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2026-04-01 10:00:00
- HBOは、『ハリー・ポッター』新シリーズの予告編を公開した。
- それは、オリジナル映画のビジュアルやセット、キャラクターデザインを踏襲したものだった。
- このリブートは創造性に乏しく、フランチャイズから収益を上げ続けることだけを目的としているようだ。
3月下旬、何百万人ものハリー・ポッターファンが、一斉に既視感を覚える事態になった。
HBOは2026年3月25日、J.K.ローリング(J.K. Rowling)のベストセラー小説を新たにテレビドラマ化した『ハリー・ポッターと賢者の石』の予告編を公開した。ハリーの友人、教授陣、杖を操る宿敵など、全キャストを一新した全8話のシーズン1は、今年のクリスマスに配信を開始する。
しかし、これまでに公開された内容を見る限り、この作品を「新しい」と呼ぶのはやや甘いように感じられる。予告編の冒頭からして、HBOがクリエイティブなリスクを一切取っていないことは明らかだ。ドミニク・マクラフリン(Dominic McLaughlin)が演じるハリー・ポッターは、25年前のオリジナル映画の予告編と同様に、叔母夫妻の家で階段下の物置に押し込められている。プリベット通り4番地の室内の描写も、不気味なほど見覚えがある。ハリーの眼鏡や髪型、衣装、さらには白いフクロウに至るまで、ダニエル・ラドクリフ(Daniel Radcliffe)がこの役を演じた当時とほとんど変わらない。予告編はほぼ2分間にわたり、使い回しのセットと断片的なセリフで構成されている。
では、なぜこのリブート版が存在するのか。
簡単に言えば、金儲けのためだ。HBOの親会社であるワーナー・ブラザース・ディスカバリー(Warner Bros. Discovery)にとって、ハリー・ポッターの世界は間違いなく、最も愛され、最も価値の高い資産だ。2024年にウォール・ストリート・ジャーナルが報じたところによると、ワーナーの経営陣は、競合するストリーミングサービスにおいて「スター・ウォーズ」や「マーベル」、」「DCコミックス」といった拡張性の高いフランチャイズが次々とヒット作を量産している状況に、長年焦燥感を抱いていた。彼らは自社の「ドル箱」を最大限に活用したいと考えていたのだ。
他のフランチャイズとの決定的な違いは、ハリー・ポッターの作者であるJ.K.ローリングが、1999年に映画化権をワーナーに譲渡した後も、ブランドの主導権を保持し続けている点にある。過去25年間にわたり、ローリングはスピンオフの企画を拒否し、スタジオが自らの著作の枠を超えて「魔法の世界」を拡張することを制限してきたと報じられている。
前日譚である『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の制作をローリングが承認した際には、自ら脚本を執筆したいという要望が受け入れられ、これが彼女にとって脚本家デビュー作となった。
このスピンオフ映画シリーズは、「ポッター」の世界観をより深め、斬新で視覚的にも印象的な魔法を見せようとした。しかし、作品が進むにつれてそれまでの呪文のルールとの矛盾が生じ、馴染みのあるキャラクターに過度に依存し、さらにはオリジナルの印象的な場面を模倣し始めたことで、その勢いは失墜した。
ジュード・ロウ(Jude Law)は、若く洗練されたアルバス・ダンブルドア像を体現しようと最善を尽くしたが、それでもシリーズの立て直しには至らなかった。2022年に公開された第3作が興行的に惨敗すると、このシリーズはあっさり打ち切られた。多くの批評家は、「ハリー・ポッターは魔法を失った」と論じた。
ある意味では、純粋なリブートは軌道修正として理にかなっている。ホグワーツやハグリッド、ヘドウィグといった、原作で愛されてきた舞台やキャラクター、ディテールに立ち返ることは、新たな視聴者を引き寄せると同時に、既存の読者のノスタルジーを刺激する確実な手法だと思われる。

ローリングがブランドの美学を守りたいと熱望する理由も理解できる。「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」のテーマパークは、没入感のあるダイアゴン横丁のセットから、1本65ドル(約1万円)のインタラクティブな杖の小道具に至るまで、オリジナル映画を忠実に再現するよう設計されている。フォーブスによれば、ローリングの資産のうち2番目に大きな割合を占めるのは、チケット売上、関連商品、飲食収入からの配分だという(なお、ローリングは今回のリブート版について「脚本家と緊密に協力した」と述べている)。
数十億ドル規模の企業と億万長者の作家にとっての経済的動機はさておき、この新しいハリー・ポッターの予告編は、ファンが興奮するような新鮮さを何も提示していない。象徴的なオリジナル映画シリーズを見て育った世代にとって、あらゆる場面を再現したテレビシリーズ版にどのような魅力があるのだろうか。ハグリッドのひげの長さやボリュームに至るまで、オリジナルの視覚的なアイデンティティをそのままなぞるリブートは、よく言っても冗長、悪く言えば創造的に破綻している。
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