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2025-05-16 02:00:00
- 多くのコンサルタントや会計士は、世界4大会計事務所、通称ビッグ4の一員としてパートナーになることを目指している。
- エグゼクティブ・リクルーターやPwCの元パートナーに、この憧れのトップポジションに到達するためのアドバイスを聞いた。
- 彼らは必要な資質として、商業な考え方、チームプレーヤーとしての能力、社内政治の巧みな立ち回りなどを挙げている。
デロイト(Deloitte)、アーンスト・アンド・ヤング(Ernst & Young:EY)、プライスウォーターハウスクーパース(PwC)、KPMGの「ビッグ4(Big Four)」と呼ばれる世界4大会計事務所のパートナーになることは、多くのコンサルタントや会計士にとってキャリアの頂点とされている。
パートナーとは、その企業における最も上級の社員のことである。なかでも会社の株式を保有している人々は、従来は経営の戦略的な事案に対して投票権を持っており、年間の利益の一部を分け与えられる。イギリスのデロイトのエクイティ・パートナーは、2024年に約130万ドル(約1億8500万円)に相当する分配金を受け取っていたという。
これらの企業のパートナーになることは非常に難しい。現在、構造改革や成長の鈍化が進む中でパートナーの数や年間の報酬が減少し、ますます競争が激化しているという。
Business Insiderは、ビッグ4にパートナー候補を紹介しているリクルーター2人と、最近PwCを退職した元パートナーに取材を行い、ビッグ4のパートナーを目指す人々へのアドバイスを聞いた。
ネットワーキング(人脈作り)
グローバルに活躍するエグゼクティブ専門のリクルーター会社パトリック・モーガン(Patrick Morgan)の創業者で、シニアパートナーの採用や業界分析が専門のジェームズ・オダウド(James O’Dowd)は、ビッグ4のパートナーになるために必要な主な2つの資質は、「商業的な感覚」と「社内政治を理解する力」だとBusiness Insiderに語っている。
「多くの成功は自分の能力だけでなく、上司や周りの人たちから受けるサポートや励ましにもかかっている」とオダウドは話している。
「能力的に優れている人でも、内部ネットワークを築くために時間をかけなければ、素早く昇進することはできない」
2024、PwCのグローバルチェアマンに就任したモハメド・カンデ(Mohamed Kande)は2021年、リンクトイン(LinkedIn)に、同社の数名の経営幹部は「ビジネスのさまざまな分野を学ばせてくれた」と投稿し、さらに「成長を助け、キャリアを進展させるための素晴らしい機会を与えてくれた」と書いている。

オダウドは「新入社員のうちは、他の人がやりたがらない仕事に手を挙げて取り組むべきだ」と話した。キャリアを重ねる中で、それが「物事をやり遂げる人」としての評判を築くことにつながるだろうと彼は付け加えている。
ポール・ウェブスター(Paul Webster)は以前はEYの社員で、現在はシニア人材採用会社ページ・エグゼクティブ(Page Executive)のマネージング・パートナーだ。彼は、「ビッグ4において、ネットワーキングは必要不可欠なスキルであることに疑いはない」と語っている。
ウェブスターは過去20年間アドバイザリーの分野で働いてきた経験を踏まえ、社員は人脈づくりやクライアントとのイベントをスケジュールに入れて、「人付き合いを上手にこなす」ことが重要だとアドバイスしている。
ウェブスターはソーシャルスキルを活用してチームプレイヤーになるべきだと付け加えている。ウェブスターによると、他の業界が個人のパフォーマンスに重点を置くのに対し、ビッグ4では他の人の足を引っ張ってまで自分が前に出ようとする姿勢は望まれるものではないものだという。
「あなたはチームが勝つために協力し、結果として企業全体が前進することを目指している。ビッグ4では特に協力を重視し、非常に仲間意識の強いスタイルを尊重する」
商業的な思考を養う
「ビッグ4のパートナーは、結局は営業職だ」とオダウドはBusiness Insiderに話した。
「あなたの注力すべき唯一のことは、クライアントとの関係を築いて維持することにある」
彼はビッグ4でのキャリアは、実行者から収益を生み出す者へ、そして最終的には販売者へと移行することを意味すると述べた。
「キャリアの段階や職位が上がっていくにつれて次第に人を管理することになり、最終的には管理するだけでなく、収益を上げる責任も伴うようになる」とオダウドは言う。
「したがって、早い段階からそのスキルを身につけることが、自分を他の人と差別化する助けになるだろう」
たとえ日常的な業務が商業的なスキルを必要としない場合でも、新入社員はクライアントとの打ち合わせに参加したり、その分野に長けた人たちとつながりを持ったりし、できる限りプロジェクトの商業的な側面に触れる機会を持つべきだとアドバイスをしている。
オダウドは企業や組織においてシニア(上級の)パートナーは、在宅勤務をする人に対して否定的な見方をする傾向があったり、商業ビジネスに必要な対人スキルを示すことを好むため、オフィスに出勤することは良い考えだと付け加えている。
「ビジネススキルへの注目はこの10年間でさらに重要になった」とウェブスターは話す。
彼は「パートナーに到達する前、シニアマネージャーに昇進する段階から、ある程度の人脈やコンタクト、ビジネスを引き寄せる能力を持っていることが期待されるようになっている」と述べた。
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