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AIに話しかけるだけでアプリができる? Base44で体験した「バイブコーディング」の可能性 | Business Insider Japan

AIに話しかけるだけでアプリが完成する——。そんな開発スタイルが、現実になりつつある。生成AIの進化により、専門知識がなくてもソフトウェアを作れる時代。いま注目を集めているのが、自然言語でアプリを生成する「バイブコーディング(Vibe Coding)」だ。この開発手法を実現するAIアプリ開発プラットフォーム「Base44」が日本市場に上陸した。世界で数百万人規模のユーザーを抱え、現在も急成長を続ける同サービスは、SaaSの乱立やエンジニア不足といった課題を抱える企業にとっても、新たな選択肢となるのか。Business Insider Japanでは実際にBase44を使ってアプリ制作を体験するとともに、プロダクトマーケティングマネージャーの森和彦氏に話を聞いた。ノーコードの先へ。「バイブコーディング」とは何か近年、「バイブコーディング」という言葉を耳にする機会が増えている。AIの進化とともに、自然言語でアプリ開発できる新しい開発スタイルとして広がりを見せているのだ。会議で出た課題を解決するために、自分の業務を効率化したい。チーム内の進捗やタスクを可視化し、業務を円滑に進めたい。新しいサービスのアイデアをまずは動く形にして検証したい――。ビジネスの現場では、こうした場面に直面することも少なくない。多くの場合は既存のツールを活用したり、社内のエンジニアに依頼して開発したりすることが大半だ。しかし、バイブコーディングによるアプリ開発であれば、開発の専門知識を有していなくとも、AIとのチャットのやりとりでツールを開発できる。もちろん、ノーコードツールを使った手軽なツール開発はすでに広まっているが、Base44の森氏は、従来のノーコードツールとバイブコーディングの違いについてこう説明する。「一般的なノーコードツールは、パーツを組み立てたりテンプレートを使ったりする必要があり、アプリの構造に関する一定の知識が求められます。また、会議で出た課題に対応するため、その場ですぐにアプリを開発するようなスピード感はありません」(森氏)Base44のプロダクトマーケティングマネージャーを務める森和彦氏。画像提供:Base44確かに、「業務改善のためにツールを開発したい」という発想は、いつの間にか「どうやって作るのか」「誰が作るのか」という現実的な問題に置き換わる。専門知識を有したエンジニアが社内に少ない場合、途中で断念したり、外注によってコストが増えたりするケースも珍しくない。森氏は、資金が限られたスタートアップから人材が豊富な大企業まで、バイブコーディングを活用するメリットを語る。SaaSの導入判断そのものが大きな決断になる小規模スタートアップにとって、自分たちの環境に合わせてアプリをいくつでも作成でき、何度でも改善できるバイブコーディングは有力な選択肢になります。一方、大企業ではSaaSの乱立やシャドーIT(会社の管理外で使われているITツール)が課題となりがち。さらに現場と上層部のあいだで意思疎通の距離が広がり、必要とするツールの声が届かなくなることもあります。現場のニーズを最速で具現化する手段としても、バイブコーディングは有効です(森氏)筆者もアプリを作ってみた。自然言語だけでここまでできるでは、Base44で行うバイブコーディングは、どれほど簡単にアプリができるものなのか。筆者は実際に、森氏とともにアプリを制作してみた。筆者が制作したのは、企画書の提出日、取材日、記事の初稿提出日など、複数の締切を整理して一目で把握できる”カレンダーアプリ”だ。取材から記事公開までの工程が多く、既存のカレンダーアプリでは管理が難しくなっていたため、記者向けの管理アプリを作ってみることにした。森氏がまず入力したプロンプトは、「担当記事ごとにステータスを追跡できる、雑誌記事編集者向けの業務管理アプリを作成してください。」という非常にシンプルなものだったが、これだけでアプリの生成が始まった。「進捗率の表示やグラフなどは特別に指示していなくても、AIが用途を判断して自動的に追加してくれます。カスタマイズも難しくありません。チャットに「ここをこう変更してほしい」と指示するだけです(森氏)生成されたアプリはブラウザ上で動作するのが基本だが、iPhoneやiPadにインストールすることも可能だ。さらにBase44は、アプリがApp StoreやGoogle Playのガイドラインに準拠しているかを自動でスキャンし、すぐに審査に提出できる状態までパッケージ化することもできる。「こうした管理系アプリは、Base44にとって特に得意分野だ」と森氏は話す。Base44は、データベースやユーザー認証、権限管理といったバックエンド機能を内蔵しており、さらにSlackやGmailといった外部ツールとの接続も数クリックで可能だ。加えて、スマートフォンのGPSを使った位置情報アプリや、カメラ機能を生かしたアプリの開発にも対応する。手軽さだけではない。企業利用を支える安全性チャット上の自然言語だけでアプリの制作が始まる手軽さ——。まるで魔法のような体験である。