WADAが東京2020大会前に陽性反応を示した中国人水泳選手を排除したことを確認したことを受け、水泳カナダが反応

カナダ水泳協会は、禁止されている心臓病治療薬の検査で陽性反応が出たにも関わらず、23人の中国人水泳選手が東京オリンピックへの出場を許可されたことが土曜日に発覚したことを受け、透明性の向上を求める声明を発表した。

世界反ドーピング機関(WADA)は、中国当局と合意し、サンプルが汚染されていたとの判断を示し、水泳選手らを釈放した。

水泳選手らは2021年の東京オリンピック開幕までの数か月間で心臓治療薬トリメタジジンの検査で陽性反応を示したが、WADAは中国当局が陽性反応は汚染の結果であると当局に告げたとしている。

「最終的に、私たちは、主張されている汚染に異議を唱える具体的な根拠はないと結論づけた」とWADAの科学・医療担当シニアディレクター、オリビエ・ラビン氏はニュースリリースで述べた。

カナダ水泳協会はリリースの中で、「公平な競争の場を維持するために、クリーンなスポーツとアンチ・ドーピング規則の厳格な執行に取り組んでいる」と述べた。

「ルールはパフォーマンスの高いスポーツ全体に公平に適用されなければならず、例外は透明性をもって伝えられなければなりません。ドーピングは、クリーンなアスリートから、表彰台に立つなど、苦労して獲得するに値する瞬間や、その後に起こる可能性のある人生を変える機会を奪う可能性があります。」

ドーピング陽性者に関する報道は土曜日、シドニーのデイリー・テレグラフ紙とニューヨーク・タイムズ紙に掲載された。

30人からなる中国水泳チームは東京オリンピックで金メダル3個を含む6個のメダルを獲得した。 選手の多くは今も中国代表として出場しており、今夏のパリオリンピックでの水泳が期待されている。

水泳カナダはまた、カナダオリンピック委員会、世界水泳、カナダスポーツ倫理センター、スポーツカナダに対し、この判決に関するさらなる情報を求めていると述べた。

「クリーンスポーツの原則に従ってトレーニングし、競技するアスリートが尊重されることが最も重要である」とリリースでは述べられている。

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