ニュージャージー州ジャージーシティで高級ヨットを盗んだ疑いのある男が、水曜日の午前9時ごろ、ロードアイランド州ニューポートのストーラー・パークおよびエルム・ストリート・ピア付近で警察に射殺された。この男は警察との銃撃戦の末に死亡し、現場にいた警察官1名も銃撃を受けた。
高級ヨットの盗難と追跡
事件は8月22日(土)の午後11時ごろ、ジャージーシティのリバティ・ハーバー・マリーナから始まった。盗まれたのは、マリーナで最も称賛されていた船の一つである全長40フィートの「1968年製ヒンクリー・バーミューダ」だった。ニュージャージー州警察は、正体不明の窃盗犯が船を離岸させ、航行し始める様子を捉えた監視カメラの映像を公開していた。
当局は、この容疑者がヴェラザノ・ナローズ橋に到達した際に船のトランスポンダー(追跡装置)を無効化したため、その後は船の行方を追えなくなったという。この盗難を受け、米沿岸警備隊を含む東海岸全域に警告が発せられ、捜索が行われていた。
ニューポートでの激しい銃撃戦
水曜日の午前9時前、ニューポート港のノース・アンカレッジ沖で、ハーバーマスターと警察官が報告されていたヨットに接近した。ニューポート警察のライアン・ダフィー署長によると、警察官が船に横付けした際、デッキに男が立っているのが確認されたが、男は警察官の命令を無視して船の下層デッキへ逃走した。
その後、男が銃器で武装し、警察官と激しい銃撃戦となった。近隣住民のジャレッド・ペランド氏は、10発から14発ほどの銃声が鳴り響いたと証言している。この銃撃戦により容疑者は死亡し、ベテランの警察官1名がかすり傷を負った。負傷した警察官は病院に搬送されたが、状態は安定しており、回復が見込まれている。
所有者の心情と容疑者の不審な行動
ヨットの所有者であるジム・ボノモ氏は、船が回収されたことに安堵しつつも、盗難による衝撃を語った。ボノモ氏は、この船を現在の状態にするまでに10年を費やしており、「私の情熱」であると述べ、ボートコミュニティ全体が回収に協力したことに感謝した。このヨットは、セーリングボート界の「ロールスロイス」とも称されていた。

また、マリーナで働く人々によると、容疑者は盗難前の土曜日に「ジャージー・ジェットスキー」を訪れていたという。店主は、当時の男の行動に不審な点があったと述べている。
捜査状況
事件後、ニューポート警察、ロードアイランド州警察、および州司法長官事務所が現場の調査を行った。ダフィー署長は、このような現場の捜査は複雑であり、徹底的な調査には時間を要すると説明した。当局は、現在、公衆への継続的な脅威はないとしている。なお、射殺された容疑者の身元はまだ明らかにされていない。

事件概要まとめ
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 盗難発生日 | 8月22日(土)午後11時ごろ |
| 盗難場所 | ニュージャージー州ジャージーシティ、リバティ・ハーバー・マリーナ |
| 盗難船 | 1968年製ヒンクリー・バーミューダ(40フィート) |
| 射殺発生日 | 水曜日 午前9時ごろ |
| 射殺場所 | ロードアイランド州ニューポート、エルム・ストリート・ピア付近 |