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佐賀県大町町で高平登志子さんが県内初のワイナリー開業へ向けブドウ栽培

佐賀県大町町で進む県内初のワイナリー計画 全国で唯一ワイナリーがない佐賀県で、3年後の開業を見据えてブドウの生産に取り組むのは高平登志子さん(50)である。佐賀県には20を超える日本酒の酒蔵があり全国有数の酒どころとして知られるが、ワイン文化の浸透度合いは未知数だ。高平さんは「いつか、佐賀を日本酒に並ぶワインの産地にしたい」と意気盛んだと、読売新聞オンラインは伝えている。 初の収穫を迎えたブドウ畑の現状と被害 9月上旬、佐賀県大町町のブドウ畑で、たわわに実ったブドウを手にした高平さんは「フルーティーなワインができそう」と笑顔を見せた。2021年に県や町の補助を受け、標高100メートル超にあるミカン畑の跡地約2700平方メートルを開墾し、24年にブドウの木約350本を植えて3年目の今年に初めて収穫を迎えた。ただ、日照り続きで実がしおれたり、アライグマの食い散らかしによる深刻な被害を受けたりした。電気柵や音を鳴らすセンサーを設置したものの計300キロ・グラム近くが被害に遭い、それでもシャルドネなどの白ブドウとメルローなどの黒ブドウの計約200キロ・グラムを収穫できたと、各社は報じている。 First Grape Harvest in Omachi Town for Saga Prefecture's First Wine Production ワイン製造と販売に向けた今後のスケジュール 取れたブドウは自前のワイナリーができるまでは長崎県内の醸造所に委託し、来年には100から150本のワインを販売する予定である。畑そばの土地と建物を持ち主から無償で譲り受けており、ワイナリーのオープンに向けた準備も進めている。佐賀市の高校を卒業後、エステティシャンや飲食店修業を経て、福岡市のレストランでワインの魅力にとりつかれた高平さんは、独学を経て2017年に佐賀市でワインバーを開業した。コロナ禍で客足が減った平日に福岡県や広島県へ足を運んでブドウの栽培方法を学び、今後は醸造を委託するワイナリーで搾るところから瓶詰めまでの全工程の経験を積む計画だ。 大町町による支援とワイン特区の申請 大町町も高平さんの取り組みを支援しており、ブドウ畑の整備費用として約180万円を補助した。さらに、少量から製造できるよう国の「ワイン特区」に2028年にも申請する方針だ。認定されれば酒税法上で必要な最低製造数量が年6000リットルから2000リットルに引き下げられる。人口約5700人と県内で2番目に少ない同町では、佐賀大の学生や市内の料理人ら約30人がボランティアとして草刈りやブドウ棚へのビニール掛けなどを手伝っており、町の担当者は県内初のワイナリー誕生による活性化に期待を寄せていると、読売新聞オンラインは伝えている。 写真:Yahoo!ニュース 九州におけるブドウ栽培の課題と専門家の見解 国税庁によると、ワイナリーは全国に519か所(昨年1月時点)あり、ブドウのトップクラス産地である山梨、長野両県に集中している。九州では福岡県が8か所で最も多く、宮崎、大分両県が各6か所で続く。山梨大ワイン科学研究センター長の鈴木俊二教授は、九州は気温が高すぎてブドウ栽培は難しいとしつつも「標高が高い場所で育てるなど工夫され、ワイン自体のレベルも上がってきてい」と評価し、焼酎や日本酒のイメージが強い九州でいかに認知度を高められるかが成功の鍵になると指摘している。 高平さんは2029年のワイナリー開業を目指し、ゆくゆくは年間約3000本のワイン生産や体験イベントの開催を思い描いている。

佐賀県大町町で高平登志子さんが県内初のワイナリー開業へ向けブドウ栽培

佐賀県大町町で進む県内初のワイナリー計画

全国で唯一ワイナリーがない佐賀県で、3年後の開業を見据えてブドウの生産に取り組むのは高平登志子さん(50)である。佐賀県には20を超える日本酒の酒蔵があり全国有数の酒どころとして知られるが、ワイン文化の浸透度合いは未知数だ。高平さんは「いつか、佐賀を日本酒に並ぶワインの産地にしたい」と意気盛んだと、読売新聞オンラインは伝えている。

初の収穫を迎えたブドウ畑の現状と被害

9月上旬、佐賀県大町町のブドウ畑で、たわわに実ったブドウを手にした高平さんは「フルーティーなワインができそう」と笑顔を見せた。2021年に県や町の補助を受け、標高100メートル超にあるミカン畑の跡地約2700平方メートルを開墾し、24年にブドウの木約350本を植えて3年目の今年に初めて収穫を迎えた。ただ、日照り続きで実がしおれたり、アライグマの食い散らかしによる深刻な被害を受けたりした。電気柵や音を鳴らすセンサーを設置したものの計300キロ・グラム近くが被害に遭い、それでもシャルドネなどの白ブドウとメルローなどの黒ブドウの計約200キロ・グラムを収穫できたと、各社は報じている。

First Grape Harvest in Omachi Town for Saga Prefecture's First Wine Production

ワイン製造と販売に向けた今後のスケジュール

取れたブドウは自前のワイナリーができるまでは長崎県内の醸造所に委託し、来年には100から150本のワインを販売する予定である。畑そばの土地と建物を持ち主から無償で譲り受けており、ワイナリーのオープンに向けた準備も進めている。佐賀市の高校を卒業後、エステティシャンや飲食店修業を経て、福岡市のレストランでワインの魅力にとりつかれた高平さんは、独学を経て2017年に佐賀市でワインバーを開業した。コロナ禍で客足が減った平日に福岡県や広島県へ足を運んでブドウの栽培方法を学び、今後は醸造を委託するワイナリーで搾るところから瓶詰めまでの全工程の経験を積む計画だ。

大町町による支援とワイン特区の申請

大町町も高平さんの取り組みを支援しており、ブドウ畑の整備費用として約180万円を補助した。さらに、少量から製造できるよう国の「ワイン特区」に2028年にも申請する方針だ。認定されれば酒税法上で必要な最低製造数量が年6000リットルから2000リットルに引き下げられる。人口約5700人と県内で2番目に少ない同町では、佐賀大の学生や市内の料理人ら約30人がボランティアとして草刈りやブドウ棚へのビニール掛けなどを手伝っており、町の担当者は県内初のワイナリー誕生による活性化に期待を寄せていると、読売新聞オンラインは伝えている。

佐賀県大町町で高平登志子さんが県内初のワイナリー開業へ向けブドウ栽培
写真:Yahoo!ニュース

九州におけるブドウ栽培の課題と専門家の見解

国税庁によると、ワイナリーは全国に519か所(昨年1月時点)あり、ブドウのトップクラス産地である山梨、長野両県に集中している。九州では福岡県が8か所で最も多く、宮崎、大分両県が各6か所で続く。山梨大ワイン科学研究センター長の鈴木俊二教授は、九州は気温が高すぎてブドウ栽培は難しいとしつつも「標高が高い場所で育てるなど工夫され、ワイン自体のレベルも上がってきてい」と評価し、焼酎や日本酒のイメージが強い九州でいかに認知度を高められるかが成功の鍵になると指摘している。

高平さんは2029年のワイナリー開業を目指し、ゆくゆくは年間約3000本のワイン生産や体験イベントの開催を思い描いている。

執筆者について: nipponese

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