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2026-02-20 10:00:00
会議中にスマートフォンで録音しながら、別のノートに手書きメモを取る。終わったら文字起こしアプリを立ち上げ、要約はまた別のツールに頼る。そんな「ツールのはしご」に疲れていないだろうか。
「iFLYTEK AINOTE 2」は、そんな工程を1台に集約することを目指したAIスマートノートだ。電子ペーパーを採用した10.65インチの大画面に、紙に近い書き心地の手書き機能を備えながら、OpenAIの「GPT-5」による議事録生成や多言語対応の音声文字起こし・翻訳まで担う。
録音・AI要約・手書きメモを一体化したこのデバイスを実際に使い、使用感を確かめた。
iFLYTEK アイノート 2
- メーカー:iFLYTEK
- 直販価格:9万8800円(税込)
- 発売時期:2025年12月
細かい手書き操作もしやすい10.65インチの画面

AINOTE 2の厚さは4.2mm、重さは295g(公称値)と、一般的なタブレットと比べても薄く軽い。手に持ったときの印象は「分厚いタブレット」ではなく、「薄いノートをそのまま電子化した」ような感覚だ。
10.65インチの電子ペーパーディスプレイを搭載し、文字を書くのはもちろん、テキストを丸で囲ったり記号を書き添えたりといった細かい操作もしやすい大きさだ。

付属のタッチペンはワコム(Wacom)との共同開発品で、ペン先を走らせてから線が表示されるまでのラグも少ない。紙とペンに比べると引っ掛かりが少なくスルスルした書き心地になるが、一般的なタブレットよりは紙の感触に近い。

一点、運用で気をつけたいのがペンの収納だ。本体側面にマグネットで吸着できる仕様だが、カバンの中で他の荷物と干渉して外れてしまうことが何度かあった。紛失を防ぐためには、別途ペンケースを用意したほうが良さそうだ。
AI機能×手書きテキストを組み合わせた体験が新鮮

AINOTE 2の魅力は、AIによる録音・要約と手書きメモを同時に進められる点だ。
新規ノートを開いて録音を開始すると、インターネット接続時はリアルタイムで文字起こしが始まる(有料プラン加入者はオフラインでも文字起こしができる)。録音時も画面の大半はノートとして使えるため、その場で残しておきたいポイントを手書きでさっとメモしておけば、後から音声データと一緒に振り返れる。
文字起こしの精度は「実用的」と評価したい。専門用語や人名の誤認識はあるものの、文脈を追えないほど崩れることはなく、録音データの補助として十分機能する。
録音後はAIが要約・議事録を自動生成してくれるが、要点を的確にまとめた内容で、「この機能だけでも使いたい」と感じる完成度だった。

また、単なる要約だけでなく、「文書作成」機能からテンプレートを選び、タイトルや注目ポイントなどを自動生成させることもできる。資料や議事録作成のベースとして活用しやすい機能だ。

そして筆者が特に便利だと感じたのは、手書きテキストの活用だ。
録音を聞き返しながら、録音時に自分が書いた手書きメモをタップすると、その時点の音声が再生される。さらに、手書き文字をペンで囲んでAI検索にかければ、関連情報を即座に引き出せる。
作成されたデータは専用アプリ「AINOTE」を通じてスマホやPCと同期され、テキストや音声の共有も簡単だ。出先でAINOTE 2を使って記録し、帰社後にPCで仕上げるといった連携もスムーズに行える。
Androidタブレットライクな使い方も一応できる

AINOTE 2はAndroid 14を搭載しており、Google Playストアからアプリをインストールできる。スケジュール管理ツールや電子書籍リーダーとしての活用も可能だ。
ただし、タブレットとして使おうとすると動作のもたつきが気になる場面がある。「AIノートとして、Androidアプリも一通り使える」程度に捉えておくのが正直なところだ。
バッテリーは、通常使用(録音+手書き30分、読書30分、残りはスタンバイ状態)で最長10日間駆動する(公称値)。筆者の使い方では、充電なしで1週間程度は問題なく動いた。
10万円に迫る価格は決して手が届きやすいとは言えないが、手書きの心地よさとAI機能を自然に組み合わせたデバイスは市場でも希少だ。録音の要約や文字起こし機能に手書きメモを加えて作業効率を上げたい人は、一度試してみる価値がある。
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