日本語版
最新ニュース
科学&テクノロジー

アンスロピックのAI製品発表後、セールスフォースなどの株価が下落…生成AIがソフトウェア業界に与える影響は日増しに大きくなっている | Business Insider Japan

アンスロピックのダリオ・アモデイCEO。チャンス・イェー/ハブスポットのゲッティイメージズアンスロピックの新たなAIツールが、ソフトウェアのビジネスモデルへの懸念をかき立てている。RBCによるとソフトウェア関連株、例えばセールスフォースやワークデイは、アンスロピックの発表後、下落した。AIの医療と生産性の分野における進歩が、業界特化型ソフトウェアの強みに挑んでいるとRBCは付け加えた。2025年秋、OpenAIがソフトウェア業界に衝撃を与えた。今、アンスロピック(Anthropic)が同じことをしている。アンスロピックがこのほど行った複数の発表による新たな波が、生成AIが既存ソフトウェア企業の経済性を弱体化させる可能性があるという恐怖を蘇らせた。1月14日に発表したリサーチノートで、RBC・キャピタル・マーケッツ(RBC Capital Markets)のアナリストらは、最近、アンスロピックの生産性や医療のための新たなAIツールを含む一連の製品の発表がソフトウェアセクター全体の売りと重なっており、AIは追い風ではなく、脅威になるとの懸念を強める可能性があると述べた。「アンスロピックにコードレッドは不要」…アモデイCEO、OpenAIとグーグルの過熱する競争を批判 | Business Insider Japan1月11日、アンスロピックは、HIPAA(医療保険の相互運用性と説明責任に関する法律)準拠の企業向けツールも含む、医療・生命科学向けClaude(Claude for Healthcare & Life Sciences)をリリースした。その翌日にはクロード・コワークを発表した。文書の生成とファイル管理を扱うAIエージェントだ。その後、1月15日に、試験的なAI製品のテストと展示を行う、内部インキュベーター・チーム、Labsの拡大を発表した。セールスフォース(Salesforce)、ワークデイ(Workday)、インテュイット(Intuit)、そしてスノーフレーク(Snowflake)の株価は、この一連のニュースの後、6~13%の急落を見せた。これは、AIの能力が拡大する中、ソフトウェア企業が価格決定力を守ることができるかどうか、投資家が再評価し始めていることを示唆するとRBCは述べた。「こういったリスクは今に始まったことではない(2025年はOpenAIやアンスロピックなどの発表が大きな値動きを引き起こした)が、モデルプロバイダーからのイノベーションと発表の速度は、2026年を通してソフトウェア業界全体に重くのしかかり続ける可能性があると我々は考えている」とRBCのアナリストらは書いた。もはや「AI耐性」はない長年、SaaS企業は生産性という機能、分析、自動化、そして専門知識の自社ツールへの落とし込みによって、サブスクリプション料金を正当化してきた。だがAIは、こうした機能の多くを、単一のインターフェースでアクセス可能なオンデマンド機能へと変えることで、その価値提案を平準化してしまう恐れがある。こうした懸念はずっとあった。2025年、OpenAIは自社モデルを基盤に構築した一連の社内向けツールのデモンストレーションで同様の売りを引き起こした。アリックス・パートナーズ(AlixPartners)の4月のレポートは、約100社のソフトウェア企業が、AI主導の競争によって「圧迫されている」ことを明らかにした。投資家にとって最も懸念されるのは、おそらく、今やAIの手が業界特化型ソフトウェアにも伸びつつあるということだ。この分野は長らく、規制の複雑さと専門知識を理由に、比較的影響を受けにくいと見られてきた。RBCのアナリストらによると、アンスロピックの医療に特化したツールは、この前提がもう成り立たないかもしれないということを示唆しているという。PubMedやClinicalTrials.govのように、業界のデータベースと直接連携することで、そして医療現場に特化したエージェントスキルを提供することで、AIプロバイダーはこれまで専門ベンダーによって提供されてきた特定分野を奪い始めている。「我々は、業界特化型ソフトウェアを、(今のところ)「AIに強い」傾向にあるソフトウェア分野の1つと見てきた。成功するために求められる専門知識の深さ、規制の微妙な相違、そしてワークフローの専門知識を考慮してのことだ」とRBCのノートは述べた。「とは言え、最近発表された医療・生命科学向けのClaudeは、AIに対する弱気な見方が一部の垂直統合型企業にも広がる可能性があり、それらの企業は(少なくとも複数の観点から)当初考えられていたほど防御的ではないことが判明する可能性があると示唆している」アナリストらは、アンスロピック、OpenAI、グーグル(Google)が発表のペースを上げるにつれ、ソフトウェアにおけるAIオーバーハングの懸念が「継続」し、さらに「広がる可能性もある」と警告した。アンスロピックで働く哲学者が、最高のAIプロンプトを作成するためのヒントを共有 | Business Insider Japan #アンスロピックのAI製品発表後セールスフォースなどの株価が下落生成AIがソフトウェア業界に与える影響は日増しに大きくなっている #Business #Insider #Japan

