2026年10月の「iPhone Duo」発売を控え、折りたたみスマホ市場が注目を集めています。BCNランキングの最新データによると、8月の国内折りたたみスマホ市場は全体の1.3%を占め、7月の0.5%から2.6倍の伸びを見せました。この拡大を牽引したのは、シェアの約8割を占めるSAMSUNGの最新機種です。
8月の折りたたみスマホ市場でシェア77.9%を記録したSAMSUNG
折りたたみスマートフォン市場は、長らくニッチな領域にとどまってきました。2025年のデータでは、スマホ市場全体における折りたたみ端末の割合は0.6%未満でした。しかし、最新の2026年8月集計データでは、そのシェアは1.3%にまで上昇しています。この比率拡大の立役者はSAMSUNGであり、メーカー別シェアで77.9%と圧倒的な地位を確立しました。次いでMotorola Mobilityが18.7%、OPPOが1.6%で続いており、8月時点ではSAMSUNGが市場を独占する構図が鮮明です。
販売台数トップは「Galaxy Z Fold8」が独占
8月の販売台数ベースで最も売れた折りたたみスマホは、SAMSUNGの「Galaxy Z Fold8」でした。同機種は「世界最軽量の折りたたみデバイス」をコンセプトに開発され、10:16のカバー画面と7.6インチのメインディスプレーを備えています。Galaxy AIやSnapdragon 8 Elite Gen 5 for Galaxyを搭載し、マルチタスク処理に強みを持つ点がユーザーから支持されました。BCN総研の大嶋敬太アナリストは、今回の上位ランクイン製品が市場構成比の上昇に寄与したと分析しており、特に「Galaxy Z Fold8」単体で約41%のシェアを占める結果となりました。
「Galaxy Z Fold8 Ultra」と「Galaxy Z Flip8」の市場評価
販売台数ランキングの2位には、上位モデルである「Galaxy Z Fold8 Ultra」がランクインしました。8インチのメインディスプレーに加え、約2億画素のメインカメラと望遠カメラを含む3眼構成を採用しており、カメラ性能を重視する層を取り込んでいます。3位には、縦折りモデルの「Galaxy Z Flip8」が入りました。「Flip史上最薄・最軽量」を掲げ、約180gの軽量ボディーと4.1インチのカバー画面を両立させています。約5000万画素のフレックスカメラによるハンズフリー撮影や、Galaxy AIによる写真編集など、利便性の高い機能が特徴です。
iPhone Duoの参入は市場の選択肢を広げるか
9月10日に正式発表された「iPhone Duo」は、折りたたみスマホ市場に新たな風を吹き込むと予測されます。これまでSAMSUNG製品が市場を牽引してきましたが、Appleの参入により消費者の選択肢は大きく変わる可能性があります。4月時点でのデータでは市場全体の0.6%未満だった折りたたみ比率が、8月には1.3%まで上昇したことは、ユーザーの関心が着実に高まっている証左といえます。今後、iPhone Duoが投入されることで、これまで折りたたみ端末を敬遠していた層が市場に流入し、さらなるシェア拡大が加速するのか、業界関係者の注目が集まっています。