筆者がリクエストしたカレンダーアプリも、森氏に話を聞いている数分で出来上がった。もっとも、企業で使うとなれば、「作れること」以上に「安全に運用できること」が重要になる。特に、社内の業務情報や顧客情報を扱うアプリであればなおさらだ。その点、Base44は2025年6月に世界で3億以上のユーザーを抱えるWeb制作プラットフォーム「Wix」の傘下に入り、SOC2やISO27001に準拠したセキュリティ基盤を備える。加えて、SSOや権限管理など、企業利用を想定した機能も実装しており、手軽さと業務利用に必要な安全性の両立を図っているという。「自然言語が開発言語に」──開発の民主化が始まる可能性これまでソフトウェア開発の世界では、JavaScriptやPython、TypeScriptなど数多くのプログラミング言語が使われてきた。しかし今後は、その状況自体が大きく変わる可能性がある。「2026年は、自然言語そのものが広く使われる開発言語のひとつになるでしょう。それくらい、開発が身近なものになっていくと思います」(森氏)AIの進化によって、これまで専門家が担ってきた作業が、より身近なものになりつつある。森氏は、Base44のような開発環境の登場を「開発の民主化」と表現する。これからの開発は、「どう作るか」「いつ作るか」ではなく、「何を作るか」から始まる時代になるのではないかと、同氏は予測する。画像提供:Base44そうした変化は、すでに実際のビジネスにも現れ始めている。最近ではその用途はさらに広がり、いわゆる「一人ユニコーン企業」と呼ばれるような個人が、Base44を使ってサービスを立ち上げる例も、米国市場では出てきているという。たとえば、「Gift My Book」というサービスの事例を紹介しよう。同サービスは、AIを使ってオリジナルのコメディブックを作れるプラットフォームだ。創業者は当初、Base44を活用してわずか1週間で最初のプロダクトを構築。その後、小規模な広告テストで需要を検証しながら改善を重ね、約3カ月で年間換算100万ドル(約1億5000万円)の売上規模のビジネスへと成長させたという。大きな資金調達を行うこともなく、チームを組織することもなく、個人がサービスを開発して事業化する——。そうした成功事例が、Base44によっていくつも生まれている。個人でもサービスを立ち上げる時代。広がるBase44の用途個人や企業の業務効率化に留まらず、利益を生むプロダクトさえも作れるバイブコーディングだが、日本市場への広がり方については、まだ未知数だ。森氏は「一般の人が毎日のようにアプリを作るわけではない」と前置きしたうえで、「何でも作れると言われても、逆に何を作ればいいのか分からないという人も多いのではないか」と指摘する。そうした課題があるなかで、Base44はユーザーがAIと相談しながらアプリを改善できる機能も用意している。たとえば「DISCUSS(相談)」という機能では、アプリについてAIに直接質問することが可能だ。「動画をアップロードして、自動で字幕を生成する機能は追加できるか?」といった質問を入力すると、アプリを編集することなく、実装の可否や方法を回答してくれる。説明書を読むというよりも、AIエージェントと会話する感覚で使える仕組みである。こうしたやり取りを通じて、ユーザーはアプリの改善方法を理解しながら開発を進めていくことができるのだ。従来、アプリ開発はエンジニアの専門領域とされ、非エンジニアにとってはハードルの高い作業だった。というのも、アプリを公開して使える状態にするには、見た目を作るだけでなく、データの管理やログイン認証、公開後の運用など、複数の工程が必要になるからだ。こうした複雑な仕組みを、ひとつのプラットフォームにまとめたのがBase44である。身近な業務ツールから新しいビジネスの開発まで森氏は、同社のCM動画を引き合いに出す。今年の全米最大級のスポーツイベントのCMで放映され話題を呼んだこの動画では、登場人物が予算管理のようなシンプルなアプリを作るところから物語が始まる。周囲は当初、「そんなことができるわけがない」と半信半疑。しかし次第に他の人たちもアプリを作り始め、新しいアイデアが次々と生まれていく——。そんな未来像が描かれている。「これまで一部の専門家の領域だった開発が、非エンジニアの選択肢になったとき、日本でも身近な小さな用途から使われ始め、徐々に利用が広がっていく可能性は大いにあります。CMのストーリーは、実際にも起こり得るのではないでしょうか。バイブコーディングのように無限の可能性を持つ技術は、プラットフォーム側が使い方を示すのではなく、ユーザーによって形作られていくものだと考えています」(森氏)AIと対話しながらアプリを形にしていくバイブコーディングは、ソフトウェア開発のハードルを大きく下げる可能性を秘めている。業務改善のための小さなツールから、新しいビジネスの立ち上げまで、その活用範囲は広い。Base44は、そうした動きを後押ししようとしている。開発が一部の専門家だけの領域ではなくなったとき、企業の働き方やプロダクトの生まれ方もまた、大きく変わっていくのかもしれない。【まずは無料でお試し】Base44について詳しくはこちら #AIに話しかけるだけでアプリができる #Base44で体験したバイブコーディングの可能性 #Business #Insider #Japan

