の土地を買ってくれないかと言っている」と購入を持ちかけられたと明らかにした。会社役員は小豆島で砕石事業を手がけており、求められた土地は砕石場の隣地だったが、面識のない容疑者からの話であるため断ったと説明している。ビデオ通話の中でも亀谷容疑者は小豆島の土地について言及したが、会社役員は「支離滅裂でかみ合わないと感じた」と話している。

MBSニュースが伝えた元兵庫県警刑事部長の棚瀬誠氏の見立てによると、現時点で暴力団抗争に関する情報はないものの、拳銃の入手ルートや組織的関与の可能性についても警察が慎重に捜査する方針とされる。日テレNEWS NNNの報道では、数年前に暴力団関係者が県警本部を訪れて抗争終結を約束していた経緯があり、事実上の組織の実態や拳銃の出どころの解明が求められている。

今後の捜査の焦点と全容解明へ

兵庫県警は10月2日朝に亀谷容疑者を殺人未遂容疑で送検した。1件目の赤田さん殺害への関与についても容疑者がほのめかしていることから、県警は3人の具体的な関係性や、小豆島の土地売買を巡るトラブルが事件にどう影響したのかを含め、全容の解明を急ぐ方針である。

執筆者について: nipponese

Nipponese News編集部は、国内外のニュースを日本語で分かりやすくお届けします。