ペンシルベニア州エリーの住宅で銃撃事件が発生し、子供2人や妊娠中の女性を含む計9人が死亡した。.
ペンシルベニア州エリーの住宅で発生した銃撃事件の概要
ペンシルベニア州エリーのペリー通り(Perry Street)にある住宅で、45歳の男が家族や知人ら複数人を銃撃して殺害した後、自らも命を絶つ事件が発生した。事件が起きたのは2026年10月9日の夕方であり、通報を受けた警察官が現場に駆けつけたときには、すでに複数の犠牲者が命を落としていた。
犠牲となった家族と被害者の詳細
現場となった住宅では、幼い子供や妊娠中の母親を含む複数の家族が命を落とした。犠牲となった母親のアンジェリーナ・ストーン(Angelina Stone)さんは、まもなく第3子を出産する予定であったが、未誕生の子どもや親族とともに命を奪われた。
警察の調査により確認された犠牲者の内訳は以下の通りである。
- 屋外で発見された51歳と37歳の女性2人(うち1人は家族の友人、もう1人は義理の姉妹)
- 1階部分で発見された5歳の男児と1歳(約22ヶ月)の女児
- 2階および階段付近で発見された24歳女性、44歳女性、19歳男性、21歳男性
- 2階で死亡していた45歳の容疑者(銃撃実行犯)
ロラ警察署長は、今回の事件について「警察人生28年の中で、これほどの犠牲と荒廃を見たことがない」と述べ、現場の深刻さを語った。ロラ署長はさらに、「現場を離れた後もずっと脳裏から離れない光景がある。これはまさにそのような悲惨な現場の一つだ」と述べ、到着時の状況を振り返っている。
直前に起きた動きと警察による突入の経緯
事件当日の午後4時50分頃、エリー市の銃声検知システム「ShotSpotter(ショットスポッター)」が銃声を感知し、警察に通報が入った。警察官は通報からわずか数分後に現場へ到着し、家の外で銃撃を受けて倒れている2人の女性を発見した。

近隣住民の防犯カメラ映像には、2人の女性が助けを求めて家を訪れ、ドアを激しく叩く様子が捉えられていた。警察の調べによると、容疑者が住宅から出てきてその女性たちを呼び寄せ、駆け寄ってきたところを銃撃したとみられている。その後、警察官が到着した時点では建物内からの銃声や叫び声は聞こえず、人影も確認できなかったため、慎重にドローンやロボットを使用して建物内部の確認を進めた。捜索の結果、2階で容疑者の男が自身が所有していた銃器とともに死亡しているのが発見された。
当局の反応と動機の解明に向けた捜査
エリー市長のだリア・デブリン(Daria Devlin)氏は記者会見において、被害者家族に向けて深い哀悼の意を表し、コミュニティ全体で支援していく姿勢を示した。また、市民に向けてUPMC危機管理サービスやアレゲニー・ヘルス・ネットワークのメンタルヘルス支援窓口の連絡先が公開された。
ペンシルベニア州のジョシュ・シャピロ(Josh Shapiro)知事は、エリー市長と電話で会談し、州政府としての全面的な支援を約束した。シャピロ知事は自身の公式SNSを通じて「私の心はこの家族のために引き裂かれる思いだ」と述べ、犠牲者の遺族やエリーのコミュニティに向けて祈りを捧げた。
現時点で警察は明確な動機を特定しておらず、捜査を継続している。エリー警察のリック・ロラ署長は、精神的な健康上の問題が背景にあった可能性があるとの見方を示しつつも、動機の詳細を断定するには時期尚早であると述べた。