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2025-07-13 22:30:00
- OpenAIでは人材の採用に当たり、専門的なAIの訓練を受けたことよりも、好奇心と主体性を重視していると、幹部のニック・ターレイとマーク・チェンが語っている。
- エージェンシー的な能力と自発的行動力も重要な資質だという。
- ChatGPTでさえ、部門を超えた社員たちが主導したハッカソン的な短期集中型の開発作業から生まれたと、ターレイは振り返った。
OpenAIの幹部であるニック・ターレイ(Nick Turley)とマーク・チェン(Mark Chen)が採用の条件について語るとき、アイビーリーグの学歴やAIコンテスト受賞歴を並べ立てるようなことはしない。
彼らが重視するのは、もっと人間的な資質──好奇心と主体性だ。
Openaiが7月1日に公開したポッドキャストで、ChatGPT部門責任者のターレイは、採用で重視しているのは技術的なことではないと語った。
「最も重要なのは好奇心だ。学生から『すべてが変化していくこの世界で、何をすればいいのか』と聞かれたときにも、私は必ずそう答えている」
さらに彼はこう続けた。
「まだ分かっていないことが本当にたくさんある。この技術を基盤に何かを築いていくには、ある程度の謙虚さが必要だと思う」
また、AIを活用するうえで本当に難しいのは「正確な答えを出すことではなく、何を問うべきかを見極めることだ」と語った。
OpenAIの最高研究責任者(CRO)であるマーク・チェンも、この考えに同意した。
2018年に同社に入社したチェンはこう述べた。
「私もAIの専門的な訓練をあまり受けていないまま、リサーチ・レジデントとして入社した。研究職についても、博士号(Ph.D.)を持っているかどうかを以前ほど重視しなくなってきていると感じている」
一方で、OpenAIが重視しているのは、自ら問題を見つけて自律的に解決できる「エージェンシー(agency)」の能力だという。
「重要なのは、『あ、ここに問題がある。誰も対処していないなら、自分が解決しよう』と突き動かされる姿勢だ」
このような自発的な行動力については、他のOpenAIのベテラン社員たちも繰り返し語っている。
OpenAIでコンシューマープロダクト担当副社長を務め、以前はメタ(Meta)でプロダクトチームを率いていたピーター・デン(Peter Deng)は、6月に配信された「レニーのポッドキャスト」に出演した際にこう語っている。
「採用して半年経っても何をすべきか指示が必要なら、間違った人材を採用したということになる」
こうした人材に対する期待は、自ら手を動かして責任を持つというOpenAI独自のカルチャーと強く一致している。
ターレイは、chatgptそのものが社内のハッカソン的な短期集中型の開発作業から生まれたことを振り返った。インフラやスーパーコンピューティングなど、チームの垣根を越えた人材が集まり、短期間で製品をリリースしたのだという。
「本質的には、自律的に動き、製品として形にできる人が社内に多いということだ」とターレイは語った。
そしてそれこそがOpenAIをユニークな存在にしている要因であり、同社が採用において特に重視しているポイントでもあると付け加えた。
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