フロリダ州ケープコーラルの運河で発見された遺体が、1985年に失踪したニューヨーク州出身の女性、ローズ・マリー・ゲイハートさん(当時23歳)であるとDNA鑑定により特定されました。ケープコーラル警察署は、本件を「現行の殺人事件(active homicide investigation)」として捜査していると発表しました。
遺体の発見と身元の特定
遺体は2024年5月、ケープコーラル北東部の運河でカヤックに乗っていた若者が発見しました。発見者のライランド・サンズさんは、釣りをしていた際に右側に人間の頭蓋骨のようなものが見えたと証言しています。その後、ケープコーラル市公共事業局、リー郡保安官事務所、ブロワード郡保安官事務所、および第21検視局の協力を得て、遺体があった場所の掘削が行われました。
身元の特定には、ニューヨーク州リヴィングストン郡保安官事務所が重要な役割を果たしました。同事務所が2007年に確保していた家族のDNAサンプルが活用され、テキサス州の研究所による鑑定を経て、2026年5月にケープコーラル警察署の暴力犯罪捜査ユニットにゲイハートさんであるとの確認が届きました。このプロセスには第21検視局も関与しました。
失踪当時の状況と背景
ゲイハートさんは1985年3月21日に、ケープコーラルにあるダイナーの外で最後に生存が確認されており、その後行方不明となりました。ニューヨーク州ダンスビルに住む両親が失踪届を提出しています。

親族の証言によると、ゲイハートさんは1984年のクリスマス日に、交際相手のボブ・パドック氏とその母親ドロシー・リッテンハウス氏と共に、ノースフォートマイヤーズのトレーラーパークに転居していました。当時は地元のレストラン「Big Howie’s Hot Dogs」で働いていたといいます。
姉のローリー・トラビスさんは、失踪前の状況について次のように述べています。
- 失踪の約2週間前まで、ゲイハートさんは非常に幸せそうに過ごしており、姉をフロリダに招待していた。
- トレーラーパークでは常に激しい衝突や喧嘩のような音が聞こえていた。
- 近隣住民の間では、ゲイハートさんが妊娠しており、故郷へ帰りたがっていたが交際相手がそれを拒んでいたという噂や、交際相手の母親による関与を疑う声があった。
警察による捜査と情報提供の呼びかけ
ケープコーラル警察署のアントニー・サイズモア署長は、「40年以上にわたり、家族は彼女に何が起きたのか分からないという重荷を背負ってきた。この身元特定は待ち望んでいた答えをもたらしたが、同時に我々の決意を強めるものである」と述べ、4十年経っても正義の追及を止めず、あらゆる手がかりを追うとしています。

現在、死因を含む詳細は明らかにされていませんが、警察は本件をオープンな殺人事件として捜査しています。事件に関する情報を持つ人は、以下の窓口への連絡が求められています。
| 機関名 | 連絡先 |
|---|---|
| ケープコーラル警察署 | 239-574-3223 |
| リヴィングストン郡保安官事務所 | (585) 243-7100 / 844-LCSO-TIP |
| ジェームズ・メリック捜査官 (Email) | [email protected] |
