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トランプ大統領、カタールからの4億ドル贈与機でノースダコタ初飛行

7月 1, 2026 / nipponese
カタールからの「贈り物」と機体の豪華仕様

ドナルド・トランプ米大統領は2026年7月1日、カタール政府から贈られた4億ドル相当のボーイング747-8改造機で、ノースダコタ州のセオドア・ルーズベルト大統領図書館を訪問する初飛行を行いました。この機体は、2028年に予定されている次世代機への移行まで、暫定的な「ブリッジ」機として運用されます。

カタールからの「贈り物」と機体の豪華仕様

新しく「エアフォースワン」として指定されたこの機体は、カタール政府から贈られたボーイング747-8であり、その価値は4億ドルにのぼります。トランプ大統領は、35年以上運用されてきた旧型の軍用機に代わる不可欠な更新であるとして、この贈与を正当化しました。

機体の外観は、ケネディ政権時代から採用されていた伝統的なライトブルーから、トランプ氏の好みを反映した配色に変更されました。具体的には、機体底部にネイビーを配し、赤と金のストライプを組み合わせたデザインとなっています。

内部の豪華さは、ホワイトハウスの通信局長であるSteven Cheung氏や、米国プロトコル責任者のMonica Crowley氏がSNSに投稿した写真で明らかになりました。豪華なカーペット、フルフラットシート、ウッドパネル、そしてシートベルトにまで刻まれた大統領の印章などが備わっています。

“控えめにするか、それとも見せつけるか、どちらかだ。”

ドナルド・トランプ大統領

運用コストと次世代機への移行スケジュール

この機体は、正式な次世代機が納入されるまでの暫定的な運用を目的としており、空軍内では「VC-25B Bridge」と呼ばれています。トランプ大統領は、自前で同様の機体を建造する場合に比べて、納税者の負担が極めて少なくて済んだと主張しています。

しかし、コスト面では複雑な状況があります。The Guardianの報道によれば、このカタール製機体の改造費用に推定10億ドルが投じられました。一方で、2027年から2028年にかけて納入予定の専用設計機2機の推定コストは、当初の37億ドルから50億ドルへと増大しています。

項目 コスト/時期 備考
カタール贈与機(価値) 4億ドル ボーイング747-8
贈与機の改造費用 約10億ドル 暫定的な「ブリッジ」運用
次世代専用機(2機分) 50億ドル(増額後) 2027年〜2028年納入予定

空軍側は、今回のアップグレードにおいて外観よりも運航準備(オペレーショナル・レディネス)に重点を置いたため、内部レイアウトの変更は最小限であったとしています。

利益相反と国家安全保障を巡る論争

この異例の贈与は、2025年5月の発表以来、超党派の激しい批判にさらされています。特に、トランプ氏の家族がカタールで深いビジネス展開を行っている点や、国家安全保障上の懸念が指摘されています。

MS NOWの報告によると、トランプ・オーガニゼーションは、カタール政府所有の企業およびサウジアラビアの企業と共同で、カタール国内に豪華ゴルフリゾートを建設する契約を締結したことを、贈与の発表のわずか数週間前に公表していました。また、トランプ大統領の娘婿であるJared Kushner氏や特使のSteve Witkoff氏が、イランとの和平交渉のためにドーハを訪問するなど、カタールとの外交的・経済的結びつきが強まっています。

“大統領は、アメリカ国民が重大な国家安全保障上の利益を持つ外国政府からの贈り物を、繰り返し受け入れ、積極的に求めていることを明確にしており、カタールはその最も顕著で具体的な例と言えるでしょう。”

Donald Sherman, 政府倫理監視団体「Citizens for Responsibility and Ethics」会長

民主党側はこの贈与を「腐敗の定義そのもの」と激しく批判しています。さらに、一部の反対派は、機体の改造費用が、すでにスケジュールが数年遅れている大陸間弾道ミサイル(ICBM)の近代化プログラム「センチネル(Sentinel)」の予算を圧迫していると主張しています。

今後の予定と大統領の意向

トランプ大統領は、この機体を「史上最高の商業機」と称賛し、今後の重要な行事でも活用する意向です。具体的には、7月4日の独立宣言署名250周年記念行事において、このジェット機を先頭にした大規模なフライオーバーを計画しています。

また、トランプ氏は、自身の任期終了後、この機体を自身の「大統領図書館」に寄贈する意向を示しています。

“率直に言って、我々がこれほどの金額を費やす意思がなければ、このような飛行機を造ることはできなかったでしょう。彼らは最高額を投じた。”

ドナルド・トランプ大統領

The president's decision to accept the luxury jet from Qatar as Air Force One has raised concerns about the ethics of using a $400 million gift for a temporary fix, potentially overshadowing the planned modernization of the nation's ICBM program.

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