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2026-02-22 08:30:00
- 幸せな人生を送るカギは、感謝の気持ちと自分の強みを生かすこととトーマス・カプラン氏は言う。
- 「知らない」と言うことを恐れてはいけない。
- カプラン氏は2月4日、レンブラントの絵画を約1800万ドル(約28億円)で売却し、野生ネコ科動物の保護活動団体に寄付した。
幸せな人生を送るカギは、「感謝の気持ち、謙虚さ、信念」——。
17世紀オランダ絵画を代表する巨匠レンブラント・フォン・レインの世界最大の民間コレクター、トーマス・カプラン氏は、2月4日にニューヨークのサザビーズで行われた「Young Lion(横たわる若いライオン)」のオークション前にそう 語った。
カプラン夫妻が所有していたこのレンブラントの素描は、約1800万ドル(約28億円)で落札され、その収益はカプラン氏が共同で設立した野生ネコ科動物の保護団体「パンセラ(Panthera)」に寄付される。

6歳のころから最も関心を寄せてきたのが、野生ネコ科動物の保護だったと、カプラン氏は言う。ネコ科動物の研究をする動物学者になるのが夢だったが、数年もすると、自分にはそれに必要な科学の才能がないことを痛感した。
「だが、たしか12歳のとき、もしも大金持ちになったら、この分野で自分にはない才能を持つ野生ネコ科動物の自然保護活動家を支援しようと心に誓った」
その後、カプラン氏はエネルギーと貴金属業界で大きな富を築いた。その言葉通り、2006年に野生ネコ科動物の有力な保護活動家、故アラン・ラビノヴィッチと共同でパンセラを創設。この分野で世界有数の団体に成長させた。
「私はミッションを重視する人間で、自分がこうしようと決めたことには、あらゆる努力を注ぐ」と述べた。
1. 感謝の気持ちを持ち、自分の強みを生かす
インタビューでカプラン氏は、幸せな人生を送るための3つのヒントを明かしている。
3人の子どもを非常に裕福な家庭環境の中でどのように育ててきたのかと問われると、「端的に言えば、彼らは金銭を動機にしていなかった」と答えた。
「派手な生活を送らず、車や時計、富をひけらかす物を一切持たないことが大事だ」
子どもたちには、人に与えることや感謝することの大事さを教え込んだ。幸せの基本は、感謝の気持ちを持って生活することだと信じている。
感謝の気持ちのない人は惨めな人生を送り、それは当然の報いであることを子どもたちは理解している——カプラン氏はそう確信している。
2. 自分の能力範囲にとどめる
自分の知識の限界を認め、よく理解していること以外には手を出さないことも重要だと言う。これは、ウォーレンバフェットが言う「能力の輪(サークル・オブ・コンペテンス)」だ。
「『知らない』と言うのを恐れてはいけない。信頼はなかなか得られないが、失うのは一瞬だ」
ノバゴールド・リソーシズ(The NovaGold Resources)の会長を務めるカプラン氏は、自身が評価されているのは特定分野における専門性であり、軽率な発言や行動によってその信頼を下げたくないと述べた。
「頼まれたからといって、それに答えなければと思い込まない規律を保つことだ」とアドバイスを送る。
3. やるなら真剣に行う
これと軌を一にする3つ目のアドバイスとして、「自分がよく理解しているテーマについて発言するときや、深く理解している資産に投資するときは、信念をもって行うことが大切」と語る。
「何かをやると決めるなら、徹底的に考え抜き、真剣に行うべきだ」
「人よりも秀でているところがあるならば、全力でやるべきだ。そうした比較優位性がないならば、手を出してはならない」
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