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デサンティス知事、就任後初めて死刑執行令状を撤回 ウィリアム・リー・トンプソン死刑囚の執行停止

フロリダ州のロン・デサンティス知事は2026年10月8日、10月13日に予定されていたウィリアム・リー・トンプソン死刑囚の死刑執行令状を取り下げました。同州で知事が執行令状を取り消すのは、デサンティス氏の在任中初めてです。トンプソン死刑囚の弁護団は、同被告が認知症を患い、執行能力を欠いていると主張していました。…

デサンティス知事、就任後初めて死刑執行令状を撤回 ウィリアム・リー・トンプソン死刑囚の執行停止

フロリダ州のロン・デサンティス知事は2026年10月8日、10月13日に予定されていたウィリアム・リー・トンプソン死刑囚の死刑執行令状を取り下げました。同州で知事が執行令状を取り消すのは、デサンティス氏の在任中初めてです。トンプソン死刑囚の弁護団は、同被告が認知症を患い、執行能力を欠いていると主張していました。

デサンティス知事がトンプソン死刑囚の執行を停止

フロリダ州のロン・デサンティス知事は、10月8日付でフロリダ州立刑務所のランドール・ポーク所長宛てに書簡を送り、ウィリアム・リー・トンプソン死刑囚(74)の死刑執行令状を撤回しました。トンプソン死刑囚は1976年にマイアミ・デイド郡で発生したサリー・アイベスターさん殺害事件で死刑判決を受けていました。

2025年以降、フロリダ州で死刑執行を積極的に進めてきたデサンティス知事にとって、今回のような令状の取り消しは自身の在任中初めての事例となります。

Florida State Prison
写真:Sun Sentinel

認知症による精神的能力の欠如

「彼は自分がどこにいるのかも分からず、『ブッシュ』がまだ大統領であると述べ、時には死刑判決を受けたことさえ認識していませんでした」

グレース・ハンナ、Floridians for Alternatives to the Death Penalty事務局長

弁護団は、神経心理学者が9月15日の診断において、同死刑囚が 認知症と著しい認知機能の低下により、死刑執行の事実と理由を理解する精神的能力を欠いている と判断したと報告しています。デサンティス知事は9月11日に死刑執行令状に署名した後、弁護側からの指摘を受け、トンプソン死刑囚の精神状態を評価するために3人の精神科医による委員会を設置しました。委員会は10月1日に診断を行い、翌日には報告書を提出する予定でした。

48年に及ぶ事件の経緯と司法闘争

1976年3月30日に発生したサリー・アイベスターさんの誘拐、強姦、殺害事件で、トンプソン死刑囚と共犯者のロッコ・スレース受刑者は、アイベスターさんとバーバラ・サベージさんをモーテルに拘束し、家族から金銭を要求しました。アイベスターさんが家族から25ドルしか調達できなかったため、二人による拷問と殺害が行われました。

Gov. DeSantis withdraws death warrant for one of two inmates set to be executed Tuesday

トンプソン死刑囚は、1976年6月17日に最初の死刑判決を受けて以来、約48年間にわたり法廷闘争を続けてきました。1989年に陪審団が再び死刑を勧告して以来、同死刑囚はフロリダ州の死刑囚監房に収容され続けています。共犯者のスレース受刑者は、後に第二級殺人罪で終身刑を言い渡され、1993年に獄中で死亡しました。

他州の執行失敗と今後の見通し

トンプソン死刑囚の弁護士であるブリ・レイシー氏は、令状の取り消しを歓迎し、今後は同死刑囚が適切な医療施設へ移送され、必要なケアを受けられることを望むと表明しました。

デサンティス知事、就任後初めて死刑執行令状を撤回 ウィリアム・リー・トンプソン死刑囚の執行停止
写真:New York Post
執筆者について: nipponese

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