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パロアルトネットワークス、第4四半期決算で売上高と利益が市場予想を上回る

2026年9月1日、サイバーセキュリティ大手のパロアルトネットワークスは、第4四半期決算において市場予想を上回る業績を発表しました。人工知能(AI)に関連するリスクの増大が、同社のサイバーセキュリティツールに対する需要を押し上げています。株価は通常取引で5%下落した後、時間外取引では当初5%上昇し、その後は横ばいで推移しました。…

Palo Alto Networks headquarters building exterior against a blue sky

2026年9月1日、サイバーセキュリティ大手のパロアルトネットワークスは、第4四半期決算において市場予想を上回る業績を発表しました。人工知能(AI)に関連するリスクの増大が、同社のサイバーセキュリティツールに対する需要を押し上げています。株価は通常取引で5%下落した後、時間外取引では当初5%上昇し、その後は横ばいで推移しました。

第4四半期決算:予想を上回る成長と売上高

パロアルトネットワークスが発表した第4四半期の業績は、LSEGによるアナリスト予想を上回りました。調整後の1株あたり利益は1.02ドルとなり、予想の98セントを上回りました。売上高は34.1億ドルを記録し、予想の33.5億ドルを凌駕しました。これは前年同期の25.4億ドルから34%の増加となります。

一方で、純損益に関しては2.82億ドル(1株あたり35セント)の赤字を計上しました。これは前年同期の純利益2.54億ドル(1株あたり36セント)から減少しています。同社は数少ない純粋なサイバーセキュリティ企業の一つとして注目を集めており、今回の決算結果はサイバーセキュリティ製品への需要が減速していないことを示しています。

AI脅威の激化とCEOの見解

パロアルトネットワークスのCEOであるニケシュ・アローラ(Nikesh Arora)氏は、CNBCに対し、AI攻撃の加速が顧客に対して、より優れた、より高速なサイバー防御体制の構築を強いていると語りました。アローラ氏は、こうした懸念がすでに市場に影響を与え始めているものの、長期的な成長の余地はまだ初期段階にあると指摘しています。

「これは長期的な追い風です。1四半期や2四半期で終わるものではありません。当社のビジネスの成長率という観点から、長期的な持続性を支えるものです。」 ニケシュ・アローラ(Nikesh Arora)、CEO

同社は、Anthropic社の「Mythos」のような高度なAIモデルの台頭により、エージェント型サイバー攻撃を検知・対応するための新しいセキュリティツールへの需要が高まっていると分析しています。OpenAIとHugging Faceでのハッキング事例のように、AIエージェントが自律的に攻撃を計画・実行できるという懸念が加速しています。これを受け、アローラ氏はAnthropic Mythosの発表以来、顧客向けの説明会を前四半期の約1,200回から2,000回以上に増やしたと明かしました。

戦略的買収と今後の見通し

パロアルトネットワークスは、AIセキュリティ製品を強化するため、AIスタートアップであるConsoleの買収を発表しました。アローラ氏は過去1年余りにわたり積極的な買収戦略を推進しており、IDセキュリティ企業CyberArkに250億ドル、Chronosphereに約34億ドルを投じるなど、同社史上最大規模の投資を行っています。アローラ氏は、サイバーセキュリティのスタートアップエコシステムを巨大な実験室と見なし、自社の内部アプローチが機能しない場合には、スタートアップからの買収を検討する姿勢を示しました。

パロアルトネットワークス、第4四半期決算で売上高と利益が市場予想を上回る
Photo: cnbc.com
Palo Alto Networks Fiscal Q4 2026 Earnings Call

業界全体においてもAIセキュリティ競争は激化しており、先週にはCrowdStrikeやOktaが好調な決算とガイダンスを発表し、株価が上昇しました。パロアルトネットワークスは、2027年度第1四半期の売上高として33億ドルから33.1億ドルを予測しており、アナリスト予想の32.2億ドルを上回る見通しです。通期では141億ドルから142億ドルの売上高、調整後EPSは4.16ドルから4.19ドルを見込んでおり、これも市場予想(売上高137.9億ドル、EPS 4.11ドル)を上回る数字となっています。

執筆者について: nipponese

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