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2025-08-16 08:30:00
- サラ・レッセルバウム氏は2018年、FIREムーブメントに加わった。
- 昨年はパートタイムの仕事と自身の事業の収入を合わせて7万ドル(約1050万円)を稼いだ。
- 計画的に貯蓄と投資をすることで、本当に好きなことや大切な人のためにお金を使う心の余裕ができたという。
このエッセイは、フロリダ州デルレイビーチに住む44歳のサラ・レッセルバウム氏へのインタビューに基づいている。内容は長さと明瞭さを考慮して編集されている。Business Insiderは彼女の経歴と資産状況を確認済みだ。
私が初めてFIREムーブメントの存在を知ったのは、2018年にレディット(Reddit)のスレッドを読み漁っていたときだ。
もともと貯金好きで生命防衛基金も確保していたが、FIREを知ったことで次なる資産目標を定めることができた。何より私は仕事が嫌いで、自分の自由な時間が少ないことに不満を感じていた。できるだけ早く仕事を辞めたかった。それまでは60代まで働くのが当然だと思っていたので、そんな生き方が可能だとは考えもしなかった。
私は自分の純資産と支出の管理を始め、本格的に投資も始めた。職場の上司のアドバイス通り行なっていた投資はひどいもので、いろいろな商品にあちこち手を出していて手数料も高かった。最初のステップとして、まずは貯金を幅広い種類のインデックスファンドに移した。
事業を始めた
両親はお金にしっかりしているタイプではなかった。父は不動産業をしていたが収入は不安定で、それなのに好調な月に貯金をして低調な時期に備えるということをしなかった。
それもあって、フリーランスや起業という選択肢は考えたことがなかった。2週間ごとに給料が入る保証のない働き方が不安だったからだ。
しかし、早期リタイアを果たした人たちを知り、その裏の数字について理解したことが自信につながり、フロリダ州で出張公証人としてのビジネスを始める決心がついた。2022年に退職の意向を職場に伝えると、パートタイムでの継続を提案された。
数字を理解したことで、早期リタイアは年収10万ドル(約1500万円、1ドル=150円換算:以下同)以上の高所得者でなくとも実現できるものだとわかった。現在、私の2つの仕事の合計年収は5桁(数万ドル)で、昨年は公証人として3万6600ドル(約549万円)、パートタイムの仕事で3万7000ドル(約555万円)を稼いだ。
パートタイムの仕事では週に2日、計16時間ほど働き、自分の事業には週3〜4時間を費やしている。
昨年は初めて、フルタイムで働いていたときとほぼ同額の収入を得ることができた。収入の半分を自分の事業から得られることで自由が増え、休日を多く取って長期の旅行もできるようになった。
私のリタイア資金計画
2018年にFIREを知って以来、私は貯蓄と投資のペースを加速させてきた。
小規模事業者として収入は不安定だが、年収の20~40%をリタイア資金用の口座に入れている。2018年の時点でその口座には3万3300ドル(約500万円)しか入っていなかったが、2020年からこれまでに合計14万5000ドル(約2175万円)を追加できた。
投資資産は今年で30万ドル(約4500万円)に到達し、これまで数字の節目ごとにささやかな形で祝ってきた。1万ドル(約150万円)増えるごとに紙製の木の置物の一部分に色を塗り、新たな部分を塗るたびに友人にメッセージを送っている。
バスルームには、「55歳の誕生日までに最低100万ドル(約1500万円)を貯蓄してリタイアする」と書いた紙が貼ってある。目標は50歳でのリタイアだが、それまであと6年。過去2年で支出が増えていることもあり、リタイアが遅れる可能性はあるが、それは許容範囲だ。
年間生活費は4万〜6万ドル(約600万~900万円)でやっていけると見込んでいる。最初は厳しく4万ドルと定めていたが、もっと余裕を持ちたいと思い直した。
ただ、医療保険制度改革法が変更されればFIREはさらに遅れ、さらにフルタイム勤務に戻らざるをえない可能性もある。薬代が年間1万2000ドル(約180万円)かかるので、保険がなければ支払えないのだ。
FIRE計画が支出に対する考えを変えた
お金が足りなくことに対する不安は常にある。2013年に職を失ったことがあり、それ以来貯金に対する執着が強くなった。
それでも、貯蓄と投資の計画をきちんと持つことで、自分が好きなことに対しては財布の紐を緩められるようになった。昨年11月には、インドネシアのバリ島で開催された5日間のFIREリトリートに参加し、そのままロンドンに飛んで好きな俳優が出演する舞台を観るという贅沢な旅行をした。
FIRE計画によって、質素倹約よりも快適な暮らしを優先するという意識変化もあった。最近はキッチンを全面リフォームし、以前なら長距離運転の前に一時的な修理で済ませていた車のタイヤ4本を一気に新調した。ここ数日では車に予期せず1,200ドル(約18万円)かかってしまったが、取り乱すことも泣くこともなかった。緊急支出用の口座などを設けているおかげで、FIRE計画前にはなかった安心があったからだ。
大切な人たちのことを気にかける余裕も生まれた。父が資産計画を立てるのを手伝ったり、特別支援が必要な姪のためにはシングルファーザーの兄が亡くなったときに備えてまとまった金額を残せるように投資をしている。甥も毎年ディズニーワールドなどのテーマパークに連れて行っている。貯金がなければ与えてやれなかった経験だ。
今でも節約志向ではあり、貯蓄率は高く保っている。Amazonでは45分かけて価格を比較したりするし、友人とのパブ通いも控えている。その代わり、自分が本当に価値を感じるものにお金を使うようになったのだ。
※本記事は取材対象者の知識と経験に基づいて投資の選定ポイントをまとめたものですが、事例として取り上げたいかなる金融商品の売買をも勧めるものではありません。本記事に記載した情報や意見によって読者に発生した損害や損失については、筆者、発行媒体は一切責任を負いません。投資における最終決定はご自身の判断で行ってください。
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