アサリが持つ高い水質浄化作用が、SNS上で注目を集めている。中学生の山野草さんが自身の水槽で実験を行ったところ、濁った水が約8時間で透明になった。アサリは1時間に約1リットルの海水を濾過する能力があるとされ、各地の環境改善にも活用されている。
中学生がSNSで公開したアサリの浄化実験
植物好きの中学生として知られる山野草さん(@sanyasokun)が、自身のX(旧Twitter)に投稿した実験結果が大きな反響を呼んでいる。山野草さんは「アサリ、凄すぎる!!たった10匹のアサリが、約8時間で60L水槽の水をここまで綺麗にした…!」と報告した。投稿には、茶色く濁っていた水槽が、実験後には向こう側が見えるほど透明になった比較画像が添えられている。この投稿は8月16日に公開され、384万回以上表示されたほか、1.7万件のいいねと3100件を超えるリポストを獲得した。
実験結果が示す生態系への影響
山野草さんは、今回の実験について「どんな水槽でも同じ結果になるとは言い切れない」と冷静に分析している。飼育環境下での観察結果であるため、個別の水槽環境に依存する点は大きい。一方で、アサリが水中の細かい粒を取り込むことで、水槽内の生態系に変化を与える点に注目している。「アサリが減っていること自体が、水質や海の生態系に影響しているのではないか」という考察も、自身の投稿で示している。SNSユーザーからは、生物の持つ浄化能力に対する驚きの声や、環境保全の重要性を再認識する意見が多く寄せられた。
「我が家のメダカ水槽とかにも旦那がガサガサでとってきてくれた二枚貝入れてた、一匹だけ。貝の餌を兼ねて入れた青水が短期間できれいになるの、濾過能力が高いのは知ってたけど予想以上でびっくりした」
飼育にあたって必要な塩分管理と注意点
アサリは海水で生活する生物であるため、淡水水槽での飼育には適さない。山野草さんは、塩分を調整した環境を整えた上で、水質や水温の変化に注意を払っている。濾過に用いた後のアサリについては、珪藻類や緑藻類が多い水槽へ移動させ、適切な世話を継続しているという。こうした管理の難しさはあるものの、水槽の白濁が発生するたびにアサリを「出張」させて活用する運用を続けている。9月29日の投稿時点でも、飼育開始から44日が経過し、アサリは元気に活動している様子が報告されている。