日別の計測データは1979年から存在しますが、7月の月間平均としても、少なくとも1854年以降で世界最高を記録しています。
過去の温暖期を超える異例の海水温
ローマクラブ・オランダのエグゼクティブ・ディレクターであり気候システムアナリストのレオン・シモンズ氏は、日曜日のウェビナーにおいて、地球全体の海面水温が最後の氷河期より前の温暖期すら上回っている可能性が極めて高いと指摘しています。
レオン・シモンズ(ローマクラブ・オランダ エグゼクティブ・ディレクター、気候システムアナリスト)氏は、世界的な海面水温が、最後の氷河期前の最後の温暖期よりも現在の方が高いということはかなり確実であると述べています。
金曜日の平均水温は長期的な平均値を0.67度上回りました。科学的調査によると、海洋は人間活動による地球温暖化で発生した余分な熱の90%以上を吸収し続けています。
エルニーニョ現象と気候変動の加速
赤道東太平洋の通常より海水温が高くなる自然現象であるエルニーニョ現象も、海洋の高温化を推進する大きな要因となっています。エルニーニョは太平洋全域の海流に影響を与え、カリフォルニア州沖などの海水を温めています。
JP・オブライエン(Lawrence Berkeley National Laboratory 気候科学者)氏は、現在の傾向が続けば、前例のないエルニーニョ現象になると述べています。
世界各地への甚大な影響と今後の見通し
記録的な海洋の高温化は、今後の世界各地の気象パターンに連鎖的な影響を及ぼします。海面水温の上昇は嵐に多くのエネルギーと湿気をもたらし、大雨や洪水のリスクを高めるとされています。
陸地の気温は海洋の気温変化から約3か月遅れて追随する傾向があります。エルニーニョのさらなる高まりに伴い、科学者たちは2026年の後半が世界的な暑さの記録を塗り替え、2027年は観測史上最も暖かい年になると予測しています。