宮城県栗原市の山中で、東京都練馬区の室賀真歩さん(25)の遺体が見つかった。死体遺棄容疑で逮捕されたのは、交際相手でバー経営者の三浦拓也容疑者(36)だ。警視庁は、三浦容疑者が自身の車で遺体を運び、9月28日に遺棄したとみて捜査を進めている。
宮城県の山中で発見された遺体と逮捕の経緯
宮城県栗原市の山中で室賀真歩さんの遺体が見つかった事件は、母親から警視庁へ寄せられた相談が端緒となった。9月27日から娘と連絡が取れないという母親の訴えを受け、警察が交際相手である三浦拓也容疑者の足取りを追跡。その結果、練馬区の自宅から約350キロ離れた山中で遺体が発見された。捜査関係者によると、三浦容疑者は9月28日に自身の車で遺体を運び、同日に遺棄した疑いが持たれている。
防犯カメラが捉えた容疑者の足取り
大手紙社会部記者が伝えたところによれば、防犯カメラやドライブレコーダーの映像により、三浦容疑者は9月28日午前7時ごろに練馬区の自宅を出発したことが判明している。同日夕方には、遺棄現場付近を車で2回通過する様子も確認された。捜査の結果、容疑者が自宅に戻ったのは29日であることがわかっている。しかし、警察の調べに対し三浦容疑者は「28日早朝に帰宅した際、彼女がいなかった。宮城県には酒の買い付けに行っていた」と説明しており、事実関係の解明が急がれている。
中野区でバーを経営する容疑者の素顔
三浦容疑者は中野区生まれで、10年以上前に沼袋駅前でバーを開業した。店名は出身の中学校名に由来するという。近隣の飲食店関係者は、容疑者の店について「元々あった老舗スナックの居抜き物件だった」と語る。店主である三浦容疑者は凝り性な性格で、ウイスキーやワインなど高価な酒を熱心に仕入れていたという。一方で、周辺の飲食店とは深い交流がほとんどなく、自分の世界観を重視し、特定の顧客のみを集めて営業するスタイルだったと周辺からは見られていた。
SNSに並ぶ高級酒と店内の様子
三浦容疑者のSNSには、店に仕入れた酒瓶の写真が多数投稿されている。そこにはヴィンテージのウイスキーやワインに加え、10ミリリットルで1万2800円という「高級プレミアムテキーラ」といった高額な酒類が紹介されていた。近隣のバー店員によると、昨年6月に容疑者と接触した際、店内の様子や仕入れに対するこだわりが垣間見えたという。
- 三浦容疑者と室賀さんは昨年9月ごろから同居していた(知人提供情報)
今後の捜査の焦点
今回の事件は、容疑者が供述する「酒の買い付け」という宮城県への移動理由と、防犯カメラが捉えた実際の行動の不一致が大きな焦点となっている。警察は今後、遺棄の動機や、室賀さんが行方不明になった9月27日以降の状況について、より詳細な裏付け捜査を行う方針だ。同居していた2人の間に何が起きたのか、事件の全容解明に向けた調べが続く。