グリーンベイ・パッカーズのランニングバック(RB)であるジョシュ・ジェコブスが、暴行および器物損壊の罪で起訴されたことを受け、NFLのコミッショナー免除リストに登録された。NBC Newsによると、このリスト入りにより、ジェコブスはチームの練習や試合に参加することができなくなる。ただし、クラブの許可と要望があれば、ミーティングや個別ワークアウト、リハビリなどの非フットボール活動のために施設へ立ち入ることは認められている。
コミッショナー免除リスト入りと刑事訴追の概要
ジェコブスは5月26日に逮捕され、その後釈放されていたが、ブラウン郡(ウィスコンシン州)のデビッド・ラシー地方検事により、起訴手続きが進められた。Yahoo Sportsおよび報道によれば、事件当事者の女性の証言を裏付ける監視カメラの映像が存在し、ガレージでの出来事などが記録されている。
事件の経緯と警察の発表
警察の記録によると、事件の発端は5月23日に警察へ通報があったトラブルである。警察官の聴取に対し、ジェコブスの交際相手である女性は、ジェコブスの携帯電話を覗き見して他の女性とのやり取りを発見したこと、そして怒りに任せて携帯電話を投げたことを説明した。
その後、女性が携帯電話を取り戻そうとしたところから数分間の揉み合いに発展した。NBC Newsの伝える警察の発表によれば、女性がガレージのドアから外に出ようとした際にジェコブスが掴みかかり、地面に投げつけたことで頭部を打ち、その場で携帯電話を持ち去られたという。提出された刑事訴状では、ガレージの防犯カメラの映像が女性の主張と一致していることが確認されている。
弁護団の声明と今後の見通し
ジェコブスの弁護人を務めるデビッド・Z・チェスノフ、リチャード・A・ションフェルド、クラレンス・F・デュシャック3世の各弁護士は、NFLの決定に対して声明を発表した。NBC Newsによると、弁護団は免除リスト入りについて「問題が審査されている間にNFLが用いる管理上の手続きに過ぎない」とし、「最終的な判断を下すものではない。ジョシュはNFLの手続きやパッカーズ、コーチ、チームメイトを尊重しており、チームおよびNFLへの復帰を楽しみにしている」と述べた。

現時点でジェコブスが何試合を欠場するかは不透明であり、NFLの個人行動規程に基づく最短6試合の出場停止処分などが検討される可能性がある。Cbssportsによると、過去にドメスティックバイオレンス関連の罪で免除リスト入りした選手の多くはそのシーズンに出場していない事例がある一方で、ジェコブスの初出廷は11月に予定されている。
パッカーズの陣容と代替選手への影響
ジェコブスの離脱に伴い、パッカーズのランニングバック陣の編成や戦術に影響が出ている。チームは、ピッツバーグから獲得したカレブ・ジョンソンに加え、マショーン・ロイドやクリストファー・ブルックスらがラン攻撃を担うことが期待されている。
28歳のジェコブスは、昨シーズンに929ヤードを走り13タッチダウンを記録しており、その前の2024年シーズンには1,329ヤード、15タッチダウンを挙げて3度目のプロボウル選出を果たしていた。レイダース在籍時の2022年にはNFLトップの1,653ヤードを稼ぎオールプロに選出されるなど、リーグ屈指の実績を残してきたが、当面はチームを離れて法的手続きや処分への対応を迫られることになる。