ナッシュビル・プレデターズは現地時間2026年9月1日、フォワードのルーク・エヴァンジェリスタをニュージャージー・デビルスへトレードしたと発表した。見返りとして、プレデターズは2028年のドラフト1巡目および2巡目指名権を獲得した。この決定は、チームの将来的な戦力強化と柔軟なキャップスペース確保を目的としている。
エヴァンジェリスタの移籍とトレードの背景
24歳のエヴァンジェリスタは、昨シーズン、プレデターズで81試合に出場し、12ゴール、44アシスト、キャリアハイとなる合計56ポイントを記録した。2020年のドラフト2巡目(全体42位)で指名された同選手は、その後253試合のレギュラーシーズン出場で142ポイントを積み上げ、さらに6試合のスタンレーカップ・プレーオフ出場で1ゴールを記録している。プレデターズでは主にライアン・オライリーやフィリップ・フォースバーグと並び、トップ6フォワードとして活躍してきた。
Evangelista traded to Devils by Predators for 2 draft
しかし、プレデターズのゼネラルマネージャーであるクリス・マクファーランド氏は、今回の決断が容易なものではなかったことを強調している。
「ルークがファンに愛される優れた若手選手であり、チームのために素晴らしい仕事をしてきたことは承知している。そのため、この決定は軽々しく下されたものではない」と、クリス・マクファーランドGMは述べた。さらに、「これらの動きは、やり遂げなければならない最も過酷なものだ」と心境を明かした。
獲得した指名権の条件と今後の戦略
Devils Acquire Winger Luke Evangelista for Draft Picks
コロラドの2027年1巡目指名権がトロントへ譲渡されない場合、あるいはコロラドの2028年1巡目指名権がトップ10以内に入った場合、プレデターズは代わりにコロラドの2029年1巡目指名権を受け取る。
マクファーランド氏は、獲得したこれらの指名権をさらなる戦力補強のために活用する可能性も示唆している。同氏はメディアに対し、「この決定は(2つのドラフト指名権のために)なされたものだ。それらを使ってできることはたくさんあるが、もしチームを改善する方法があるのなら、選手たちは興奮すべきだと思う」と語り、即戦力獲得に向けた動向を否定しなかった。
デビルスにおける戦力としての期待
Forward Luke Evangelista sent to Devils, Predators get two
エヴァンジェリスタは、2025年10月4日にプレデターズと締結した2年総額600万ドル(平均年俸300万ドル)の契約の2年目を迎えており、今シーズン終了後には制限付きフリーエージェント(RFA)となる。デビルス側は、エヴァンジェリスタのプレースタイルについて、高いプレイメイク能力と堅実な守備を兼ね備えた右ウィングとして評価しており、チームのシステムに適合するとの見解を示している。デビルスのGMサニー・メータ氏は、獲得した指名権をロスター強化のために使うことに躊躇を見せていない。

プレデターズのシーズン開幕に向けた動き
エヴァンジェリスタの代理人を務めるジャッド・モルダバー氏は、今回のトレードに関するコメントを控えた。プレデターズは9月16日からトレーニングキャンプを開始し、9月20日に最初のプレシーズンゲームを予定している。レギュラーシーズンは10月1日、ブリヂストン・アリーナでのミネソタ・ワイルド戦で開幕する。チームの再編が急ピッチで進む中、プレデターズが獲得した指名権をどのように行使し、現在のロスターをどう強化していくのかが、開幕直前の注目点となっている。