アーロン・ドナルドが引退を撤回し、ロサンゼルス・ラムズに復帰することが決定した。AP Newsによれば、契約は1年で、ESPNの報道ではインセンティブを含む少なくとも2000万ドルの規模となる。
アーロン・ドナルドがロサンゼルス・ラムズに復帰、1年2000万ドルで合意
35歳のドナルドは、2023-24シーズン終了後に突如引退を表明し、2年半の間ビジネスや家族との時間を優先していた。しかし、数週間の議論と3ヶ月におよぶ集中的なワークアウトを経て、復帰を決断した。本人によれば、約2週間前にショーン・マクベイヘッドコーチとの連日の連絡の中で最終的な意思決定を下したという。復帰初日にはラムズのトレーニング施設で行われた軽めの練習に参加し、チームメイトらと握手やハグを交わした。シーズン開幕戦となるオーストラリアでの49ers戦に出場するかどうかはまだ決まっていないものの、高いレベルでプレーできるという自信を示している。
マイルズ・ギャレットとの強力タッグと新体制の守備陣
ドナルドの復帰を後押しした大きな要因の一つが、チームがオフシーズンに行った大型補強だ。ラムズはクリーブランド・ブラウンズとのトレードでジェラード・バースらを放出し、昨シーズンにNFL記録となる23サックを記録して自身2度目のAP通信年間最優秀守備選手賞(DPOY)を受賞したマイルズ・ギャレットを獲得した。

ドナルドはギャレットについて「すでにバースがいて強力なDラインだと思っていた」と語っており、NFLの歴史に名を残すディフェンスの看板選手同士のコンビ結成が実現した。さらに、ラムズはカンザスシティ・チーフスからコーナーバックのトレント・マクダフィーとジェイレン・ワトソンも獲得している。守備陣には、若手のバイロン・ヤング、コビー・ターナー、ブレーデン・フィスク、さらにランストッパーのプーナ・フォードも在籍しており、非常に厚みのあるラインナップが形成されている。
出場スナップ数の管理とチームの展望
2年間のブランクがある35歳の将来の殿堂入り選手に対し、チームは負担を軽減する方針をとるとみられている。Bleacher Reportによると、SI.comのアバート・ブリーアー記者は、豊富な選手層を活かしてドナルドの出場スナップ数を1試合あたり30から40程度に抑える計画になると予測している。これは全盛期に比べて少ないものであり、長いシーズンを通してパフォーマンスを維持するための現実的な措置となっている。
ドナルドはこれまでキャリアの中でAP通信年間最優秀守備選手賞を3回受賞し、プロボウルに10回選出、オールプロには8回選ばれ、スーパーボウル制覇も経験している。NFL.comによれば、今回の復帰により、ラムズはスーパーボウル制覇に向けた優勝候補としての期待値をさらに高めることになった。チームは第56回スーパーボウルの舞台となった本拠地ソフィ・スタジアムで行われる第61回スーパーボウルを見据え、新たな陣容で頂点を目指す。