フィラデルフィア・76ersとフィラデルフィア・フライヤーズは、サウスフィラデルフィアにある旧スペクトラム(The Spectrum)の跡地に建設予定の新アリーナの外観デザインを公開しました。この施設は、両チームおよびフィラデルフィアのWNBA拡張チームのホームとなり、2030年春のオープンを予定しています。
旧スペクトラムへのオマージュを込めたデザイン
新アリーナのデザインは、1967年から1996年まで76ersとフライヤーズが使用していたスペクトラムの形状からインスピレーションを得ています。外観の特徴は、積み重ねられたカンチレバー(片持ち梁)状の「バンド」であり、現代的な視点から再構築された大胆なプロフィールが、サウスフィラデルフィアの新たなランドマークになるとされています。
また、アリーナの入り口にはフィラデルフィア美術館の階段を彷彿とさせる幅広の階段が設置され、周囲には0.5エーカー以上のプラザや集いの場が整備される計画です。設計はPopulousとMoody Nolanが担当し、建設はTurnerとAECOM Huntの共同事業体が行います。
完全民間資金による経済効果
このプロジェクトは、フィラデルフィア市史上最大の完全民間資金によるプロジェクトになるとされており、約15,000人の雇用創出と、今後10年間で約60億ドルの経済活動をもたらすと期待されています。また、数億ドルの新たな税収がフィラデルフィア市および市教育局に直接もたらされる見込みです。
運営体制と今後の展開
アリーナの所有権は、76ersを所有するHarris Blitzer Sports & Entertainment(HBSE)と、フライヤーズおよびXfinity Mobile Arenaを所有するComcast Spectacorが50%ずつ出資して保有します。命名権はComcast Spectacorが所有し、正式な名称は後日発表されます。飲食提供はLevyが担当することが決定しています。

建設地は、1996年にスペクトラムに代わって建てられたXfinity Mobile Arenaの隣に位置します。また、Comcast Spectacorはフィリーズと提携し、アリーナ周辺の不動産開発にも関与しています。