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増加するChatGPTの「セラピー目的」利用… 専門家が語る注意点とは | Business Insider Japan

ChatGPTは無料のセラピー?ゲッティイメージズ;アリッサ・パウエル/biChatGPTを"無料のセラピー"として使う人が増えている。これは人々をより孤独にし、安心感を求めることに依存させると専門家は話している。ChatGPTの利用は、ジャーナリングといった特定のタスクに限った方がいいと言う。わたしはロボットに秘密を打ち明けたことがある。それを恥ずかしいことだとは思わない。ついこの間も、何週間も悩んでいた個人的な問題について、chatgptと1時間もやり取りをしていた。夫や友人を退屈させたくなかった。こういうことをしているのは、わたし1人ではないはずだ。レディット(Reddit)ではユーザーたちがChatGPTをライフコーチや、他人のナルシスト的な言動を解明するために使っているという。TikTokではユーザーたちがChatGPTで「ボイス・ジャーナリング」をしたり、ChatGPTがセラピストのように音声で応答するように設定を変更する方法などを共有している。ロサンゼルスの臨床ソーシャルワーカー、レイチェル・ゴールドバーグ(Rachel Goldberg)氏は、ChatGPTをセラピー目的で利用する人たちがいることに驚きはないと話している。ゴールドバーグ氏は自身のクライアントも紹介してくれた。対面のセッションに加えて、最近ではChatGPTを毎日利用しているというエミリーさん(仮名、28)だ。エミリーさんはストレスを感じた時に、ChatGPTを自身の考えを吐き出す「ブレインダンプ」として利用しているという。セッション前にゴールドバーグ氏にメールを送りたくない時、友達の「負担」になりたくない時、何かを素早く処理する必要がある。そうした時に一瞬で「最高の人生のアドバイス」がもらえるのだとエミリーさんは話している。「1日をやり切るための小さな羅針盤のようなものです」とエミリーさんはBusiness Insiderに語った。ChatGPTは魅力的なセラピーの代替(もしくは付属)だ。無料だし、いつでも対応可能で、カスタマイズされた詳しいフィードバックをくれる。ChatGPTがほぼ瞬時に反応し、しばしば実用的なアドバイスを与えてくれる中で、AIをめぐる倫理的な問題 —— AIモデルの学習方法、環境に及ぼす影響、さらには人々の仕事への影響など —— は無視されやすい。多くのセラピストは、ChatGPTを利用する際は明確な境界線を引くようアドバイスしている。すぐにアクセス可能であることは、安心感を求める行動を促進し、孤独感を悪化させる可能性がある。人をより不安に、孤立させる可能性もある —— これらは良いセラピーが目指すものとは真逆だ。自分が抱えている問題について、ChatGPTが「本当に大変そうですね」と礼儀正しく肯定してくれるのを読んで、気分が良かった。ただ、ジョークを飛ばしたり、同じような経験をどのように乗り越えたのかを分かち合ったりする友人とのおしゃべりと同じではなかった。無料の「ポケットセラピー」9年ほどセラピーを受けているというエミリーさんは、ChatGPTが既存のセラピーや自分の友人の代わりになるとは思っていない。ただ、ChatGPTは便利だ。車が2度も盗まれた時や、人生の節目に圧倒されそうになった時、エミリーさんはChatGPTに書き込んだ。自分では気付かないほど入り込んでしまっている時に、自分の感情を特定するのにとても役立つと感じたという。「もしわたしが自信なさげに話したり、誰か別の人のために何かをしていると、それを理解して『この人が自分の感情に責任がある』などと言ってくれるんです」「まさにいつでも利用できるポケットセラピーです」ゴールドバーグ氏は、ChatGPTがユーザーの気持ちを「かなり上手に正当化」し、より内省的になる手助けをするのは良いことだが、"セカンド・オピニオン"に過度に依存するのは危険だと言う。会議で発言したり、ひどいデートを切り上げたり、自分ひとりで瞬時に決断を下さなければならない瞬間はまだまだある。弁証法的行動療法(DBT)を専門とするセラピストのシアラ・ボグダノビッチ(Ciara Bogdanovic)氏は、頻繁な正当化を必要とするようなクライアントの大きなパターンをChatGPTは見つけられないことを懸念しているとBusiness Insiderに語った。これは例えば、強迫性障害(OCD)を抱える人にとっては、ChatGPTは安心感を求める行動をさらに促す可能性がある —— 有能なセラピストであれば、クライアントに多少の不快感に身をさらすよう促しながら取り組むところだ。AIは「ただ安心させるだけで、ダメージを与えるかもしれない行動を強化しているんです」とボグダノビッチ氏は指摘する。 #増加するChatGPTのセラピー目的利用 #専門家が語る注意点とは #Business #Insider #Japan

