大分県の温泉施設「鴛野温泉 はなまるの湯」で、女性浴場に男性の身体的特徴を持つ人物が入浴していたとの申告が寄せられ、警察が出動する騒動となった。運営会社は警察の捜査に協力し、事実関係の確認を進めている。
SNSでの投稿を巡る運営会社の対応
9月30日ごろ、Threads上で「妻と娘が女湯を利用した際、男性器がついた人物がいた」という趣旨の投稿が行われ、大きな波紋を広げている。この投稿主は、施設側の対応について「他人事のようだった」などと不満を記していた。週刊女性PRIMEの取材に対し、運営会社の「めいじん」は、利用客から申告があった時点でスタッフが状況を確認したものの、その場では対象人物を特定できなかったと説明した。また、同社はSNS上に記載されているスタッフの発言内容について、実際の説明とは異なると指摘し、「落ち度がない」といったやり取りについても正確な内容を反映していないと反論している。
警察の介入と防犯カメラ映像の確認
施設側への連絡と前後して、警察からも女性浴場内の状況を確認するよう要請があった。運営会社の回答によると、スタッフが浴場内を確認したものの申告に該当する人物は見当たらなかったという。その後、警察官が本部を訪れ、防犯カメラの映像を確認するなどの捜査が行われた。運営会社はこれに協力し、必要な情報を提供しているが、警察の判断や詳細な確認内容については「申し上げる立場にない」とコメントを控えている。週刊女性PRIMEによれば、現在も客観的な事実関係の特定には至っていないという。
厚生労働省の通知と施設側の利用基準
今回の騒動は、公衆浴場における男女の区分けという繊細な問題に再び注目を集めた。厚生労働省は、公衆浴場や旅館の共同浴室において、混浴させないための男女区分は「身体的特徴」で判断するよう全国の自治体に通知している。これを受け、当該施設は「従前から身体的な特徴を基準として男女別の浴室を案内している」と強調。性自認を理由とした男性の身体的特徴を持つ人物への利用許可は行っていないと説明した。また、同社は9月28日より、利用基準を館内に明記するほか、フロントでの案内を強化する対応をとっている。

今後の施設運営と顧客への対応
今回の騒動を受け、施設側は今後も男女別浴室の利用基準を適切に運用し、利用者が安心して過ごせる環境づくりに努めるとしている。不審な行為や迷惑行為が確認された場合には、警察への通報を含め適切に対処する方針だ。現在、多くの入浴施設ではトラブル回避のため、家族風呂や貸切風呂の活用も選択肢として提示されている。利用者の不安を払拭するため、施設側はフロントでの案内を継続し、館内での相談にも対応していく構えだ。