AIに話しかけるだけでアプリができる? Base44で体験した「バイブコーディング」の可能性 | Business Insider Japan

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2026-03-27 02:00:00

AIに話しかけるだけでアプリが完成する——。そんな開発スタイルが、現実になりつつある。

生成AIの進化により、専門知識がなくてもソフトウェアを作れる時代。いま注目を集めているのが、自然言語でアプリを生成する「バイブコーディング(Vibe Coding)」だ。

この開発手法を実現するAIアプリ開発プラットフォーム「Base44」が日本市場に上陸した。世界で数百万人規模のユーザーを抱え、現在も急成長を続ける同サービスは、SaaSの乱立やエンジニア不足といった課題を抱える企業にとっても、新たな選択肢となるのか。Business Insider Japanでは実際にBase44を使ってアプリ制作を体験するとともに、プロダクトマーケティングマネージャーの森和彦氏に話を聞いた。

ノーコードの先へ。「バイブコーディング」とは何か

近年、「バイブコーディング」という言葉を耳にする機会が増えている。AIの進化とともに、自然言語でアプリ開発できる新しい開発スタイルとして広がりを見せているのだ。

会議で出た課題を解決するために、自分の業務を効率化したい。チーム内の進捗やタスクを可視化し、業務を円滑に進めたい。新しいサービスのアイデアをまずは動く形にして検証したい――。

ビジネスの現場では、こうした場面に直面することも少なくない。多くの場合は既存のツールを活用したり、社内のエンジニアに依頼して開発したりすることが大半だ。

しかし、バイブコーディングによるアプリ開発であれば、開発の専門知識を有していなくとも、AIとのチャットのやりとりでツールを開発できる。

もちろん、ノーコードツールを使った手軽なツール開発はすでに広まっているが、Base44の森氏は、従来のノーコードツールとバイブコーディングの違いについてこう説明する。

「一般的なノーコードツールは、パーツを組み立てたりテンプレートを使ったりする必要があり、アプリの構造に関する一定の知識が求められます。また、会議で出た課題に対応するため、その場ですぐにアプリを開発するようなスピード感はありません」(森氏)

