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ハリケーン「イサイアス」がカテゴリー2に発達、米南部湾岸地域が警戒態勢

アメリカ南部湾岸地域がハリケーン「イサイアス」の接近に備えて警戒態勢を強めています。米国立ハリケーンセンターは10月8日、同嵐がカテゴリー2の勢力に発達したと発表し、フロリダ州パンハンドルからアラバマ州、ミシシッピ州にかけての沿岸部に上陸する見通しを示しました。…

ハリケーン「イサイアス」がカテゴリー2に発達、米南部湾岸地域が警戒態勢

アメリカ南部湾岸地域がハリケーン「イサイアス」の接近に備えて警戒態勢を強めています。米国立ハリケーンセンターは10月8日、同嵐がカテゴリー2の勢力に発達したと発表し、フロリダ州パンハンドルからアラバマ州、ミシシッピ州にかけての沿岸部に上陸する見通しを示しました。

史上最も遅い時期に発生した大西洋の初ハリケーン

大西洋のハリケーンシーズンは6月1日に開幕したものの、夏の間は強力な嵐の発生がない異例の静けさが続いていました。しかし、米国立海洋大気局などの発表によれば、イサイアスは衛星観測の開始以来、記録上最も遅い時期に発生したその年最初の大西洋ハリケーンとなりました。

科学専門メディアの報道では、この長期の沈黙は強力なエルニーニョ現象が引き起こした強い上空の風せん断と乾燥空気の流入によるものとされています。ハリケーン研究者の分析では、通常の年であればこの時期までに少なくとも5個のハリケーンが発生しているはずでした。

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しかし、南米中央部付近から発生したシステムが太平洋の熱帯低気圧とともに大西洋側へも影響を与え、ついにイサイアスへと成長しました。記録的な遅さとなった背景には、大西洋全体を抑え込むような気候風の動向があったと専門家は指摘しています。

国立海洋大気局および国立ハリケーンセンターによれば、イサイアスは非常に遅い時期の発生となり、これまでの記録を27日も更新する異例の事態となっています。

フロリダおよびアラバマ州で相次ぐ避難命令と非常事態宣言

事態の緊迫化を受け、フロリダ州のロン・デサンティス知事は記者会見で住民に避難指示への従うよう強く呼びかけました。フロリダ州内では複数の郡で州知事や地元当局による非常事態宣言が発令されています。

フロリダ州知事のロン・デサンティス、アラバマ州知事のケイ・アイビー、さらにジョージア州知事の3州の知事がそれぞれ非常事態を宣言しました。アラバマ州やフロリダ州の一部沿岸地域では、海岸部の自治体や観光客、低地住民に向けて義務的あるいは任意の避難命令が拡大されました。

オカルサ郡では強制避難命令が発令され、沿岸部の特定ゾーンにおける住民の移動が急ピッチで進められています。高速道路の避難車線では車が長蛇の列を作り、ビーチへの立ち入りを示す旗が掲げられるなど、直前対策が急ピッチで進められています。

フロリダ州内では、ウエストフロリダ大学などの教育機関が授業の休止や休校を発表しました。南部地域の医療施設や行政機関も業務を一時的に見合わせ、安全確保に向けた動きが広がっています。

ハリケーン「イサイアス」がカテゴリー2に発達、米南部湾岸地域が警戒態勢
写真:CNBC

メキシコ湾岸のエネルギー産業と沿岸部への影響

嵐の直撃が予想されるメキシコ湾岸では、エネルギー生産への影響も表面化しています。エクソンモービルなどのエネルギー関連企業は通常通りの運用を続けつつも、気象予測を注視して安全対策を強化しています。

洋上施設では作業員や漁業者らがボートの固定や安全確保の作業に追われ、危険な海象条件に備える動きが広がっています。燃料輸送や関連事業者の間でも、風雨や高潮への備えとして作業員の退避や資機材の固定が進められています。

最大風速105マイルの勢力と予想される甚大な被害

米国立ハリケーンセンターの速報によると、イサイアスは数時間の間に急速な発達を遂げ、最大持続風速は105マイルに達しています。勢力はカテゴリー2を維持し、北東へ進みながら上陸直前にはカテゴリー1程度へやや弱まる可能性が示唆されているものの、依然として危険な状態が続いています。

沿岸部では5フィートから7フィートに及ぶ危険な高潮の発生が予想されており、通常は水に浸からない地域への浸水が懸念されています。さらに、一部の地域では最大10インチに達する大雨が降り注ぎ、アラバマ州からフロリダ州パンハンドル、ジョージア州南部にかけて突風や孤立した竜巻を引き起こすおそれがあります。

州当局や救助チームは、予期せぬ浸水や長時間の停電が発生する可能性を指摘し、住民に対して安全な場所への移動と備えの完了を強く求めています。

執筆者について: nipponese

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