日本代表は28日、エディオンピースウイング広島で開催されるキリンチャレンジカップのベネズエラ戦に向け、スターティングメンバーを発表した。午後7時25分のキックオフを控え、24日のウルグアイ戦からDF瀬古歩夢を除く先発10人を大幅に変更。GK小久保玲央ブライアン、MF中野就斗、MF熊坂光希、MF齋藤俊輔の4人がA代表デビューを飾る。森保一監督が率いるチームは来年1月から2月にかけてのアジア杯を見据え、新たな陣容で国際親善試合に臨む。
GK小久保ら4人がスタメンでA代表デビューへ
昨年11月以来の代表招集となったGK小久保玲央ブライアンが、ベネズエラ戦で待望のA代表デビューを果たす。フィールドプレーヤーでは、DF中野就斗、MF熊坂光希、MF齋藤俊輔の3人が初めてスタメンに名を連ねた。若手や新戦力の抜擢が進む中、森保一監督はチームの層を厚くする狙いがある。国内外でプレーする選手たちが、限られた準備期間の中でどのように連係を高めるのか注目が集まる。
3-4-2-1のシステムと各ポジションの配置
今シリーズで採用されている3-4-2-1の布陣はベネズエラ戦でも継続される。3バックは左からDF瀬古歩夢、DF渡辺剛、DF鈴木淳之介が並ぶ見通しだ。ダブルボランチにはゲームキャプテンを務めるMF鎌田大地と熊坂光希がコンビを組む。ウイングバックは左にMF相馬勇紀、右に中野就斗が入る。シャドーの位置には齋藤俊輔とMF佐藤龍之介が配置され、最前線の1トップにはFW後藤啓介が起用される構成となっている。
FIFAランキング47位のベネズエラとの対戦成績
対戦相手のベネズエラはFIFAランキング47位で、17位の日本代表を追う立場にある。過去の通算対戦成績は1勝3分1敗の五分だが、日本の唯一の勝利は2014年9月9日のキリンチャレンジ杯に遡る。この試合は2対2で引き分けたものの、ベネズエラ側が出場資格のない選手を起用したため没収試合となった経緯がある。実質的な勝利はまだなく、直近の対戦となった2019年11月19日のキリンチャレンジ杯でも1対4で大敗を喫しており、日本にとっては相性の悪さを払拭したい一戦となる。
怪我やコンディション不良でベンチ外となった選手たち
ベンチ入りメンバーの枠は26人に設定されているが、主力の何人かがメンバー外となった。DF安藤智哉は腰痛のためチームに帯同しておらず、DF板倉滉は左足首の負傷により別メニュー調整が続いていたため外れている。さらに、前回のウルグアイ戦でゴールを記録したMF松木玖生とFW塩貝健人も今回はベンチ外となった。負傷者の状況やコンディション管理を優先した結果であり、限られたメンバー構成で総力を結集する。
来年のアジア杯に向けた新戦力の飛躍に期待
来年1月から2月にかけて開催されるアジア杯を見据えた今回のシリーズは、チームの底上げを図る重要な機会となる。ウルグアイ戦での劇的勝利の勢いをそのままに、ベネズエラ戦では初先発組や若手選手たちがどのようなパフォーマンスを発揮するかが試される。試合巧者のベネズエラを相手に持ち味を発揮し、選手層に厚みを持たせることができるか。アジア杯本番へ向けて、チームの総合力が再び問われる一戦がまもなく始まる。