2026年10月12日、ジョージア州の遊園地「シックスフラッグス・オーバー・ジョージア」で、ジェットコースター「ゴライアス」から乗客の男性が転落し死亡しました。コブ郡警察が事故原因を調査中で、安全上の予防措置として、シックスフラッグスは北米の複数施設で類似のコースターを一時運休させています。この事故では、他にも4人が負傷したことが報告されています。
「ゴライアス」で発生した致命的な転落事故
事故は10月12日の午後3時58分ごろ、アトランタから約15マイル(24キロ)北西に位置する「シックスフラッグス・オーバー・ジョージア」で発生しました。現場では緊急通報を受け、コブ郡の警察および緊急通信局が対応にあたりました。目撃者や地元メディアの報道によると、乗車中の男性が座席から投げ出され、転落しました。複数の目撃者が、男性が空中で横向きになり、転落の過程でコースターの車両に3回衝突したと証言しています。また、一部の目撃者は、男性が近くの森の方へ投げ出されたと報告しました。さらに、乗車していた別の乗客が撮影した記念写真に、男性が転落する瞬間が写り込んでいたことも明らかになっています。
事故後、コースターは緊急停止し、多くの乗客が高さのある場所で約1時間以上取り残される事態となりました。ニュース映像には、緊急隊員が乗客を1人ずつ、あるいは4人ずつ慎重に避難させる様子が映し出されました。
北米のシックスフラッグス施設で広がる運休措置
今回の悲劇を受け、シックスフラッグスは「万が一の事態に備えて」、同社が運営する北米の遊園地で類似のジェットコースター9機種を一時的に運休させました。これには、シックスフラッグス・グレート・アメリカの「レイジング・ブル」、シックスフラッグス・グレート・アドベンチャーの「ニトロ」、カナダズ・ワンダーランドの「レバイアサン」および「ベヒモス」、キャロウィンズの「フューリー325」と「サンダーストライカー」、キングス・アイランドの「オリオン」と「ダイアモンドバック」、そしてシックスフラッグス・マジック・マウンテンの「ゴライアス」が含まれます。

運営会社は声明で、私たちは本日、当園で発生したゲストの事故に深く心を痛めています。私たちの思いと心からの哀悼の意は、ゲストの家族、友人、そして愛する人たちとともにあります
と表明しました。また、同社は被害を受けたゲストやチームメンバーへの支援を行っていると説明しています。
地元の反応も広がっています。コブ郡委員会委員長のライサ・キューピッド氏は、今日、シックスフラッグス・オーバー・ジョージアで恐ろしい悲劇が起こりましたと述べ、何世代もの家族に幸せな思い出を与えてきた場所で、これほど壊滅的な出来事がどのようにして起こり得るのか、私たちは皆、苦悩しています
と心境を語りました。メイブルトン市長のマイケル・オーウェンス氏も声明を発表し、メイブルトン公共安全局のケリー・スタリングス博士がコブ郡警察および公園警備隊と連携して対応にあたっていることを明らかにしました。
「ゴライアス」の仕様と過去のインシデント
事故が発生した「ゴライアス」は、スイスのボリガー&マビラード社によって設計・製造され、2006年にオープンしました。高さ約61メートル(200フィート)、最高速度時速約113キロ(70マイル)に達する「ハイパーコースター」として分類されています。同社のウェブサイトによると、乗客は鋭いカーブを駆け抜け、巨大な丘を越えていく
3分半のスリルを体験できる設計となっています。このライドは、170フィートの初期ドロップ、540度のスパイラル、そして最大4Gの負荷がかかる要素を備えています。


現在、コブ郡警察の重大犯罪課が事故の状況を調査しており、公園側も全面的に協力していると述べています。死者の詳細や負傷者の具体的な状態については、遺族のプライバシーを尊重し、現時点では公表を控える方針です。今回の事故は、シックスフラッグス・マジック・マウンテンの「X2」コースターが、ゲストの安全への信頼を損なうとして最近閉鎖された数週間後に発生しました。過去の記録によれば、同パークでは1967年の開園以来、今回を含め複数の死亡事故が報告されています。