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S&P500種は一時「10%下落」不可避。BMO最新予測、「圧倒的割安」銘柄の上昇で帳消しの期待も | Business Insider Japan

それは尋常でない市場集中度の高さだ。 「マグニフィセント・セブン」の呼称も定着してきた感があるが、この時価総額最大規模のグロース7銘柄は、とりわけ2023年の最初の5カ月間について、S&P500種指数の上昇幅のほぼ100%を占めるという圧倒的なパフォーマンスを見せた。 その勢いは年明けも失われておらず、再び大型株が絶好調の相場をけん引している。 右肩上がりのリターンに満足顔の投資家がいる一方で、トップヘビー(株価上昇が時価総額の大きな一部の銘柄に集中)なこの相場は間もなく破綻して株価下落が起きるのではと懸念する投資家もいる【図表1】。 【図表1】S&P500種の時価総額上位10銘柄が全体に占める割合(ウェイト)。近年は過去最高水準の30%前後で推移する。 BMOキャピタル・マーケット BMOキャピタル・マーケッツは23年6月、強気相場入り(直近安値からの上昇幅が20%超)が確認されるまさに直前の時期に、市場の流れと真逆の警鐘を鳴らした。 マーケット・ブレドスの縮小(株価指数の値動きが少数の銘柄に左右される状態)が度を超えており、株価上昇をけん引する超大型株の好調が同じペースで続く可能性は低いと指摘し、先行きに懸念を表明したのだ。 なお、BMOの当時の予測は但し書き付きで、ブレドスの縮小を経験した翌年のS&P500種指数は2ケタの伸びを記録してきた実績がある、とも指摘した。 2023年のブレドスの狭さから、BMOは上記のような「翌年2ケタ上昇」理論が再び繰り返されると予測している。 ただ、そうした強気は基本的に維持しながらも、今すぐ株式市場への資金投入を手厚くすべきかと言うと、それはためらわざるを得ない根拠があると、BMOは慎重な姿勢を見せる。 同社チーフ投資ストラテジストのブライアン・ベルスキ氏は2月6日付の顧客向けメールで、以下のように分析する。 「過去データの分析により、時価総額上位のメガキャップ銘柄の減速が始まった翌年も、株式市場は大きな値崩れを起こしていないことが分かっており、それゆえ当社としては、投資家が潜在的な『リスク』を過大評価している可能性を否定できないと考えています」【図表2】 【図表2】S&P500種の時価総額上位10銘柄とそれ以外の銘柄の株価騰落率の比較(左)と、時価総額上位10銘柄が前年比でピークアウトした翌年のS&P500種指数のパフォーマンス(右)。 BMOキャピタル・マーケット そして、ベルスキ氏の分析には続きがある。それこそが、同社が足元で「ためらう」理由だ。 「とは言え、それら銘柄の時価総額がS&P500種指数に占めるウェイトは極めて大きく、それゆえ市場全体のパフォーマンスに対する影響力の大きさも圧倒的で、無視するのは困難です。とりわけ減速が始まった直後の影響は大きく、投資家が警戒すべきもそのあたりだと当社は考えます」 ドローダウンを恐れるな 何かしらサプライズがない限り、メガキャップ銘柄がこれから年末まで終始上昇相場をけん引し続ける可能性は低い。ベルスキ氏は次のように指摘する。 「目下のトレンドが24年いっぱい持続する可能性は極めて低いと考えており、(大きな値崩れはないという過去データからの予測に従う限り)他の銘柄が相対的にパフォーマンスを大幅改善すると当社は予測します」 ベルスキ氏によれば、大型株のパフォーマンスが低下すれば、小型株もそれに引きずられる可能性が高いものの、同社は強気姿勢の基本シナリオにある程度のプルバック(調整局面)を織り込み済みゆえ、特段の懸念はないという【図表3】。 【図表3】S&P500種株価指数が過去の強気相場2年目に経験してきたドローダウン(下落率)の最大値。平均して10%程度(橙点線)の調整は不可避と考えられる。 BMOキャピタル・マーケット 「過去データを分析すると、S&P500種指数は強気相場の2年目にはほぼ確実にテクニカルな(一時的)調整を経験してきています。したがって、これからメガキャップ銘柄の減速に引きずられて株価下落が市場全体に及ぶ局面を迎えたとしても、それだけで当社の強気見通しが否定されるとは考えていません」 より具体的に言えば、メガキャップ銘柄の軟化によって過去平均並みの10%前後の調整局面が訪れるのは不可避にしても、株価はその後に強い回復力を発揮するというのがベルスキ氏の見立てだ。 2月初旬に発行した別の顧客向けレポートでは、S&P500種指数は現時点ですでに年末目標到達まで数%ポイントのところまで迫っているものの、(今後の調整局面を経ながら)堅調に上昇していくと強調。 それでも、23年に記録した24%という圧倒的なリターンに比べれば、24年は見劣りする着地になるのがほぼ確実だという。 驚異的に堅調な経済成長に加え、インフレの沈静化に伴う米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げが想定されるため、前年ほどではないにせよ株式市場の上昇基調は手堅いところで、23年と何か違う点があるとすれば、そうした相場の担い手だとベルスキ氏は説明する。 「株価上昇をけん引する銘柄の基本的な顔ぶれは24年に大きく入れ替わり、メガキャップ銘柄以外がそこに多数加わるでしょう」 株価上昇を担う「今なら割安」25銘柄 メガキャップ銘柄が上昇相場の馬群に沈んだ時、そこから末脚を使って先頭に立つ可能性があるのはバリュー(割安)株だという。 ここまで株価下落を経験してきた銘柄も永遠に下げ続けるわけではなく、過去データを見る限り、長期的にはリスク調整後ベースでアウトパフォームする傾向を確認できる【図表4】。 【図表4】S&P500種のフォワードPER(12カ月後株価収益率)下位25銘柄のパフォーマンス。全構成銘柄のトータルリターン(薄紫線)を上回る。 BMOキャピタル・マーケット 米国株は全般的に割高に感じられるかもしれないが、それは割高なメガキャップ銘柄によるところが大きい。実際、S&P500種指数のフォワードPER(12カ月後株価収益率)は、時価総額上位10銘柄を除外すると17.8倍と際立った数字ではない。一方、上位10銘柄は27.9倍と歴史的水準にある【図表5】。 【図表5】S&P500種の時価総額上位10銘柄は歴史的な割高水準(左)、それ以外の銘柄のフォワードPERは平年並み(右)。 BMOキャピタル・マーケット 以下に、S&P500種構成銘柄の中で最も割安な25銘柄を、フォワードPERの低い順(つまり割安感の強い順に)に紹介する。…

S&P500種は一時「10%下落」不可避。BMO最新予測、「圧倒的割安」銘柄の上昇で帳消しの期待も | Business Insider Japan

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2024-02-12 21:50:00

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執筆者について: nipponese

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