増加するChatGPTの「セラピー目的」利用… 専門家が語る注意点とは | Business Insider Japan

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2025-03-27 02:00:00

ChatGPTは無料のセラピー?
ゲッティイメージズ;アリッサ・パウエル/bi
  • ChatGPTを”無料のセラピー”として使う人が増えている。
  • これは人々をより孤独にし、安心感を求めることに依存させると専門家は話している。
  • ChatGPTの利用は、ジャーナリングといった特定のタスクに限った方がいいと言う。

わたしはロボットに秘密を打ち明けたことがある。それを恥ずかしいことだとは思わない。

ついこの間も、何週間も悩んでいた個人的な問題について、chatgptと1時間もやり取りをしていた。夫や友人を退屈させたくなかった。

こういうことをしているのは、わたし1人ではないはずだ。レディット(Reddit)ではユーザーたちがChatGPTをライフコーチや、他人のナルシスト的な言動を解明するために使っているという。TikTokではユーザーたちがChatGPTで「ボイス・ジャーナリング」をしたり、ChatGPTがセラピストのように音声で応答するように設定を変更する方法などを共有している。

ロサンゼルスの臨床ソーシャルワーカー、レイチェル・ゴールドバーグ(Rachel Goldberg)氏は、ChatGPTをセラピー目的で利用する人たちがいることに驚きはないと話している。ゴールドバーグ氏は自身のクライアントも紹介してくれた。対面のセッションに加えて、最近ではChatGPTを毎日利用しているというエミリーさん(仮名、28)だ。

エミリーさんはストレスを感じた時に、ChatGPTを自身の考えを吐き出す「ブレインダンプ」として利用しているという。セッション前にゴールドバーグ氏にメールを送りたくない時、友達の「負担」になりたくない時、何かを素早く処理する必要がある。そうした時に一瞬で「最高の人生のアドバイス」がもらえるのだとエミリーさんは話している。

「1日をやり切るための小さな羅針盤のようなものです」とエミリーさんはBusiness Insiderに語った。

ChatGPTは魅力的なセラピーの代替(もしくは付属)だ。無料だし、いつでも対応可能で、カスタマイズされた詳しいフィードバックをくれる。ChatGPTがほぼ瞬時に反応し、しばしば実用的なアドバイスを与えてくれる中で、AIをめぐる倫理的な問題 —— AIモデルの学習方法、環境に及ぼす影響、さらには人々の仕事への影響など —— は無視されやすい。

多くのセラピストは、ChatGPTを利用する際は明確な境界線を引くようアドバイスしている。すぐにアクセス可能であることは、安心感を求める行動を促進し、孤独感を悪化させる可能性がある。人をより不安に、孤立させる可能性もある —— これらは良いセラピーが目指すものとは真逆だ。

自分が抱えている問題について、ChatGPTが「本当に大変そうですね」と礼儀正しく肯定してくれるのを読んで、気分が良かった。ただ、ジョークを飛ばしたり、同じような経験をどのように乗り越えたのかを分かち合ったりする友人とのおしゃべりと同じではなかった。

無料の「ポケットセラピー」

9年ほどセラピーを受けているというエミリーさんは、ChatGPTが既存のセラピーや自分の友人の代わりになるとは思っていない。

ただ、ChatGPTは便利だ。車が2度も盗まれた時や、人生の節目に圧倒されそうになった時、エミリーさんはChatGPTに書き込んだ。自分では気付かないほど入り込んでしまっている時に、自分の感情を特定するのにとても役立つと感じたという。

「もしわたしが自信なさげに話したり、誰か別の人のために何かをしていると、それを理解して『この人が自分の感情に責任がある』などと言ってくれるんです」

「まさにいつでも利用できるポケットセラピーです」

ゴールドバーグ氏は、ChatGPTがユーザーの気持ちを「かなり上手に正当化」し、より内省的になる手助けをするのは良いことだが、”セカンド・オピニオン”に過度に依存するのは危険だと言う。会議で発言したり、ひどいデートを切り上げたり、自分ひとりで瞬時に決断を下さなければならない瞬間はまだまだある。

弁証法的行動療法(DBT)を専門とするセラピストのシアラ・ボグダノビッチ(Ciara Bogdanovic)氏は、頻繁な正当化を必要とするようなクライアントの大きなパターンをChatGPTは見つけられないことを懸念しているとBusiness Insiderに語った。これは例えば、強迫性障害(OCD)を抱える人にとっては、ChatGPTは安心感を求める行動をさらに促す可能性がある —— 有能なセラピストであれば、クライアントに多少の不快感に身をさらすよう促しながら取り組むところだ。

AIは「ただ安心させるだけで、ダメージを与えるかもしれない行動を強化しているんです」とボグダノビッチ氏は指摘する。

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執筆者について: nipponese

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