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カリフォルニア州の全死刑囚564人の減刑を求める声、ニューサム知事は判断見送り

カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事は、全米の死刑囚の約4分の1に相当する564人を一斉に減刑するかどうかという歴史的な判断に直面している。同州サンクエンティン州立刑務所では2019年に執行が停止されたものの、長期化する法廷闘争と地元の根強い起訴方針が複雑な影を落としている。…

カリフォルニア州の全死刑囚564人の減刑を求める声、ニューサム知事は判断見送り

カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事は、全米の死刑囚の約4分の1に相当する564人を一斉に減刑するかどうかという歴史的な判断に直面している。同州サンクエンティン州立刑務所では2019年に執行が停止されたものの、長期化する法廷闘争と地元の根強い起訴方針が複雑な影を落としている。

サンクエンティン州立刑務所の死刑囚564人が置かれた法的・政治的状況

カリフォルニア州の死刑制度をめぐる議論は、2019年にギャビン・ニューサム知事が執行を停止する行政命令を下したことで新たな転換点を迎えた。当時、州立刑務所から致死薬注射用の台やガス室の椅子が運び出される様子が報じられ、死刑制度の実質的な終焉が印象づけられた。

しかし、実際の状況は大きく異なる。カリフォルニア州内には現在も546人の男性と18人の女性が死刑囚として収容されており、その数は全米の死刑囚総数の約4分の1を占めている。長年にわたる上訴の滞留と、州全体の傾向に反して死刑求刑を続ける一部地域の検察官との対立が、機能不全に陥った巨大なシステムを生み出している。

1967年にロナルド・レーガン知事が死刑囚への特赦を行って以来、カリフォルニア州の歴代知事は誰一人として死刑囚の減刑に踏み切っていない。1970年代以降、1,000人を超える人々が死刑判決を受けたものの、実際に執行されたのはわずか13人にとどまる。

人権団体からの減刑要請と大統領選に向けた政治的ジレンマ

2024年1月に任期満了を迎える知事に対し、国内外の人権団体は、将来の政権交代によって死刑執行が再開される事態を防ぐため、全死刑囚の減刑を求める声を強めている。これは全米全体の死刑囚の数を一挙に25%以上削減するという、前例のない機会を意味している。

2008年のニューサムの最初の知事選キャンペーンに携わったカリフォルニア州のベテラン政治戦略担当者であるゲーリー・サウスは次のように述べた。

減刑が実行された場合でも、受刑者らが社会に釈放されるわけではなく、仮釈放の可能性がない終身刑に切り替わることになる。それでもなお、全米規模での政治的争点化を恐れる声は根強い。

司法手続きの壁と地域による不均衡な起訴実態

また、過去50年にわたるデータ分析からは、人種的な不平等や地域による裁量の格差も浮き彫りになっている。リバーサイド郡など一部の地域では、近隣のロサンゼルス郡と比較して死刑判決を受ける確率が大幅に高く、犯罪の深刻度そのものよりも担当検察官の方針が結果を左右している実態がある。

知事の広報担当者であるダイアナ・クロフツ=ペラヨ氏は電子メールを通じて、知事の姿勢について次のように言及している。

「ニューサム知事は、執行の一時停止を命じた就任初年度から、死刑制度に対する自らの立場を明確にしてきました。知事は、他の人間の命を意図的に奪うことは間違っていると考えています」と広報担当者のダイアナ・クロフツ=ペラヨは述べた。

任期終了が迫る中、具体的な判断は見送られており、数百人におよぶ死刑囚の処遇は未解決のまま不確実な状況が続いている。

執筆者について: nipponese

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