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2025-09-17 02:45:00
スマホ決済サービスを展開するPayPayは9月16日、海外の加盟店で決済が可能になる「海外支払いモード」を9月下旬以降に開始すると発表した。
第1弾は日本人渡航先トップの韓国(JTB総合研究所「日本の海外旅行の傾向」より2025年6月時点)となる。
日常で使っているPayPayアプリのまま、韓国のAlipay+加盟店・200万店舗以上で決済できるほか、渡航中には個人間送金や残高チャージも海外で使えるようになる。
韓国到着で自動切り替え、日本円がすぐ分かる

韓国に到着すると、PayPayアプリは自動で「海外支払いモード」に切り替わる。画面には常に為替レートが表示され、毎日更新される。
決済時にはこのレートが適用される形で、現地通貨と日本円が同時表示される。アプリ内で示されるPayPay残高やポイントなどの利用可能額もウォン表示に変わる(日本円表示に切り替えることも可能)。
こうした現地通貨に特化したUI(ユーザーインターフェイス)にすることで「クレジットカードのように後から為替を確認する、という手間を避けられます」と、16日に説明会に登壇したPayPay執行役員の柳瀬将良氏は説明する。
なお、PayPayが表示する為替レートには、海外事務手数料が含まれている。手数料は3.85%(税込)で、同社のクレジットカード「PayPayカード」と同じ水準に設定されている。

決済の仕方は国内と変わらない。赤画面の「PayPay残高払い」、青画面の「PayPayクレジット」の両方が使える。アプリのコードを見せるCPM方式、店頭のQRコードを読み取るMPM方式、どちらにも対応している。
店員への説明用に、韓国語で「Alipay+で支払いをお願いします」と書かれた画面を表示する機能も搭載した。言葉が通じなくても決済できる工夫と言える。
決済が完了すると「ペイペイ」という音が鳴る。ユーザーも店員も決済完了が分かる仕組みになっている。
ウォンでの決済でも、PayPayのポイント還元プログラム「PayPayステップ」の0.5%〜2.0%のポイント還元や、翌月の還元率算定に使われる決済回数・決済金額のカウントにも積算される。

サービス開始時に利用できる加盟店は「セブンイレブン」「GS25」といったコンビニから、オリーブヤングのコスメ店、ロッテ百貨店、新世界百貨店、ソウル市内のタクシー、済州島のバス、明洞の屋台まで幅広い。
韓国はキャッシュレス比率99%(一般社団法人キャッシュレス推進協議会「キャッシュレス・ロードマップ2024」より、2022年時点)と言われる「キャッシュレス決済大国」で、クレジットカードの利用率も高い。
ただ、前述の明洞の屋台のように、クレジットカードが使えない場所も存在する。そうした場所でも、手数料が比較的低く、特別な機材も必要ないQRコード決済なら使える場合があるというわけだ。
なお、決済以外にも送金にも対応するため、韓国で友人と食事した後の割り勘も日本円でできる(送金相手もPayPayユーザーを想定、Alipayなど他社ユーザーに送金できるわけではない)。
利用には通信環境が必要だ。現地のWi-Fiや国内キャリアの海外ローミングでは問題なく使えるが、一部の国際eSIMサービスでは韓国からのアクセスと正しく判定されず、海外支払いモードに切り替わらない場合があるという。
本人確認済み3600万ユーザーに限定

「海外支払いモード」を使えるのは、PayPayアプリで本人確認(eKYC)を済ませたユーザーだけとなる。
2025年6月時点で3600万人が本人確認を完了している。海外では新しい端末でのログインはできず、日本で使っている端末でのみ利用可能となっている。
セキュリティー面においては、物理的なカードを店員に渡したり機械に通したりしないため、スキミングの心配もない。
また、現地の加盟店やAlipay+にはユーザーの個人情報を渡さず、決済金額などトランザクションに必要な情報のみを共有する仕組みでプライバシーを確保した。24時間365日のリアルタイム監視で国内と同じセキュリティーを維持しているという。
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