テイラー・スウィフトは、9月27日にロサンゼルスで開催された2026年MTVビデオ・ミュージック・アワード(VMAs)の会場であるピーコック・シアターにて、自身の最新シングル「Patient Zero」のミュージックビデオを初公開した。この楽曲は、2025年にリリースされたアルバム『The Life of a Showgirl』のデラックス版である『The Life of a Showgirl: The Encore』に収録されている4つの新曲のうちの一つである。
VMAsでの初公開と受賞
スウィフトは、同授賞式において新設された「アーティスト・ディレクター・オナーズ(Artist Director Honors)」を受賞した。この賞は、アーティストが自身の楽曲を映像作品としてどのように表現するかに大きな役割を果たしていることを評価するものであり、スウィフトは監督としても高く評価されている。今回の「患者ゼロ」のミュージックビデオにおいても、彼女自身が監督を務めた。
同夜、スウィフトは「The Fate of Ophelia」で「ビデオ・オブ・ザ・イヤー」を受賞し、VMAs史上最も多くの賞を獲得したアーティストとなった。
ミュージックビデオの物語と出演者
ミュージックビデオには、スウィフトの友人で俳優のダコタ・ジョンソン、コリン・ファレル、カーラ・デルヴィーニュが出演している。物語は雪の降る墓地でジョンソンが墓前に立つ場面から始まり、その背後にスウィフトが現れる。
映像では、ジョンソンが演じる妻が、ファレル演じる裕福な実業家の夫から支配やガスライティングを受ける様子が描かれる。スウィフトはファレルの前妻である令嬢役を演じ、物語の終盤で彼女がファレルによって殺害されていたことが明らかになる。デルヴィーニュは、ジョンソンのキャラクターが夫の浮気相手ではないかと疑う「情熱的な女性」役としてカメオ出演している。
スウィフトはSNSを通じ、今回の作品について「ゴシック・ホラー、真の犯罪、心理スリラー」といったジャンルを融合させることを意図したと説明した。
楽曲の背景とアルバム
「Patient Zero」は、9月25日にリリースされた『The Life of a Showgirl: The Encore』に収録された楽曲である。同アルバムには他にも「Cleveland!」、「Pink Clouding」、「Babylon」といった楽曲が含まれている。「Cleveland!」は、スウィフトの夫であるトラヴィス・ケルシーの出身地にちなんだ楽曲である。

スウィフトとジョンソンは以前から親交があり、今回が初めての共演となった。ジョンソンはインタビューに対し、友人との制作活動は非常に楽しかったと語っている。このミュージックビデオは、現在Spotify、Apple Music、Amazon Musicなどのプラットフォームで視聴可能となっている。