地元当局と援助機関によると、パプアニューギニアの辺境の村6カ所を襲った大規模な土砂崩れで多数の死者が出た恐れがあるという。
土砂崩れは金曜午前3時(木曜午後7時、グリニッジ標準時)頃、南西太平洋の島国北部にあるエンガ高地で発生し、100軒以上の家屋が埋もれた。
瓦礫の中に何人が閉じ込められているかはすぐには明らかにならず、公式には死傷者も確認されていない。
エンガ州知事ピーター・イパタス氏はAFP通信に対し、これは「前例のない自然災害」だと語った。
パプアニューギニアのジェームズ・マラペ首相は、政府が災害対策担当官を土砂崩れの現場に派遣し、「救援活動、遺体の収容、インフラの再建を開始した」と述べた。
マラペ氏は声明で「被害の規模や人命損失について十分な説明を受け次第、さらなる情報を公表する」と述べた。
インターネット上の画像には、土砂崩れの被害状況を調べるために、崩れ落ちた岩の上に登る数十人の人々の姿が写っている。多くの家屋が倒壊し、木々が根こそぎ倒れたようだ。
救助隊は瓦礫の除去に苦労しているとの報道がある。
エンガのカオカラム村のフェイスブックユーザー、キンドゥパン・カンビが投稿した動画には、人々が泣き叫ぶ声が聞こえる。
「死亡者や多数の負傷者が出たとの報告はあるが、正確な数はまだ確認されていない」とパプアニューギニア赤十字社の広報担当者は述べた。
同氏は、州知事室、警察、防衛軍、地元NGOの職員で構成された緊急対応チームが現場に派遣されたと付け加えた。
国際人道支援団体CAREはBBCに対し、この事件について「現在、状況評価を行っている」と語った。
エンガは、国の首都ポートモレスビーから道路で600キロ以上離れている。