学長が議会で証言する中、UCLAの学生が新たな抗議行動を起こす

カリフォルニア大学ロサンゼルス校の学生らは木曜日、同大学の学長が先月の野営地への対応についてワシントンの議員らから厳しく追及される中、新たな親パレスチナ抗議活動を組織した。

午後早く、抗議活動家の小集団が新たな野営地を形成し、ケルクホフ・パティオと呼ばれるエリアに傘やテーブル、木の板でバリケードを築いた。しかし警察が到着すると彼らは逃げ出し、一部は近くの建物に座り込みを行った。UCLAは警察が逮捕を行ったという情報は受け取っていないと述べた。

4月下旬の抗議活動への対応をめぐってすでに圧力を受けていた同大学は、木曜日に強硬姿勢を取ったようだ。キャンプ地が形成されて間もなく、UCLAは学生に対し、立ち去らなければ逮捕すると警告し、彼らはすぐにロサンゼルス警察とサンタモニカ警察の警官を呼び寄せた。警官らは暴動鎮圧用のヘルメットをかぶり警棒を持って現場に到着した。数台の警察車両もキャンパスに持ち込まれた。

警官らはさらなる抗議者が野営地に入るのを阻止しようとし、さらに数百人のデモ参加者が野営地の外に集まり、支持を示した。警官らが警棒で抗議者を押しのけると、小規模な小競り合いが起きた。

大学当局は声明で、デモ参加者がパティオエリアを封鎖したため「キャンパスの運営を妨害している」と述べた。

「デモ参加者は、解散しない場合は逮捕され、懲戒処分を受ける可能性があり、さらに7日間キャンパスから離れるよう命じられると通知された」と当局者は記し、この命令は大学関係者かどうかにかかわらず人々に適用されると付け加えた。

マーフィーホールの外では、約300人のデモ参加者が「パレスチナを解放せよ」と叫び、大学に対し、イスラエルのガザでの軍事作戦を支援しているとみなされる企業から投資を引き揚げるよう求めた。

UCLAのパレスチナ正義を求める学生会支部は、人々に抗議活動への支援を呼び掛け、反ユダヤ主義の疑惑に関する議会公聴会を批判した。同グループは木曜早朝、インスタグラムに「我々は戻ってきた」と投稿し、この新たなデモを「野営地2.0」と呼んだ。

同団体は声明で、公聴会は「パレスチナ解放の呼びかけと反ユダヤ主義を融合させ」親パレスチナ運動を抑制しようとする「政治劇の典型的な例」だと述べた。同団体は、抗議者を検閲しようとする「マッカーシズム」的な試みだと非難した。

UCLAのジーン・D・ブロック学長は、大学キャンパスでの反ユダヤ主義を調査している下院委員会で木曜日に証言した大学幹部3人のうちの1人だった。議員らは、ブロック学長が4月にもっと早く野営地を撤去しなかったこと、また親イスラエル派の抗議者集団に襲われた学生たちを守らなかったことを批判した。警察は最終的に野営地を撤去し、今月初めに200人以上の親パレスチナ派抗議者を逮捕した。