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「ベセント財務長官「ガソリン価格監視強化」米国民へ還元を求める」

スコット・ベセント米国財務長官は6月30日、ガソリン小売業者に対し、原油価格の下落分を消費者に還元するよう警告し、政府が価格動向を監視していることを明かした。これは、ドナルド・トランプ大統領がSNS上でガソリン価格を1ガロンあたり約2.50ドルまで引き下げるよう要求した翌日の発言である。 ベセント財務長官が小売業者に突きつけた「監視」の警告 スコット・ベセント財務長官は、Fox Newsの番組「Fox & Friends」に出演し、ガソリン小売業者が原油コストの低下を米国民に還元することを期待していると述べた。ベセント氏は、小売業者が「善良なアクター」として行動することを促し、政府が価格を注視していることを強調した。 私は彼らが善良なアクターとして行動することを奨励したい。特に(建国)250周年の記念すべき時期に、なぜなら我々は監視しているからだ。 スコット・ベセント、米国財務長官(via

ベセント財務長官が小売業者に突きつけた「監視」の警告

スコット・ベセント米国財務長官は6月30日、ガソリン小売業者に対し、原油価格の下落分を消費者に還元するよう警告し、政府が価格動向を監視していることを明かした。これは、ドナルド・トランプ大統領がSNS上でガソリン価格を1ガロンあたり約2.50ドルまで引き下げるよう要求した翌日の発言である。

ベセント財務長官が小売業者に突きつけた「監視」の警告

スコット・ベセント財務長官は、Fox Newsの番組「Fox & Friends」に出演し、ガソリン小売業者が原油コストの低下を米国民に還元することを期待していると述べた。ベセント氏は、小売業者が「善良なアクター」として行動することを促し、政府が価格を注視していることを強調した。

私は彼らが善良なアクターとして行動することを奨励したい。特に(建国)250周年の記念すべき時期に、なぜなら我々は監視しているからだ。

スコット・ベセント、米国財務長官(via <a href="https://www.foxbusiness.

ベセント氏は、原油価格が高騰した際に小売業者が恩恵を受け、記録的な利益を上げていた可能性を指摘した。そのため、現在は国民に救済を提供すべきタイミングであると主張している。また、価格上昇時の原油価格との連動性を記録したチャートを保有していると言及し、価格低下局面においても同様に小売業者に責任を問う姿勢を示した。

トランプ大統領が要求する「1ガロン2.50ドル」の根拠と現状

ドナルド・トランプ大統領はTruth Socialへの投稿で、ガソリン小売業者に対し「直ちに」価格を下げるよう要求した。大統領は、原油価格が1バレル68ドルまで下落し、さらに下落傾向にあることを根拠に、現在のポンプ価格は高すぎると批判している。

トランプ氏がターゲットとして提示した1ガロンあたり約2.50ドルという価格は、戦争開始前の水準であった約2.93ドルをも下回る極めて野心的な数値だ。

ガソリン小売業者は直ちに価格を下げなければならない!原油が現在1バレル68ドルで、さらに下落していることを考えれば、価格は高すぎる。小売業者はこの声明に迅速に反応し、正しいと思うこと、すなわち我が偉大なるアメリカ国民のために価格を下げるべきだ!

大統領は、不当に価格を吊り上げる「価格つり上げ(gouging)」は完全に違法であると述べ、応じない業者には「大きな問題が待ち受けている」と警告した。

AAAが示す市場実勢と原油価格の乖離

政府の要求に対し、実際の市場価格には乖離が見られる。AAAのトラッカーによると、6月30日時点の全米平均ガソリン価格は1ガロンあたり3.85ドルであった。これは前週の4.02ドルからは低下しているが、前年同時期の3.187ドル(または3.19ドル)と比較すると依然として高い水準にある。

指標 価格/数値 備考
現在の全米平均価格(AAA) $3.85 / ガロン 6月30日時点
トランプ大統領の目標価格 約 $2.50 / ガロン Truth Socialにて提示
前年同時期の平均価格 $3.187 / ガロン AAAデータ
原油価格(トランプ氏主張) $68 / バレル 下落傾向
WTI原油価格(実勢) $70.64 / バレル Forbes報告
Brent原油価格(実勢) 約 $73 / バレル Forbes報告

この乖離について、オイルマーケットリサーチャーのRory Johnston氏はX(旧Twitter)で、原油とガソリンは実際には異なる商品であることを指摘した。ジョンストン氏によれば、原油市場は一時的に緩んでいるが、ガソリン市場は原油に対して歴史的に最もタイトな状態に近いという。

地政学的リスクとカリフォルニア州の税制を巡る対立

ガソリン価格の乱高下は、米国とイランの紛争に強く影響されてきた。両国が紛争終結に向けた覚書に署名し、世界石油輸送の約20%を担うホルムズ海峡の封鎖解除に合意したことで、原油価格は低下傾向にある。しかし、The Guardianが報じたところによれば、最近の衝突が和平合意の崩壊を脅かしており、市場には依然として緊張が走っている。

また、トランプ大統領はカリフォルニア州政府に対しても、高額なガソリン税を停止するよう要求した。カリフォルニア州エネルギー委員会のデータでは、税金や環境賦課金がガソリン価格の約20%を占めている。同州の平均価格は5.43ドルで、アラスカ州とハワイ州に次いで全米3番目に高い。

これに対し、ギャビン・ニューサム・カリフォルニア州知事の事務所はXで反論した。事務所側は、トランプ氏が過去に「原油価格が上がれば(国として)多くの金を稼げる」と述べたことをリマインドし、共和党主導のイラン紛争によって米国民に630億ドルの追加燃料コストが課せられたと主張している。

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執筆者について: nipponese

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