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テレビ芸術科学アカデミー、エミー賞の独占配信権をPrime Videoに付与

エミー賞を主催するテレビ芸術科学アカデミーは、2027年から2032年までの6年間、プライムタイム・エミー賞の独占配信権をAmazonのPrime Videoに付与する契約を締結したと発表した。これにより、1949年の開始以来、70年以上にわたって地上波ネットワークが交代で放送を担ってきた歴史に終止符が打たれる。…

テレビ芸術科学アカデミー、エミー賞の独占配信権をPrime Videoに付与

エミー賞を主催するテレビ芸術科学アカデミーは、2027年から2032年までの6年間、プライムタイム・エミー賞の独占配信権をAmazonのPrime Videoに付与する契約を締結したと発表した。これにより、1949年の開始以来、70年以上にわたって地上波ネットワークが交代で放送を担ってきた歴史に終止符が打たれる。

テレビ芸術科学アカデミーとAmazonによる6年間の独占契約

テレビ芸術科学アカデミーとAmazonによるこの多年度契約は、火曜日に正式発表された。これにより、Prime Videoは2027年から2032年まで、テレビ界の最高峰の祭典であるエミー賞の独占的な放送拠点となる。この決定は、これまでABC、CBS、FOX、NBCの4大ネットワークが持ち回りで放送してきた「ホイール・ディール(巡回契約)」の終了を意味する。

「来年9月の授賞式から、長期にわたって単一の拠点で実施することが最大の変更点となるだろう」 クリス・アブレゴ、テレビ芸術科学アカデミー会長(AP通信報道より)

テレビ芸術科学アカデミー、エミー賞の独占配信権をPrime Videoに付与
写真:Variety

アカデミーのクリス・アブレゴ会長は、毎年放送局が変わることで、クリエイティブな制作体制からブランドとのパートナーシップ構築に至るまで、その都度ゼロから体制を作り直さなければならなかった従来の課題に言及した。アブレゴ会長は、単一のパートナーと6年間組むことで、年々経験を積み重ね、継続的に番組を構築していくことが可能になると強調している。同会長は、今回の契約について、単なる更新ではなく、モデルを再考する機会であると位置づけた。

契約金と無料視聴をめぐる配信条件の全貌

契約の詳細は公表されていないが、複数の情報筋によると、Prime Videoが支払うライセンス料は年間約1,500万ドルにのぼると見られている。これは、従来の地上波4局による「ホイール・ディール」が国内放映権に対して支払っていた年間800万ドルから1,000万ドルを上回る額である。

視聴環境について、アカデミーは最初から「サブスクリプション不要」を条件として求めていた。そのため、2027年9月に配信されるエミー賞は、Prime Videoの会員登録を必要とせず、世界中のファンが無料で視聴できる。Prime Videoは240以上の国と地域で展開されており、今回の移籍は、エミー賞をグローバルなプラットフォームへと引き上げる狙いがある。

Cris Abrego
写真:hollywoodreporter.com

視聴者層の高齢化とストリーミング移行への期待

エミー賞の視聴者数は、かつて2,000万人を超えていた時期もあったが、現在は約700万人程度まで減少している。Amazon側は、Prime Videoが提供するライブ配信とオンデマンドのハイブリッドなサービスを通じて、より若い視聴者層の開拓を目指している。

「エミー賞は80年近くにわたり、テレビ界における最高のストーリーテリングと才能を称えてきました。今後6年間、この祭典のグローバルな配信拠点としてPrime Videoが信頼を寄せられたことを光栄に思います」 マイク・ホプキンス、Prime VideoおよびAmazon MGMスタジオ責任者

マイク・ホプキンス氏は、今回の提携により、米国以外の視聴者に対しても、これまで以上にエミー賞を身近に届けられると語った。また、Amazonは自社プラットフォーム上で多数の動画配信サービスを統合しており、ノミネート作品を即座に視聴できる環境を整えることで、授賞式への関心を高めたい考えだ。

執筆者について: nipponese

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