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2026-02-20 23:30:00
- 最新の調査によると、Z世代の68%はAIによる業務の自動化の影響に不安を感じている。
- Z世代の半数以上は週に3回から4回以上AIを使用しており、その利用頻度はほかの世代よりも高い。
- AI企業のCEOの間では、AIがエントリーレベルの仕事にどのような影響を与えるかについての意見が分かれている。
AI(人工知能)ツールがすでに身近にある環境で社会人になった最初の世代はZ世代だが、その多くは期待と不安の両方を抱えている。
シンクタンクであるオリバー・ワイマン・フォーラム(Oliver Wyman Forum)の調査によると、若手社会人であるZ世代の68%は、AIによる仕事の自動化に不安を感じている。一方でその58%は、週に3〜4回以上、AIツールを使っていると答えている。さらにZ世代の約半数は、AIの登場によって、自分たちに求められる仕事の水準や仕事内容がすでに変わったと感じている。
この調査結果は2026年1月15日に公表されたもので、過去5年間にわたって集められた30万人の消費者と労働者のアンケート回答に基づいている。その中には4万5000人のZ世代の成人も含まれている。最新の調査は2025年に実施されている。
この調査によると、若い労働者ほどAIを積極的に活用しており、年齢が上の世代ほどAIに対する不安は少ない一方、利用頻度も低い傾向にあるという。
例えば、ベビーブーマー世代と比較すると、Z世代はAIに関する研修やトレーニングに参加する可能性が1.7倍高く、仕事でAIを使うことで生産性が向上したと感じている割合は2.3倍高いという調査結果が出ている。
AIを不安視する人々と期待する人々
若い労働者が高い警戒心を持つのにはもっともな理由がある。2026年1月にスイスのダボスで開かれた世界経済フォーラム(World Economic Forum)では、グーグル・ディープマインド(Google DeepMind)とアンソロピック(Anthropic)の最高経営責任者がともに、変化が起き始めていると語っている。両社では、AIによって一部の若手向けの職種が必要とされなくなりつつあるというのだ。
アンソロピックのダリオ・アモデイ(Dario Amodei)CEOは、今年のダボス会議で、2025年5月に示した自身の予測を今も変えていないと語っている。その予測とは、今後5年以内にホワイトカラーのエントリーレベルの仕事の半分がAIによって消える可能性があるという警告だった。
一方で、経済学者のマーク・サマリン(Marc Sumerlin)は2025年11月、「企業はAIの効果がはっきりするのを待つために若い労働者の採用をいったん控える可能性がある」と話し、「最終的にはこの技術によって新卒者向けの仕事が減るおそれがある」という見方を示した。すでに一部では、人員削減の理由として、直接的または間接的にAIの存在を挙げる企業もある。
こうした厳しい見通しは、アメリカにおける大学を卒業したばかりの若者の失業率が高い水準にとどまっている状況と重なっている。ニューヨーク連邦準備銀行(New York Federal Reserve)の最新の分析によると、2025年第3四半期における新卒者の失業率は5.3%だった。
一方、AIがZ世代のキャリアに与える影響について、前向きに見ている企業経営者もいる。
2026年1月上旬、フィグマ(Figma)のディラン・フィールド(Dylan Field)CEOは、ポッドキャスト「イン・グッド・カンパニー(In Good Company)」に出演し、「AIのスキルを持つ若手人材は採用において有利になる」と語った。またAIによってエントリーレベルの仕事が一気になくなることはないという考えも示した。
同様に、リンクトイン(LinkedIn)の共同創業者でベンチャーキャピタリストのリード・ホフマン(Reid Hoffman)は、「若者はAIに慣れ親しんでいる点を、就職活動における強みとして打ち出すべきだ」と、2025年6月に自身のYouTubeチャンネルに投稿した動画で語っている。
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