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2024-08-19 09:30:00
疲れ切って迎えた週末。ソファに1日中寝転がって、流れてくるショート動画を延々と見てしまう。
気づいたらもう日曜日の夕方。心身ともにぐったりして月曜日を迎える—— 。
そんな一連の行動は、多くの人に身に覚えがあるのではないだろうか。
効果的な休養には“DRIC”が必要
医学博士の片野秀樹さん。
撮影:伊藤圭
『あなたを疲れから救う休養学』(東洋経済新報社)を上梓した医学博士 片野秀樹さんによると、こうした行為は“休養”になっていないのはおろか、かえって疲れを増している可能性もあるという。
疲れているときこそ、効果的に休養を取りたいものだが、果たしてどのような休養が理想的なのだろうか。
「効果的な休養に必要な要素が4つほど存在します。私はこれを『トリック』と名付けました」(片野さん)
ストレスと物理的・心理的に離れてみる

シャッターストック
1つ目の「D」は、「Distance(距離)」を指す。
これは仕事などのストレスの原因から物理的、心理的に距離を取ることを意味している。
「休養のためには、ストレスから離れることが大切。物理的に離れるのが一番ですが、それが出来ない時は目をつぶって楽しいことを想像して心理的に距離を取ることでも効果があります。
スマホの例で言えば、チャットやメールなどで仕事の連絡が来ることもあるでしょうから、そうした場合は物理的に距離を置くのがよいでしょう」(片野さん)
スマホは時間を決めて触る
2つ目の「R」は、「Reset(リセット)」や「Refresh(リフレッシュ)」を表している。
自分が選んだ行動がリフレッシュになっていることが重要という意味合いだ。
「スマホを見るという行為は、人によってはリフレッシュになるのかもしれません。そうした場合は、時間を決めて触るとよいでしょう。何時間もズルズルと触り続けるのは、休養としてはおすすめできません。
リフレッシュのために、スマホと離れる時間を持てるとよいですね」(片野さん)
自己投資の時間は休養になる

シャッターストック
3つ目の「I」は、「Input(インプット)」や「Investment(投資)」を意味する。
片野さんいわく、アウトプットばかりを重ねることは休養にはならない。
新しいことを学習したり、習い事の技術を上達させたりと、自己投資になるような行動は休養の一種なのだという。
「スマホで動画やSNSなどを見る場合、それが自分を成長させるような内容のものであれば、休養につながります。
しかし目的がなく、ただダラダラ見ている場合は、自己投資にはなりませんので、かえって逆効果になるでしょう」(片野さん)
「自分のペースで歩く」のも、立派な休養
4つ目の「C」は「Control(コントロール)」を表している。
「自分が自分のペースで行動できているかどうか」というのがControlの肝だ。

「自分のペースを乱されることは、実は人間にとっては大きなストレス。しかし日常生活を営んでいると、自然と社会のペースに飲み込まれてしまうことが多いもの。例えば仕事の帰り道に、周りを歩く人の歩調に合わせて早歩きしてしまっていることはありませんか?
本来であれば、自分の自由な時間のはずなのにいつの間にか社会に併せてしまっているのです。そうしたことに気づいて、自分のペースで歩いてみるということも、立派な休養になります」(片野さん)
本当はスマホを見たいわけではないのに、ショート動画やSNSをずっと見てしまうのも、もちろんストレスにつながるということだ。
その他にも、サードプレイスを持ち、1人で自分のペースで過ごす時間を持つことも有効だ。
家族がいる人は、休日の過ごし方を自分好みに設計して、家族とともに時間を過ごすというのも休養につながるという。
「少し意識して休養の仕方を変えるだけで、心身ともに活力がチャージされ、元気に仕事や趣味、日常生活に打ち込めるようになります。
『DRIC』の他にも、具体的にどんな休養をすればよいか示した『7つの休養モデル』がありますので、組み合わせるとより効果的に休養ができますよ」(片野さん)
※本記事は取材対象者の知識と経験に基づいてヘルスケアにまつわるポイントをまとめたものですが、効果には個人差がある場合がございます。記載内容はBusiness Insider Japanが保証するものではございませんので、参考にされる際は個人の責任においてご判断いただきますようお願いいたします。
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