Base44のプロダクトマーケティングマネージャーを務める森和彦氏。
Base44のプロダクトマーケティングマネージャーを務める森和彦氏。
画像提供:Base44

確かに、「業務改善のためにツールを開発したい」という発想は、いつの間にか「どうやって作るのか」「誰が作るのか」という現実的な問題に置き換わる。専門知識を有したエンジニアが社内に少ない場合、途中で断念したり、外注によってコストが増えたりするケースも珍しくない。

森氏は、資金が限られたスタートアップから人材が豊富な大企業まで、バイブコーディングを活用するメリットを語る。

SaaSの導入判断そのものが大きな決断になる小規模スタートアップにとって、自分たちの環境に合わせてアプリをいくつでも作成でき、何度でも改善できるバイブコーディングは有力な選択肢になります。一方、大企業ではSaaSの乱立やシャドーIT(会社の管理外で使われているITツール)が課題となりがち。さらに現場と上層部のあいだで意思疎通の距離が広がり、必要とするツールの声が届かなくなることもあります。現場のニーズを最速で具現化する手段としても、バイブコーディングは有効です(森氏)

筆者もアプリを作ってみた。自然言語だけでここまでできる

では、Base44で行うバイブコーディングは、どれほど簡単にアプリができるものなのか。筆者は実際に、森氏とともにアプリを制作してみた。

筆者が制作したのは、企画書の提出日、取材日、記事の初稿提出日など、複数の締切を整理して一目で把握できる”カレンダーアプリ”だ。取材から記事公開までの工程が多く、既存のカレンダーアプリでは管理が難しくなっていたため、記者向けの管理アプリを作ってみることにした。

森氏がまず入力したプロンプトは、「担当記事ごとにステータスを追跡できる、雑誌記事編集者向けの業務管理アプリを作成してください。」という非常にシンプルなものだったが、これだけでアプリの生成が始まった。

「進捗率の表示やグラフなどは特別に指示していなくても、AIが用途を判断して自動的に追加してくれます。カスタマイズも難しくありません。チャットに「ここをこう変更してほしい」と指示するだけです(森氏)

生成されたアプリはブラウザ上で動作するのが基本だが、iPhoneやiPadにインストールすることも可能だ。さらにBase44は、アプリがApp StoreやGoogle Playのガイドラインに準拠しているかを自動でスキャンし、すぐに審査に提出できる状態までパッケージ化することもできる。

こうした管理系アプリは、Base44にとって特に得意分野だ」と森氏は話す。Base44は、データベースやユーザー認証、権限管理といったバックエンド機能を内蔵しており、さらにSlackやGmailといった外部ツールとの接続も数クリックで可能だ。加えて、スマートフォンのGPSを使った位置情報アプリや、カメラ機能を生かしたアプリの開発にも対応する。

手軽さだけではない。企業利用を支える安全性

チャット上の自然言語だけでアプリの制作が始まる手軽さ——。まるで魔法のような体験である。筆者がリクエストしたカレンダーアプリも、森氏に話を聞いている数分で出来上がった。

もっとも、企業で使うとなれば、「作れること」以上に「安全に運用できること」が重要になる。特に、社内の業務情報や顧客情報を扱うアプリであればなおさらだ。

その点、Base44は2025年6月に世界で3億以上のユーザーを抱えるWeb制作プラットフォーム「Wix」の傘下に入り、SOC2やISO27001に準拠したセキュリティ基盤を備える。加えて、SSOや権限管理など、企業利用を想定した機能も実装しており、手軽さと業務利用に必要な安全性の両立を図っているという。

「自然言語が開発言語に」──開発の民主化が始まる可能性

これまでソフトウェア開発の世界では、JavaScriptやPython、TypeScriptなど数多くのプログラミング言語が使われてきた。しかし今後は、その状況自体が大きく変わる可能性がある。

