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2025-06-27 23:00:00
- デンマークのコペンハーゲンが、「世界で最も住みやすい都市ランキング」でウィーンを抑えて首位となった。
- アメリカで順位の高かった都市はホノルルとアトランタだった。日本からは大阪が7位に入った。
- 順位を最も大きく下げたのはカナダのカルガリー、上げたのはサウジアラビアのアル・コバーだった。
今年の「世界の住みやすい都市ランキング」では、デンマークの首都、コペンハーゲンがトップに輝いた。
経済誌「エコノミスト」の調査部門であるエコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)は、173の都市を安定性(治安や政治的安定性)、医療、文化・環境、教育、インフラという5つの分野で評価・スコア化し、毎年報告書を発表している。2025年版では、4月14日から5月11日までに収集されたデータを基に分析された。
各分野は100点満点で評価され、コペンハーゲンは安定性、教育、インフラの3部門で満点を獲得した。運河や建築、美しい街並みに加え、自転車に優しい文化でも知られるこの都市は、5つの分野を合わせた指数で98.0点を記録した。
上位5都市のうち大半を占めたのは、ウィーン、チューリッヒ、ジュネーブの西ヨーロッパ勢だった。アジア太平洋地域では、メルボルン、シドニー、アデレードといったオーストラリアの主要都市がトップ10入りしたほか、ニュージーランドのオークランドと日本の大阪が7位で並んだ。北米では、カナダのバンクーバーが10位で最高位にランクインした。
ウィーンは3年連続で首位を維持していたが、今年は2位に後退した。安全性が脅威にさらされ、安定性のスコアが5ポイント低下したからだ。2024年8月には、テイラー・スウィフト(Taylor Swift)の「ザ・エラズ・ツアー」を狙った大規模なテロ攻撃がオーストリア当局によって未然に阻止されたものの、3公演が中止となった。また、今年に入ってからは、首都最大の鉄道駅で爆破予告があった。
多くの都市で医療、教育、インフラのスコアは上昇したものの、世界的な不安定化や市民の混乱が続いたことで、住みやすさの平均スコアは76.1点にとどまった。
「世界的な住みやすさはこの1年でほぼ横ばいだったが、安定性のスコアは2024年に引き続き、世界的に低下している」と、EIUの業界部門副ディレクター、バルサリ・バタチャリヤ(Barsali Bhattacharyya)は、報告書発表時のプレスリリースで述べている。
「2024年と同様に、安定性のスコアは西ヨーロッパおよび中東・北アフリカ地域で低下しており、今年はアジアでも、インドや台湾の都市が軍事衝突の脅威にさらされたことで、スコアが下がった」
安定性の評価は、犯罪の発生率、テロの脅威、軍事紛争、市民の混乱に基づいており、アメリカの都市はトップ20にひとつも入らなかった。その最大の要因は「人種的不平等に根ざした社会不安の増加と、銃規制の緩さにより犯罪が暴力的かつ致命的になることが多い点にある」とプレスリリースに記されている。
アメリカの都市の中で最高位はホノルルの23位で、その次がアトランタの29位だった。
今年最も順位を上げた都市は、サウジアラビアのアル・コバーで13位上昇した。次いでインドネシアのジャカルタが10位上昇した。サウジアラビアが掲げる「ビジョン2030」の戦略には、教育や医療への投資も含まれており、それが指数の向上につながった。
一方、順位が最も下がったのはカナダ第3の都市であるカルガリーで、昨年の5位から18位へと転落した。医療問題の深刻化と情勢不安がその背景にある。
以下に「世界の住みやすい都市」トップ10を示す。総合指数および5分野のスコアを併記した。
10位 カナダ、バンクーバー

総合指数: 95.8
安定性: 95.0
医療: 95.8
文化と環境:97.2
教育:100.0
インフラ: 92.9
9位 オーストラリア、アデレード

総合指数: 95.9
安定性: 95.0
医療: 100.0
文化と環境:91.4
教育:100.0
インフラ: 96.4
7位(タイ) ニュージーランド、オークランド

総合指数: 96.0
安定性: 95.0
医療: 95.8
文化と環境:97.9
教育:100.0
インフラ: 92.9
7位(タイ) 日本、大阪

総合指数: 96.0
安定性: 100.0
医療: 100.0
文化と環境:86.8
教育:100.0
インフラ: 96.4
6位 オーストラリア、シドニー

総合指数: 96.6
安定性: 95.0
医療: 100.0
文化と環境:94.4
教育:100.0
インフラ: 96.4
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