1719304912
2024-06-24 12:00:00
先週、ニューヨーカー誌はジョン・リー・アンダーソンによる長いエッセイを掲載したが、表面上はエクアドルの組織犯罪に対する戦いについてのものだった。しかし、皆の注目を集めたのは、ダニエル・ノボア大統領が他のラテンアメリカの指導者について公然と非外交的なコメントをした部分だった。その扇動的な可能性はさておき、これらのコメントは、今後 10 年間のラテンアメリカ政治におけるイデオロギー論争の方向性を予兆しているかもしれない。
ノボア氏の目には、コロンビアのグスタボ・ペトロ大統領は何も成し遂げていない「俗物」に映る。アルゼンチンのハビエル・ミレイ大統領は「自惚れ屋」で、ノボア氏はそれを「とてもアルゼンチン的」と評した。メキシコのアンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール大統領の「銃ではなく抱擁」という安全保障戦略は失敗し、麻薬カルテルを強化してエクアドルの安全保障を直接的に損なう形となった。エルサルバドルのナジブ・ブケレ大統領は非民主的で、いわゆるギャングとの戦いで国の抑制と均衡を弱体化させているだけでなく、腐敗しており、統治する中で家族を豊かにしている。ノボア氏はチリのガブリエル・ボリッチ大統領についてはそれほど辛辣ではなく、「大丈夫そうだ」と述べ、左派の政治連合が引き起こしている問題から逃れるには政治的に弱すぎると付け加えた。
近隣諸国の指導者らが批判する中、ノボア大統領が称賛した唯一の外国指導者はブラジルのルイス・イナシオ・ルラ・ダ・シルバ大統領だった。数年前にビジネス会議で初めてルラ大統領と会ったノボア大統領は、「彼の政治的手腕と政策を推し進める能力」に感銘を受けた。ノボア大統領のコメントは、ラテンアメリカの中道左派の常識を反映しており、ルラ大統領が2002年から2010年まで政権に就いた最初の2期は、数百万人を貧困から救い、良好なビジネス環境を維持した政策のおかげで成功物語だったと描いている。
#ラテンアメリカの政治は左派対右派の対立を超えつつある