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2024-05-30 05:45:00
写真左から、ASUS NUCの発表会に登壇したASUS JAPANのNUCプロダクトマネージャー・Bokun Fu氏、ASUS APAC Senior Business Development DirectorのWilliam Goh氏、インテル技術本部部長 工学博士の安生健一朗氏。
撮影:小林優多郎
PCの形といえば、ノートPCや大型のデスクトップPC、最近ではタブレットなどさまざまだ。
その中でも最近大きな動きがあったのが「NUC」(Next Unit of Compute、ナック)と呼ばれるミニPCのシリーズだ。
NUCは元々はインテルが発足させたPC事業だが、2023年7月に事業を終了。同年10月に台湾のPCメーカー・ASUSへ事業移管した。
ASUSはNUCをどのような形で広げていくのか。5月21日に同社が日本で開いた新製品発表会で語られた内容を解説する。
業務用PCとしての拡大を狙う

現行でシリーズ最上位機種となる「ASUS NUC 14 Pro+」。
撮影:小林優多郎
筆者の個人的な印象だが、日本でのNUCは自分でパーツを組み合わせて好みのデバイスを作る「自作PC」界隈でよく見聞きした。
現に、NUCにはすぐ使えるものもあれば、OSやメモリー、ストレージなどがない「キット」のような状態(いわゆる「ベアボーン」)のようなものもあった。

ASUS NUCには4つの新製品と、2つの継続製品がある。
撮影:小林優多郎
今回ASUSは4つの新製品と、インテル時代から引き継いだ2つの製品を発表した。いずれも新たに「ASUS NUC」というブランドに統一された。
出荷台数ベースでボリュームがある用途は、法人向けだ。ASUSのAPAC担当Senior Business Development DirecterのWilliam Goh(ウィリアム・ゴー)氏は「最近はエッジIoT、ロボットアームやPOSなどでNUCが活躍している」と話す。

ASUS NUC 14 Pro+を片手で持つWilliam Goh氏。
撮影:小林優多郎
ASUS NUCは最新のインテル製CPU「Core Ultra」シリーズを搭載しているものから、Core Ultraより2つ前の第12世代Coreを搭載している製品まで網羅されている。
用途ごとに必要なパワーと予算に応えられるよう、ラインナップを用意している。

NUCの利用例。小型ディスプレイやレシートプリンターなどに接続している。
撮影:小林優多郎
これらの製品はすでに受注を開始しているが、2023年5月時点では、基本的に法人向けの販売窓口の対応になり、岡谷エレクトロニクス、テックウインド、菱洋エレクトロらが販売を担当している。価格も個別対応となる。
ゲーミング用途にも広がるNUC

他のNUCよりやや大きい「ROG NUC」。
撮影:小林優多郎
一方で、ゴー氏は「NUCは全てのユーザーに採用してもらえる」と話しており、その一般顧客層として同社が狙っているのはゲーミングだ。
ASUSは「ROG」(Republic of Gamers)ブランドでPCやスマートフォンで、ゲーミングデバイスを展開している。
発売は7月とまだ先だが、ASUS NUCの日本本格始動に合わせてゲーミング用途に特化した「ROG NUC」も2製品発表した。
シンプルなデザインのASUS NUCに対して、ROG NUCは黒の筐体にROGロゴがあり、一見するだけで「ゲーミングPC」とわかるデザインを採用している。

ROG NUCのインターフェイス。
撮影:小林優多郎
仕様上もASUS NUCは基本インテルのチップセットに内蔵されたグラフィックチップを利用しているのに対し、ROG NUCはNVIDIA製の「Geforce RTX 4070」もしくは「RTX 4060」を搭載している。
予想実売価格はCore Ultra 7/RTX 4060/16GBメモリーのモデルが27万6600円、Core Ultra 9/RTX 4070/32GBメモリーのモデルが35万5600円。
本気でPC用ゲームをするなら同じ価格帯のASUSや他社のより大きいデスクトップPCを使う方が冷却性能やカスタマイズ性などの面で分があるが、「置き場に困る」といった声も一定数ある。
ROG NUCがそうしたニーズも拾える存在になるのか注目だ。
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