アンスロピックのAI製品発表後、セールスフォースなどの株価が下落…生成AIがソフトウェア業界に与える影響は日増しに大きくなっている | Business Insider Japan

1768977979
2026-01-21 01:30:00

アンスロピックのダリオ・アモデイCEO。
チャンス・イェー/ハブスポットのゲッティイメージズ
  • アンスロピックの新たなAIツールが、ソフトウェアのビジネスモデルへの懸念をかき立てている。
  • RBCによるとソフトウェア関連株、例えばセールスフォースやワークデイは、アンスロピックの発表後、下落した。
  • AIの医療と生産性の分野における進歩が、業界特化型ソフトウェアの強みに挑んでいるとRBCは付け加えた。

2025年秋、OpenAIがソフトウェア業界に衝撃を与えた。今、アンスロピック(Anthropic)が同じことをしている。

アンスロピックがこのほど行った複数の発表による新たな波が、生成AIが既存ソフトウェア企業の経済性を弱体化させる可能性があるという恐怖を蘇らせた。

1月14日に発表したリサーチノートで、RBC・キャピタル・マーケッツ(RBC Capital Markets)のアナリストらは、最近、アンスロピックの生産性や医療のための新たなAIツールを含む一連の製品の発表がソフトウェアセクター全体の売りと重なっており、AIは追い風ではなく、脅威になるとの懸念を強める可能性があると述べた。

「アンスロピックにコードレッドは不要」…アモデイCEO、OpenAIとグーグルの過熱する競争を批判 | Business Insider Japan

「アンスロピックにコードレッドは不要」…アモデイCEO、OpenAIとグーグルの過熱する競争を批判 | Business Insider Japan

1月11日、アンスロピックは、HIPAA(医療保険の相互運用性と説明責任に関する法律)準拠の企業向けツールも含む、医療・生命科学向けClaude(Claude for Healthcare & Life Sciences)をリリースした。その翌日にはクロード・コワークを発表した。文書の生成とファイル管理を扱うAIエージェントだ。その後、1月15日に、試験的なAI製品のテストと展示を行う、内部インキュベーター・チーム、Labsの拡大を発表した。

セールスフォース(Salesforce)、ワークデイ(Workday)、インテュイット(Intuit)、そしてスノーフレーク(Snowflake)の株価は、この一連のニュースの後、6~13%の急落を見せた。これは、AIの能力が拡大する中、ソフトウェア企業が価格決定力を守ることができるかどうか、投資家が再評価し始めていることを示唆するとRBCは述べた。

「こういったリスクは今に始まったことではない(2025年はOpenAIやアンスロピックなどの発表が大きな値動きを引き起こした)が、モデルプロバイダーからのイノベーションと発表の速度は、2026年を通してソフトウェア業界全体に重くのしかかり続ける可能性があると我々は考えている」とRBCのアナリストらは書いた。

もはや「AI耐性」はない

長年、SaaS企業は生産性という機能、分析、自動化、そして専門知識の自社ツールへの落とし込みによって、サブスクリプション料金を正当化してきた。だがAIは、こうした機能の多くを、単一のインターフェースでアクセス可能なオンデマンド機能へと変えることで、その価値提案を平準化してしまう恐れがある。

#アンスロピックのAI製品発表後セールスフォースなどの株価が下落生成AIがソフトウェア業界に与える影響は日増しに大きくなっている #Business #Insider #Japan

執筆者について: nipponese

Nipponese News編集部は、国内外のニュースを日本語で分かりやすくお届けします。