「2026年は、自然言語そのものが広く使われる開発言語のひとつになるでしょう。それくらい、開発が身近なものになっていくと思います」(森氏)

AIの進化によって、これまで専門家が担ってきた作業が、より身近なものになりつつある。森氏は、Base44のような開発環境の登場を「開発の民主化」と表現する。これからの開発は、「どう作るか」「いつ作るか」ではなく、「何を作るか」から始まる時代になるのではないかと、同氏は予測する。

画像提供:Base44
画像提供:Base44

そうした変化は、すでに実際のビジネスにも現れ始めている。最近ではその用途はさらに広がり、いわゆる「一人ユニコーン企業」と呼ばれるような個人が、Base44を使ってサービスを立ち上げる例も、米国市場では出てきているという。

たとえば、「Gift My Book」というサービスの事例を紹介しよう。同サービスは、AIを使ってオリジナルのコメディブックを作れるプラットフォームだ。創業者は当初、Base44を活用してわずか1週間で最初のプロダクトを構築。その後、小規模な広告テストで需要を検証しながら改善を重ね、約3カ月で年間換算100万ドル(約1億5000万円)の売上規模のビジネスへと成長させたという。

大きな資金調達を行うこともなく、チームを組織することもなく、個人がサービスを開発して事業化する——。そうした成功事例が、Base44によっていくつも生まれている。

個人でもサービスを立ち上げる時代。広がるBase44の用途

個人や企業の業務効率化に留まらず、利益を生むプロダクトさえも作れるバイブコーディングだが、日本市場への広がり方については、まだ未知数だ。森氏は「一般の人が毎日のようにアプリを作るわけではない」と前置きしたうえで、「何でも作れると言われても、逆に何を作ればいいのか分からないという人も多いのではないか」と指摘する。

そうした課題があるなかで、Base44はユーザーがAIと相談しながらアプリを改善できる機能も用意している。たとえば「DISCUSS(相談)」という機能では、アプリについてAIに直接質問することが可能だ。

「動画をアップロードして、自動で字幕を生成する機能は追加できるか?」といった質問を入力すると、アプリを編集することなく、実装の可否や方法を回答してくれる。説明書を読むというよりも、AIエージェントと会話する感覚で使える仕組みである。こうしたやり取りを通じて、ユーザーはアプリの改善方法を理解しながら開発を進めていくことができるのだ。

従来、アプリ開発はエンジニアの専門領域とされ、非エンジニアにとってはハードルの高い作業だった。というのも、アプリを公開して使える状態にするには、見た目を作るだけでなく、データの管理やログイン認証、公開後の運用など、複数の工程が必要になるからだ。こうした複雑な仕組みを、ひとつのプラットフォームにまとめたのがBase44である。

身近な業務ツールから新しいビジネスの開発まで

森氏は、同社のCM動画を引き合いに出す。今年の全米最大級のスポーツイベントのCMで放映され話題を呼んだこの動画では、登場人物が予算管理のようなシンプルなアプリを作るところから物語が始まる。周囲は当初、「そんなことができるわけがない」と半信半疑。しかし次第に他の人たちもアプリを作り始め、新しいアイデアが次々と生まれていく——。そんな未来像が描かれている。

「これまで一部の専門家の領域だった開発が、非エンジニアの選択肢になったとき、日本でも身近な小さな用途から使われ始め、徐々に利用が広がっていく可能性は大いにあります。CMのストーリーは、実際にも起こり得るのではないでしょうか。バイブコーディングのように無限の可能性を持つ技術は、プラットフォーム側が使い方を示すのではなく、ユーザーによって形作られていくものだと考えています」(森氏)

AIと対話しながらアプリを形にしていくバイブコーディングは、ソフトウェア開発のハードルを大きく下げる可能性を秘めている。業務改善のための小さなツールから、新しいビジネスの立ち上げまで、その活用範囲は広い。Base44は、そうした動きを後押ししようとしている。

開発が一部の専門家だけの領域ではなくなったとき、企業の働き方やプロダクトの生まれ方もまた、大きく変わっていくのかもしれない。

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