世界

キエフが攻撃を受ける

7月 21, 2026 / nipponese
キエフへの大規模な弾道ミサイル攻撃

キエフへの大規模な弾道ミサイル攻撃

ロシア軍は日曜日、ウクライナの首都キエフをはじめとする各地に対し、大規模な空爆を実施した。ウクライナ当局によると、この攻撃は同国への侵攻が始まって以来、最大規模の弾道ミサイル攻撃とみられている。この一連の攻撃により、少なくとも6人が死亡し、16人が負傷したと報告されている。

モスクワ周辺への大規模ドローン反撃

キエフへの攻撃を受け、ウクライナ側は月曜未明にかけて、モスクワおよびその周辺地域に対し、400機以上のドローンによる大規模な反撃を行った。モスクワのセルゲイ・ソビャニン市長によると、攻撃は日曜日の午後8時30分から月曜日の午前5時の間に行われ、そのうち85機が首都近郊で迎撃された。

モスクワ周辺への大規模ドローン反撃
Photo: Fox News

ロシア国防省は、ロシア各地や黒海、アゾフ海上空で合計381機のドローンを撃墜したと主張している。この攻撃により、モスクワ地域では少なくとも10人が負傷した。被害はポドリスク、ドモジェドヴォ、オジンツォボ地区で確認されており、ドモジェドヴォでは住宅が損壊し、工業団地で火災が発生した。また、ポドリスクの石油貯蔵施設でも火災が報告されている。

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、今回の攻撃について、ロシアの物流施設や石油貯蔵施設を標的にしたと認めた。ゼレンスキー氏は、これらの標的がウクライナ国境から約400キロメートル(約250マイル)離れた地点にあると述べている。

物流拠点と「シャドウフリート」への打撃

ウクライナの攻撃は、ロシアの戦争遂行能力を削ぐための物流網の寸断を目的としている。今回の作戦では、ロシアの「ロシア版アマゾン」として知られるワイルドベリーズ社の物流センターも標的となった。ウクライナ側は同社がロシア軍に物資を供給していると非難している。

物流拠点と「シャドウフリート」への打撃
Photo: The Guardian

民間インフラへの被害と国際的な影響

ロシアによる攻撃はキエフ以外にも及んでおり、オデーサのインフラ施設への攻撃では少なくとも3人が死亡し、3人が負傷した。オデーサ州のオレグ・キペル知事によれば、7月に入ってから同地域では絶え間ない砲撃が続いており、ロシアの攻撃による死者は28人に達している。

また、オデーサ近郊ではギニアビサウ船籍の貨物船「MVゴールデン・レオ」がロシア軍の攻撃を受け、乗組員10人が死亡した。この船はウクライナ産のトウモロコシを運搬中であった。インド外務省は、死亡した乗組員の中にインド国民4人が含まれていることを確認し、この攻撃を非難する声明を発表した。

今後の見通しと国内情勢

ウクライナ国内では、政府の改編をめぐる政治的な緊張も続いている。ゼレンスキー大統領は、軍内部の旧来の幹部と若手改革派の対立による国内の政治危機を収束させるための協議を行っている。大統領は、防衛相の交代を含む人事刷新が、ロシアとの戦いに支障をきたさないことを国民に示そうと努めている。

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