10日に東京ドームで行われたセ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第1戦は、巨人がDeNAに1対2で敗戦を喫したと、日刊スポーツが報じた。.
守護神マルティネスが9回に痛恨の被弾
巨人の守護神として君臨するライデル・マルティネスがまさかの決勝弾を浴びた。9回1死の場面で、DeNAの度会隆輝に投じた152キロの直球を右中間席へ運ばれた。2勝先取のCSファーストステージ初戦で痛い敗戦となり、チームは後がない状況に直面している。11日の第2戦で敗れればCSファイナル進出の可能性は消滅し、2位でシーズンを終えた巨人の戦いに幕が下りる。
井上温大が10奪三振の力投を見せるも先制を許す
試合の出ばなをくじいたのは初回だった。先発のマウンドに上がった井上温大は、先頭の度会を見逃し三振に仕留めたものの、続く牧秀悟への初球が甘くなった。内角を狙ったカットボールが逆球となり、左翼スタンドへの先制本塁打となった。前日9日には先制点を与えない決意を語っていたが、味方の攻撃よりも先に点を献上する形となった。
強力打線を封じた井上の圧倒的な投球内容
先制点を許したものの、井上は2回以降にギアを上げた。今季対DeNA戦で5勝1敗、防御率0.77と得意にしている相手打線を完璧に封じ込めた。2回には宮崎の安打を牽制でアウトにし、4回には牧、筒香、エンカーナシオンの強力な主軸から3者連続三振を奪う。102球を投げ、8回3安打1失点、10奪三振という圧倒的な投球内容を残した。
打線がすぐさま追いつくも追加点が遠い展開
巨人打線は先制された直後の1回裏にすぐさま反撃した。先頭の吉川が左翼フェンス直撃の二塁打でチャンスメイクし、続く松本が犠打を確実に決める。1死三塁から泉口が一塁前へゴロを放ち、吉川がスタートを切って本塁生還を果たした。試合を振り出しに戻して流れを引き寄せたが、中盤以降は得点が遠ざかり、こう着状態のまま終盤へと突入した。
橋上監督代行が語ったチームの現状と疲労への懸念
試合後、橋上監督代行はチャンスを作りながらもあと1点が遠かった展開を振り返った。同点の9回に登板して失点したマルティネスについては、シーズンの蓄積疲労を念頭に置いた見解を示している。完全にコンディションの疲労が取れているとは言い難いとしつつも、「彼に代わる選手がいないわけですから。残り試合、精いっぱい頑張ってもらいたい」と守護神への期待と信頼を口にした。
崖っぷちに立たされた巨人の突破条件
セ・リーグのCSファーストステージにおいて、初戦を制した18チームのうち16チームが勝ち抜けを決めており、初戦敗退チームの突破率はわずか11%という厳しいデータがある。対戦相手のDeNAに対しては、過去のCS対戦で3度すべて敗退しており、4度目の今回も再び土俵際に追い詰められた。巨人は11日の第2戦を勝利し、窮地を脱することができるか。